2023-05-14 16:05 | カテゴリ:勉強や投資情報
テンバガー銘柄の探し方を思いついた時に徒然なるままにメモっておこうと思います。
っていうのも他のブログやYouTube動画で同じようなタイトルのが沢山あるけど内容がいかがわしい(主観)にも関わらずかなりの視聴数なので、私の主観ですけどちゃんとしたのをまとめたいと思ったからです。
ですので公開時が完成ではなく、日々アップデートしていくのでタイトルに【随時更新】と書いています。
内容が成熟したらYouTubeでまとめ動画を作ろうかなと思います。

①時価総額・・・低時価総額
②業績・・・ファンダ(グロース)・ビジネスモデル
③市場規模
④優位性・・・先駆者利益・参入障壁・技術力・価格交渉力
⑤カタリスト・・・モメンタム
⑥握力=利確・・・市況・短期需給・テクニカルに左右されない、しかし利確が一番大事

①時価総額
時価総額1000億の銘柄がテンバガーするためには時価総額1兆円が必要であり実質そのような銘柄を探すのは難しいですしあったとしたら既に何十年も先の利益を織り込んだぐらい超絶割高です。
出来れば時価総額100億以下が望ましいですが現実的には200億以下になり、今の業績は振るわなくても将来業績が一変する銘柄を見出さなければいけません。
このため今は見向きもされていない究極クソ株の決算もしっかり見ないといけません。
なぜなら究極クソ株(=低時価総額)の復活やビックチェンジがテンバガーの近道だからです。
(例)
【買収で復活】そーせい・・・倒産しそうな状況から鬼増資で資金調達して英ヘプタレス・セラピューティクスを買収
2015年株価約800円→高値6545円 ※上場来安値は2008年の22円
【ビックチェンジで復活】ウエストHD・・・住宅会社からFITの波に乗り太陽光発電会社へ
2011年株価約100円→高値6940円 ※上場来安値は2008年の13円
【買収で復活】Abalance・・・週刊誌に裏口上場や反社と書かれる程の究極クソ株から太陽光発電パネル製作のベトナムVSUN社を買収
2020年10月株価約300円→高値13370円 ※上場来安値は2011年の23円

②業績
短期間でテンバガーを目指す銘柄は当然グロースとなります。
具体的にどのような数字かと言うと、
【投資期:売上成長率】50%以上
※赤字なら40%ルールが50を超える売上成長率である事
【投資期:営業利益率】不問(赤字上等)だが将来なくなる経費を引いた営業利益率が20%を超えている事
※例えば広告宣伝費やシステム開発費は将来なくなる経費
【収穫期:売上成長率】30%以上
※30%以上でも成長率鈍化していない事
【収穫期:営業利益率】30%以上

※買収で一時だけ売上が増えるのは成長ではなく除外しないといけないので注意
※減価償却が多い業務内容の場合は営業利益ではなくEBITDAを見る事
上記は赤字グロース株を評価する指標40%ルール(売上成長率+営業利益率)を超える水準を目指しているものとなります
上記に加えてPSR(時価総額 ÷ 売上高)は低ければ低い程良いです。目安として5倍以内
そしてテンバガーを目指すには収穫期に入った銘柄を買っても遅いですが、万が一上記の数字を満たした上に時価総額が100億以内ならチャンスとなります。
通常は投資期から買っていないといけませんが、残念ながら既に有望な銘柄は時価総額が1000億円を超えており投資期ですら買うのが遅すぎる事となります。
また創立間もない企業は初期バフで急成長するため大したことがない普通の企業(特にIT系)でも凄い数字になる事があり、このような銘柄を買ってもテンバガーは無理です。
それを見抜くために必要になるのがビジネスモデルです。
継続的に成長する事業内容でストック型(収益積み上げ)もしくはプラットフォーム事業(仕組みを作ればほっといても金が入る)をしている事が大事です。
ここで気を付けないといけないのは、投資家のイメージするストックと企業の主張するストックは隔たりがあるという事です。
企業は保守や将来なくなる可能性のある売上までストック型と言い張り投資家を惑わせてきます
投資家のイメージするストックとは将来営業利益率が高くなる売上の事であり、保守は営業利益率が低いどころか下手したら赤字という事もあるためいくら保守売上が多くても意味がないです。
またストックと言うからには数年間は継続する売上の必要があり、サービスであれば解約率の低さが重要となります。
※ストックもどきの例としてはアライドアーキが海外事業のストック型売上の成長で株価が上がっていたのに簡単に顧客が離れてしまうサービスであった事が判明して大暴落となりました。
アライドアーキのストック売上はどうなの

