2021-11-28 09:17 | カテゴリ:勉強や投資情報
オミクロンショックが世界を駆け巡った、金曜日ナイトの世界市況
オミクロンショック世界市況

震源地の南アフリカ、たった-2.75%ですか・・・
アメリカ市場は金曜日は半日で引けた後にヤバイ急落が来ています。
しかもその時日経先物もオーバーシュートで売られ、27520円・・・金曜日の朝からたった1昼夜で約2000円下がってますけど・・・
このままだと月曜日は約1000円GDするブラックマンデーおはぎゃー地獄確定です。

今回は塩漬けマンは神回避出来ず、ショートも出来ず、ロングポジパンという一番最悪なポジションを取っています。
しかし終わった事を悔やんでもミスが取り戻せる訳ではありません。
月曜日にどうするのかを考えなければいけません。

ここからはこのブログの読者には耳にタコが出来るぐらい聞かされている事でしょうが、大事な事なので再度以下の注意点を心に止めて読んでください。
騰落を100%当てる事は不可能・・・それが出来ると有料で市況や個別銘柄の騰落を予想している人は詐欺師(合法・違法問わず)です
・従って投資家が出来るのはたった二つだけ。努力によって1%でもエッジを上げる事リスク管理のみ

自己責任で投資をするためには自分で考えて納得のいく投資行動を取る必要があります。
ですので、塩漬けマンの考えや月曜日どうしようかを書きますが、真似はしないで下さい。

まず、肝心のオミクロン株について様々な情報が出ています。
コロナショック以降、コロナやワクチンに関するありとあらゆるデマが拡散されたのを目の当たりにしており、信じられる情報を精査するのは不可能です。
ただ、専門医が客観的に情報提供しているなって思ったのは以下です。
南アフリカから見つかった新規変異株「オミクロン株」 現時点で分かっていること
結局感染力が強そうだって事以外はよく分からないです。

次に今時点での市場の反応は絶望的だという事。
しかし、日本市場は日本時間にあれだけ下がったのに、全く織り込めておらず、さらにアメリカ時間で先物が下がって、既に二日分暴落しています。
GDからの寄り底・・・とロングポジションしか持っていない塩漬けマンはバイアスが掛かっているので考えてしまいます。

過去コロナが広がれば広がる程株は上げてきました。
それは金融緩和をしていたからです。当時と今では状況が違うのでまとめてみます。

■コロナショック
・コロナの全容が分からず未知の恐怖
金融緩和をすればするほど暴落した
■コロナショック底打ち後
・コロナの全容が分かってきて既知の恐怖
金融緩和中
コロナが広がれば広がる程株価は上げた
・ワクチンへの期待
ワクチン完成で暴落するもワクチンが広がり景気回復で株価上昇
■オミクロンショック
・コロナの全容は分かっておりオミクロンも予想の範囲内?で既知の恐怖
テーパリング中
初動では株価は大暴落、今後は?
・既存ワクチンが効くかは2週間で判明、効かなくてもオミクロン対応ワクチンは100日前後で完成という期待
・治療薬完成まで後少しという期待

現在の株価上昇がコロナが収束する未来を先取りしていたとしたら、それが先伸ばしになる分、株価は下がると考えるのが普通です。
さらに、最悪なのがテーパリング中・・・コロナが広がれば広がる程株価が上げてきたのは金融緩和という状況下だったからです。
ですので株価がリバるには以下の二つが必要です。
・オミクロンの特性がハッキリし今まで通りの対応で経済活動を止めずに対応が可能
・治療薬の完成・普及

今となってはワクチンが期待していた程役に立たない事が分かりましたが、完成前は「ワクチンが出来れば大丈夫だ」という心理的な期待は株価を上げるのに役立ちましたし、ワクチンは重症化を押さえると言う最低限の役割は果たしています。
今はその株価を支える期待になりえるのはコロナ治療薬です。
コロナ治療薬が広まれば「ただの強いインフル程度になる?」という期待(実際どうなるかは不明)が株価を支えます。

株価は未知の恐怖で下がり、期待で上がる

オミクロンショック初日は、まだ未知の部分が多くテーパリングで金融政策の支援がないという事で株価は大きく下がりました。
オミクロンが感染力が強いだけで今までのコロナとそう大差ないと分かってくると、未知の恐怖ではなくなる事でショック的な下げはなくなると思いますが、凄い変異をしてて重症度が高いとかだと話は違ってきます。

今後の予想される状況ですが、土日で世界で続々オミクロン株が発見されているように、日本含めてあらゆる国で発見報告が相次ぎ、それによりニューヨークのように非常事態宣言が発令されると、株価にかなり悪影響となります。
それがなくても欧州は最悪の状況でロックダウンをしているのに・・・
しかし各国中銀がテーパリングや利上げを中止し再び金融緩和をするかもしれない(又は口先介入だけでも)という株価にかなり好材料が不意に出る可能性があります。
また、今まであまり株価に影響なかった治療薬の続報が今後は大きな好材料となります。

さて、状況が整理出来た所で、塩漬けマンのロングのみという最悪のポジションとなっている状態でここから出来る事は以下となります。
①ショート
②マネゲで凌ぐ
③何もしない
④買い増し
⑤ノーポジ