ストック型やプラットフォーム事業以外では日本中で話題になるサービスや商品で業績が異常に上がっている銘柄である必要がありますが、流行る前に買って流行のピークで速やかに利確しないといけません。
(例)
【いきなりステーキ人気】ペッパー・・・立食いステーキという新業態で大人気からブーム終了
2017年株価約600円→高値8230円→2023年5月174円 ※上場来安値は2008年の54円

他には急激な株価上昇でテンバガーは無理でも非常に長い期間が掛っても良い場合は売上成長率20%前後、営業利益率20%前後を継続出来る企業の初動時(低時価総額時)に買えば長期間でテンバガーの可能性があります。

③市場規模
独占企業でない限り他社と市場の奪い合いになるため市場規模の大きさは大事です。
逆に市場規模が小さいならニッチトップ企業である事が必要ですが、日本の製造業には世界No1企業が沢山ありますがすべからく業績の伸びも株価も頭打ちとなっておりテンバガーは狙いにくいです。

④優位性
先駆者利益・・・他社よりも早くやるというのはシェア拡大において一番大事
参入障壁・・・競合他社が少なければ市場シェアが高くなる
技術力・・・他社に真似出来ない技術や特許がある方が良い
価格交渉力・・・シェアを独占した後やインフレした時に自由に値上げ出来なければ利益は出ない

⑤カタリスト
カタリストが大きければ大きい程バブルとなり業績を無視してテンバガーを狙える可能性が上がります。
こういうのをマネゲ・投機と言いますが、そういう真実を伝えたくない人はモメンタムと言ったりします。
カタリストの大きな材料は時代によって変わりますので、その時々の最新トレンドに乗る必要があります。
今なら組成AIや宇宙
カタリストの中身は重要で、例えば有名なインフルエンサーが買ったからというカタリストにはファンダメンタルズの裏付けがないし、その人が売ったら大暴落(アースインフィニティ有料Discordで月3万払っていた人ですら売り抜け宣言か判別できないレベルの呟きからたった5分後には特売りとなっておりホルダーは逃げれなかった)するので、株価の騰落が他人の動向に100%影響するカタリストは投機で一番大事な売り時が自分で判別できず優位性がないので100%投機で乗る覚悟とリスク管理が必要になり、投資家を目指すなら乗ってはいけません。
尚、私は投機家なのでチャンスがあるなら乗ります。

⑥握力=利確
握力と利確という矛盾する問題をいかに解決するかが大事です。
握力を発揮してせっかくテンバガーを掴んでも利確出来ずに逆テンバガーになってしまっては意味がないです。
・握力・・・株価は市況や短期需給で大きく動きます。特に利上げでのバリュー優位市況になるとグロースは常軌を逸して売られます。グロース株は上げまくる代わりに下げまくる(=ボラティリティが高い)という特質があり、成長が鈍化するまでは握り続ける握力が必要となります。
特にテクニカルは一切見てはいけません。テンバガー銘柄の初動は大抵激しく動く物でありテクニカルを見て初動で売ってしまって買い戻せないとただの馬鹿です。
・利確・・・割高水準まで上がったグロース株は成長率鈍化で驚異的に暴落しますので確実に利確しなければいけません。しかも再び凄い成長路線に戻らない限り二度と高値に戻る事はありません。例え成長し続けていても成長率鈍化で株価は下がり続けるので注意が必要です。
(例)毎年増収している優良成長株に見えるが、成長率を見ると毎年鈍化している。話題になり割高まで上がり過ぎた銘柄は年毎でなくQonQでこのチェックが必要
HENNGE年毎は成長しているが成長率鈍化2

※今後の予定
・上記の文言の修正や精度を高める
エムスリー、日本ライフライン等の例を分析して具体例を追加する

↓コメントはツイッターからどうぞ ※忙しいと申し訳ありませんが、コメント返信出来ない事があります。
ツイッターアイコン1

↓応援クリックをして頂けたら感謝です。


↓まとめサイト(情報整理・速報等何でも)
情報の塩漬け部屋ロゴ4

↓拍手には特に意味はないのですが、ブログ内容の良し悪しパロメータとして使っています(´・ω・`)
2023-04-22 08:53 | カテゴリ:勉強や投資情報
2件のIPOがあります。
※スタジアムは上場中止

※数値の参考は96ut.com

■4月25日 (火)

[7330] : レオス・キャピタルワークス
市場:東G (証券、商品先物取引業)
事業内容:投資信託の設定、運用ならびに販売業務・投資一任契約に基づく投資顧問業務
公募株式数:総計:3,217,400株(公募:357,700株 / 売出:2,859,700株)売出株式比率:88.9%
公開価格:1,300円(-7.1%)
吸収金額:48.1億円(-3.7億円)
時価総額:160億円(-12億円)
ロックアップ:ほぼ全員に解除条項なしの180日
SO:538,500株
【塩漬け評】
有名な「ひふみ投信」を運用する。
2018年上場中止でリベンジ。
2022年3月期は凄い成長をしているのですが、2023年3月期予想がたった+2.1%の上に17%減益・・・PERも15倍と同業他社と比べて割高・・・
20230421レオス業績予想
不人気セクター&中型で早く寄れば知名度とロックアップ完璧の需給でデイや一泊二日のマネゲワンチャン。

■4月26日 (水)

[5572] : Ridge-i
市場:東G (情報・通信業)
事業内容:AI・ディープラーニング技術のコンサルティング及び開発、共同事業、ライセンス、保守モデル、自社開発等によるプロダクトの提供、人工衛星データを活用したAI解析ソリューションの提供
公募株式数:総計:591,000株(公募:330,000株 / 売出:261,000株)売出株式比率:44.2%
公開価格:1,750円
吸収金額:11.8億円
時価総額:66.3億円
ロックアップ:VC系10%程度が1.5倍解除で残りは180日
SO:156,850株
【塩漬け評】
出たー!今流行のAI企業!でも生成系AIではなくマルチモーダルAI(複数のAIを組み合わせて従来出来なかった課題を解決)をコア技術とするコンサルや開発のAI企業。
業務内容的には人工衛星データAI解析とかは宇宙関連が連想されます。
AIライセンス事業がストック型だけど売上比率たった3%なのでほぼフロー収益です。
2023年7月期予想:売上10億(+3.3%) 経常利益1.6億(+47%) PER53倍
2022年は大型プロジェクトのおかげで売上が爆増&黒転した年で、2023年は大型プロジェクトがなく成長一服だけどコストを改善して利益を増やしています。
尚、売上の50%が三菱商事なのは三菱商事経由の仕事って事かな?それとも三菱商事が顧客?受託案件終了でいきなり売上激減するって事はないよね?
って感じでフロー収益なので業績が安定しないので注意が必要です。
公募なら勿論ありだけど、人気で3倍ぐらいで寄るでしょうから後はもう雰囲気と運と勇気が試されるマネゲ。
なんと公募価格でもPER53倍、PSR6.6倍と割高ですから・・・

↓コメントはツイッターからどうぞ ※忙しいと申し訳ありませんが、コメント返信出来ない事があります。
ツイッターアイコン1

↓応援クリックをして頂けたら感謝です。


↓まとめサイト(情報整理・速報等何でも)
情報の塩漬け部屋ロゴ4

↓拍手には特に意味はないのですが、ブログ内容の良し悪しパロメータとして使っています(´・ω・`)
2023-04-15 08:54 | カテゴリ:勉強や投資情報
来週は4件のIPOがあります。
Arentのように何がマネゲ化するか分からないので最低限どういうIPOがあるのか知っておいた方がいいです。

※数値の参考は96ut.com

■4月18日 (火)