まず①ショートも全然ありです。
今が暴落の初動かもしれません。
しかし塩漬けマンはここからやる可能性は低いです。
パウエルがテーパリング中止・減速やそれを類推される口先介入をしただけで軽く日経・ダウ共に急騰するので、運次第でここからのショートは即死します。
パウエルはトランプがイエレンが嫌いだから首にして従順そうな元銀行家・弁護士で真面目そうだからと選んだら、トランプの口撃・圧力などどこ吹く風で真面目に利上げを淡々と実施して2018年ブラッククリスマス大暴落を引き起こした戦犯ですが、そこで市場との対話の重要性を学んだようで、以後パーフェクトに市場との対話をこなしています。
更にコロナショックでは世界に先駆けて大胆な金融緩和を実施し、トランプを感嘆させただけでなく、次々とサプライズで常識外の金融緩和を実行し、当時はコロナの未知の恐怖が勝ち、金融緩和関係なく株価は大暴落したけれども、その後のコロナバブルと言われる程の株価上昇と経済復活を成し遂げました。
しかも現在アメリカの財務長官はFRB元議長イエレン・・・この二人のコンビネーションは完璧で相互補完してくるでしょう。
既にコロナは既知で恐怖ではない状況でパウエルがハト派姿勢を見せると株価にとっては素直に好材料になると思います。
トランプ(人災)とコロナ(天災)両方を乗り越えたパウエルは世界最高の中銀総裁です。
奴がサプライズで動く可能性がある以上ショートは危険です。
え?黒田・岸田?誰それ、空気でしょ。奴らに何も期待してはいけない。

②マネゲで凌ぐですが、かつてコロナショックでマネゲった銘柄に一つも乗れなかったへぼ投機家の塩漬けマンではかなり難しいです。
金曜日も以下の銘柄が動いてるの早く知ってたのに買えませんでした。

しかし、日々投機をしている投機家に取ってこういう時は金儲けをする最大のチャンスで、理由はこじつけで何でも良くて、とにかく値動きが良いマネゲ銘柄に投機家が殺到すると思います。

一応塩漬けマンも自称投機家なので当たらない予想をすると、大抵アメリカ市場に追随するので、ワクチン関連(ファイザー+6%、モデルナ+20%)・巣篭り関連(Netflix、フィットネス機器、ズーム)等が上げており、これらの中からコロナ禍で実際に業績を上げた銘柄に投機家が群がる可能性があります。
20211127SP500.jpg

とりあえずコロナショック初期マネゲ銘柄で有名で大きく動いたのは以下の通り。
川本・中京・ダイトウボウ・アゼアス・エアーテック・PSS・星医療・興研・重松・アビオニクス・オーミケンシ・大木ヘルスケア・昭和化学・シキボウ
後期はとにかく医療廃棄物と注射器関連がやたら上がってました。
それぞれが何をやっているかはマネゲなので関係なく、むしろ常識的投資家が絶対買えないような「これ買ってる人馬鹿でしょ」っての程逆に上がるので時価総額・信用買残とかの需給と人気と雰囲気だけ見て下さい。
既に金曜日動いたのは現在の投機家の注目度が高い銘柄となります。
以下はコロナショック初期マネゲで動いた銘柄が大体載っているのですが、漏れやアホらしくて追加してない銘柄や、今では動くはずない銘柄(テラ・テノ等)が入ってたり、新しいけど大事な銘柄(レナサイエンス等)が入っていないのでそこは注意して下さい。
20211127パンデミック

アメリカでも動いていたので一番動きそうなコロナワクチン関連はアンジェスはそもそもダメそうで、塩野義・第一三共とかの大型しかないので、新しいコロナ治療薬関連の小型で金曜日に別の材料を出してPTSも上がっていたレナサイエンスが注目度も高く分かりやすいので面白そうです。

マネゲでなく実際に業績を上げた系を投資で狙うなら、以下の感じかなぁ・・・まぁ今更上がるかは分かりませんが。
検査・ワクチン接種関連(ミズホメディ、MRT等)・アウトドア(釣り、自転車、キャンプ、ゴルフ等)・スーパーマーケット・ホームセンター、動画系(Jストリーム、サイバーエージェント、USEN等)

③何もしない・・・多分これがベストだと思います。
※ポジパンの塩漬けマンだから。ノーポジだったら多分様子を見ながら買って行くと思います。
※流石にコロナに関係ないマネゲ銘柄は売ると思いますが好業績銘柄は売らなくてもいいんじゃないかなって楽観的です。

④買い増し・・・ルールを破ってレバレッジを掛けて買い増す勝負に出るのか・・・分からない状況でそのリスクは取れないです。やるならコロナに関係ないマネゲ銘柄とアフターコロナを売って空いた余力で好業績銘柄に買い替えたいです。

⑤ノーポジ・・・あまりやりたくなく、結局今持ってる銘柄の多くは売っても買い戻すんだからだったら、リスク管理で乗り切った方がいいような気がするのです。オミクロンが以下の場合はおそらくノーポジが正解となりますが、
・感染力は過去一ヤバイ
・重症度が高い
・既存ワクチンが効かない

そうであったとしても100日前後でオミクロン対応ワクチンが出来るし、コロナ治療薬も出来る状況下で初期のコロナショックのような歴史的大暴落になる可能性は低いかなって思います。
ただ、テーパリング下というのと上げ過ぎだった反動安(※日本はそんな上げてないけど)で相当下がる事は覚悟してリスク管理は厳格にしないといけません。

↓コメントはツイッターからどうぞ ※忙しいと申し訳ありませんが、コメント返信出来ない事があります。
ツイッターアイコン1

↓応援クリックをして頂けたら感謝です。


↓まとめサイト(情報整理・速報等何でも)
情報の塩漬け部屋ロゴ4

↓拍手には特に意味はないのですが、ブログ内容の良し悪しパロメータとして使っています(´・ω・`)閑散期なのでマネゲも起きにくいので、決算セカンダリーを引き続き頑張りたいです。