[5570] : ジェノバ
市場:東G (情報・通信業)
事業内容:GNSS補正情報配信サービス等
公募株式数:総計:800,000株(公募:800,000株 / 売出:0株)売出株式比率:0.0%
公開価格:470円
吸収金額:4.32億円
時価総額:66.7億円
ロックアップ:ほぼ全員に90日or1.5倍解除
SO:1,945,000株
【塩漬け評】
位置情報を提供するサービスで、ドローン・IT農業・測量・土地調査・航空測量等に使用されます。
売上は定額制又は従量制があり、多分ストック型ビジネスモデルと言っていいのではないでしょうか。
2023年9月期予想:売上12.3億(+5.8%) 営業利益6.3億(+5.8%) 営業利益率51% PER15倍
営業利益率凄いですね。ただし売上の成長が微増なので凄く需要のあるビジネスではなさそうです。
時宜に適したサービスなので低く寄ればありだけど、既存株主全員売り抜けたそうな1.5倍ロックアップ解除というのが気になります。
というのも、社長の河野さん第7位株主、専務の戸上さん第6位株主(専務の方が社長より株持ってる)、苗字が同じ謎の南さん二人で34%(第1位・2位株主)を持ってるって株主構成は謎ですね。
「当社の主要株主である南安子・南尚子の両氏においては、今後についても継続保有する旨の意向を確認しております」って、だったら1.5倍解除なしで180日じゃない理由は何なのかと・・・
これだけ売りたそうな大株主構成なのに、売出0なんですよ・・・小型だから初値高騰するのを見越して上場後に売り抜けようとする邪悪な意志を感じるのは私だけでしょうか。
小型なのでマネゲるかもしれないけど、当然1.5倍以上で寄るので大株主売りが気になります。

■4月19日 (水)

[5571] : エキサイトホールディングス
市場:東S (情報・通信業)
事業内容:プラットフォーム事業、ブロードバンド事業、SaaS・DX事業等を営むグループ会社の経営管理およびそれに附帯または関連する業務
公募株式数:総計:900,000株(公募:900,000株 / 売出:0株)売出株式比率:0.0%
公開価格:1,340円
吸収金額:13.8億円
時価総額:64.2億円
ロックアップ:VC以外は解除条項なしの180日、1.5倍解除のVCも8%程度なので気にならない
SO:338,600株
【塩漬け評】
有名なエキサイトの再上場案件。名前だけは聞いた事あるけど、何の会社か分からない会社。
プラットフォーム事業(ポータルサイトのサービスや広告やD2C等)とブロードバンド事業(ISPや格安SIM等)の売上比率はほぼ半々。
SaaS・DX事業は売上比率が少なく約6億円。
2023年3月期予想:売上75億(+5.3%) 営業利益6.1億(+54.5%) 営業利益率8.1% PER11.7倍
やはり、ビジネスモデルが普通なのか営業利益率が低く、成長率も高くない。
営業利益が倍増してるのは売上は微増、経費(外注・人件費・広告)を減らす等の経営努力の相乗効果って感じで上場で数字を良くするために頑張った感が・・・そこまで頑張っても営業利益率8%は低すぎ。
ただしその分割安PER11.7倍設定
マネゲ化要素はネームバリューだけだけど、早く寄れば割安感が保たれるので良いかも。

■4月20日 (木)

[4040] : 南海化学
市場:東S (化学)
事業内容:化学工業薬品、農薬、医薬部外品及び食品添加物の製造・販売、産業廃棄物の収集、運搬及び中間処理に関する事業、並びに、塩の製造、加工、販売に関する事業
公募株式数:総計:626,300株(公募:600,000株 / 売出:26,300株)売出株式比率:4.2%
公開価格:1,740円
吸収金額:12.5億円
時価総額:40.5億円
ロックアップ:全員に解除条項なしの180日ロックアップ
SO:77,500株
【塩漬け評】
普段なら見向きもされない地味系製造業だけど、バリュー優位市況+そういう地味化学系が上昇中(伊勢化学・神戸天然物化学等)の市況ではむしろ狙い目。
2022年3月期実績:売上174億(+5.9%) 営業利益7.3億(+1.2%) 営業利益率4% PER4.8倍 配当利回り0.8%
2023年予想が不明なのですが、2022年実績までの数字は厳しい!
今好決算で株価上がってる化学系は
伊勢化学:売上成長13%、営業利益率15%、配当利回り2.7%
神戸天然物化学:売上成長11%、営業利益率22%、配当利回り1.7%
と数字が全然違うので比べてはだめ。
PER4.8倍の割安だけしか買える要素はないけど小型の部類で初値高くなると割安感はなくなる。

■4月21日 (金)

[5838] : 楽天銀行
市場:東P (銀行業)
事業内容:インターネット銀行
公募株式数:総計:59,506,800株(公募:5,555,500株 / 売出:53,951,300株)売出株式比率:90.7%
公開価格:1,400円(-22.0%)
吸収金額:895億円(-252億円)
時価総額:2380億円(-671億円)
ロックアップ:全株楽天グループ保有で売出し(32%)てるので当然解除条項なしの180日
SO:0株
【塩漬け評】
先んじて上場したネット銀行の住信SBIネット銀行が初値は公募ギリギリで三日間公募ラインで揉んで四日後から上げまくってる事から、俄然注目が集まっています。
しかしながら想定価格より22%もディスカウントの公募価格となったため割安感が出ています。
2023年3月期予想:計上収益1200億(+13%) 経常利益377億(+35%) 利益率31% PER8.6倍 無配
尚、以下が住信SBIネット銀行の数字です。
2023年3月期予想:計上収益未予想 経常利益290億(+24%) 利益率27%※前期 PER12倍 配当未定
他の地銀と比べると割高ですが、住信SBIネット銀行と比べると割安です。
この不人気ぶりだと公募でいくらでも買えたでしょうから、欲しい人は公募で買ってるのでセカンダリーから買いが入るかは不明ですが、住信SBIネット銀行のように数日揉んだ後に上がり始めるかもしれません。
が・・・基本的に地銀と比べたら割高でセカンダリーで買う資金が入るかは不明で上場ゴールの可能性もあります。
住信が買われているのは配当未定なのに高配当と誤表示されているから?という可能性も微レ存(まぁそんなはずはないと思うけど)なので、その場合楽天は多分無配なので住信と比べてはいけません

↓コメントはツイッターからどうぞ ※忙しいと申し訳ありませんが、コメント返信出来ない事があります。
ツイッターアイコン1

↓応援クリックをして頂けたら感謝です。


↓まとめサイト(情報整理・速報等何でも)
情報の塩漬け部屋ロゴ4

↓拍手には特に意味はないのですが、ブログ内容の良し悪しパロメータとして使っています(´・ω・`)
2023-03-26 08:48 | カテゴリ:勉強や投資情報
春のIPOラッシュ後半戦です。

3月27日(月) 1社 カバー特集
3月28日(火) 3社 ←前回
3月29日(水) 2社 ←前回
3月30日(木) 2社 ←今回
3月31日(金) 3社 ←今回


※数値の参考は96ut.com

■3月30日 (水)

[9345] : ビズメイツ
市場:東G (サービス業)
事業内容:オンラインビジネス英会話「Bizmates」等を提供するランゲージソリューション事業及び外国人ITエンジニアにフォーカスした人材紹介サービス等を行うタレントソリューション事業
公募株式数:総計:420,000株(公募:200,000株 / 売出:220,000株)売出株式比率:52.4%
公開価格:3,250円
吸収金額:15.6億円
時価総額:51.3億円
ロックアップ:ほぼ全員に解除条項なしの180日
SO:22,500株
【塩漬け評】
人材派遣は3.6%だけなのでほぼほぼオンライン語学スクールだけの事業と見ていい。
日本人が英語を学ぶだけでなく、外国人が日本語を学ぶサービスもあり、両方ともビジネス会話に特化しているのが他社と異なる特色。そのため語学力だけでなくコミュ力・リーダーシップ・人間性・ダイバーシティ等も総合的に高める語学スクールが特徴。
2023年12月期予想:売上33.5億(+18.3%) 経常利益3.4億(+3.7%) 経利率10% PER21倍
月額13200円(1レッスン25分425円)~20790円(1レッスン25分320円) ※毎日

オンライン英会話ならレアジョブと比べないとですよね。
レアジョブ
2023年3月期予想:売上68億(+21%) 営業利益2.3億(-21%%) 営利率3.3% PER38.9倍
月額4980円(1レッスン623円月8回)~21480円(1レッスン100分173円毎日)

ビズメイツは経常利益、レアジョブは営業利益なので注意
↓尚、プログリットの数字はこれ
2023年8月期予想:売上25.6億(+13%) 営業利益3.3億(+1.8%) 営利率13% PER33.5倍
二か月34万~六か月97万 ※入会金以外全額返金保証

レッスン単価はレアジョブより高い分利益率が良いです。
三つを比べると数字が一番良いのでPER35倍(株価換算で5369円)ぐらいまでは投資的に買えるかも。
中型で早く寄ればマネゲ的にも面白いかも。

[5257] : ノバシステム
市場:東S (情報・通信業)
事業内容:金融・保険業界向けを中心としたシステムインテグレーション事業、クラウドサービスの提供
公募株式数:総計:350,000株(公募:150,000株 / 売出:200,000株)売出株式比率:57.1%
公開価格:1,700円
吸収金額:6.84億円
時価総額:22.9億円
ロックアップ:ほぼ全員に解除条項なしの180日(3.94%持ってる個人だけ掛かってない)
SO:19,800株
【塩漬け評】
よくあるシステムインテグレーター。サブスクでセルフオーダーシステムと受付システムをやってるけど売上に占める割合は微々たるものなので無視していい。
2023年12月期予想:売上52億(+13.6%) 営業利益4.2億(+27.4%) 営利率8% PER8.5倍 無配
システムインテグレーター銘柄は会社の業績で株価が地を這ってるか、空高く舞い上がってるか天と地。
数字的には全部普通だけど結構配当を出してる会社が多いので無配は印象が悪い。
尚、元SEとしてはシステムインテグレーター銘柄を買うなら最低ラインは売上成長+20%、営業利益率20%、PER15倍以下なので私は投資的視点では買えない。
投機的視点ならこの低時価総額は魅力的だけど、それ故に初値は暴騰するので低時価総額の魅力はなくなる。
もう一つ投機的視点では今はChatGPT材料を出せば何でも上がるので、ChatGPT材料を出すかどうかだけど、ここはシステムインテグレーターなので出さない確率の方が高い。
勿論小型でロックアップの掛かりは良いので、投機家達にたまたま選ばれれば公募比何倍で寄ってもマネゲる可能性はある。

■3月31日 (金)

[6225] : エコム
市場:名M (機械)
事業内容:工業炉の開発・設計・製造及び保守点検
公募株式数:総計:140,000株(公募:20,000株 / 売出:120,000株)売出株式比率:85.7%
公開価格:1,680円
吸収金額:2.70億円
時価総額:17.0億円
ロックアップ:ほぼ全員に解除条項なしの180日(掛かってない10%は社員持ち株会なので無視していい)
SO:15,000株
【塩漬け評】
名証で超小型で減収減益を続けてて1年後は出来高0の日もあるような買ったらいけないし、上場したらいけないような企業なので奇跡的に小型でマネゲったとしてもスルー

[9346] : ココルポート
市場:東G (サービス業)
事業内容:障害者総合支援法に基づく障がい福祉サービス事業
公募株式数:総計:932,800株(公募:250,000株 / 売出:682,800株)売出株式比率:73.2%
公開価格:3,150円
吸収金額:33.7億円
時価総額:108億円
ロックアップ:全員に解除条項なしの180日
SO:322,000株
【塩漬け評】
業績が奇麗に右肩上がり。とりあえず障碍者支援と言えばLITALICOと比較。
2023年6月期予想:売上52億(+25.4%) 営業利益6.5億(+72.6%) 営利率12.5% PER23倍
LITALICO
2023年3月期予想:売上240億(+21.6%) 営業利益31億(+26.8%) 営利率13% PER62倍
売上規模は置いといて、ほとんど同じ数字だけどLITALICOのPERが高いのは、営業利益と比べて最終益が1/2になってるからで、ココルポートは2/3ぐらいになる違いかな。
多分PER50倍ぐらいまでは許容されるので中型で早く寄れば投資的にあり。
てか、障碍者支援って儲かるんですね。

[5256] : Fusic
市場:東G (情報・通信業)
事業内容:クラウド環境を活用したシステム開発、IoT・クラウド・AIを組み合わせてデータ活用を支援するデジタルトランスフォーメーション事業
公募株式数:総計:300,000株(公募:200,000株 / 売出:100,000株)売出株式比率:33.3%
公開価格:2,000円
吸収金額:6.90億円
時価総額:24.0億円
ロックアップ:大部分に解除条項なしの180日
SO:13,000株
【塩漬け評】
よくあるAWSを利用したクラウドのシステムを作ってくれるIT企業だけど、今のChatGPTマネゲ市況では中身不問で絶対人気化する。まぁ数字はギリギリ合格って感じで公募価格でフェアバリューだけど、小型でロックアップの掛かりが良いのでアイビス同様3倍以上で寄るでしょうから投資家は絶対買えない奴で、投機家の勇気だけが試されるストップ高orストップ安のデッドオアアライブマネゲ
2023年6月期予想:売上13億(+18.5%) 営業利益1.58億(+126%) 営利率12.5% PER23倍

↓コメントはツイッターからどうぞ ※忙しいと申し訳ありませんが、コメント返信出来ない事があります。
ツイッターアイコン1

↓応援クリックをして頂けたら感謝です。


↓まとめサイト(情報整理・速報等何でも)
情報の塩漬け部屋ロゴ4

↓拍手には特に意味はないのですが、ブログ内容の良し悪しパロメータとして使っています(´・ω・`)
2023-03-25 08:58 | カテゴリ:勉強や投資情報
春のIPOラッシュ前半戦です。
先週は直近IPOマネゲが凄い事になっているので、気合を入れて銘柄チェックです。

3月27日(月) 1社 カバー特集
3月28日(火) 3社 ←今回
3月29日(水) 2社 ←今回

3月30日(木) 2社
3月31日(金) 3社

※数値の参考は96ut.com

■3月28日 (火)

[5254] : Arent
市場:東G (情報・通信業)
事業内容:建設業界を中心としたDXコンサルティング、システム開発、システム販売等
公募株式数:総計:1,170,000株(公募:700,000株 / 売出:470,000株)売出株式比率:40.2%
公開価格:1,440円(想定価格比-310円)
吸収金額:19.3億円(-4.1億円)
時価総額:86.7億円(-18億円)
ロックアップ:ほぼ全員に解除条項なしの180日か継続所有
SO:709,200株 ※すぐには売却出来ない
【塩漬け評】
建設DXと言えばスパイダープラスが頭に浮かぶけど業務内容は全然違う。
スパイダープラスは自社開発アプリをSaaSでサービス展開する投資家のイメージ通りの建設DXだけど、Arentは三つの事業で②と③の売上は無いに等しく、実質①の受託企業
①プロダクト共創開発・・・ただの受託開発
②共創プロダクト販売・・・ただの他社ソフトのアドイン
③自社プロダクト・・・やっと自社ソフト
ただし、受託開発をDXの観点から行っているという事。そしてそれがバレて「全然投資家のイメージするDX企業じゃないじゃん!」って事で想定価格から-17%ダウンの公開価格になっていると思われます。
2023年6月期予想:売上18億(+84%) 営利5.2億(+115.2%) 営利率28% PER38倍 40%ルール112 PSR4.6倍
数値だけ見ると成長が凄いけど、結局創業時のバフが掛かった状態の異常値での成長の可能性があり、ストック型ビジネスモデルの企業ではないので40%ルールを見ても意味がなく、17%ダウンの想定価格ですら割高です。
ただし、これだけ成長率が高く営業利益率が高いという事は時宜に適した優れたシステムを提供している証左であり、この成長が続くならグロースとしてありな訳で、決算の度にチェックしていく必要があります。
中型不人気で早く寄ると思われるので、ロックアップは完璧で見た目の数字は超絶なだけにIPO直後は割高とか業務内容とか誰も気にしないのでマネゲるかもしれない。

[9344] : アクシスコンサルティング
市場:東G (サービス業)
事業内容:ハイエンド人材領域における人材紹介及びスキルシェアの複合サービスを提供するヒューマンキャピタル事業
公募株式数:総計:1,050,000株(公募:600,000株 / 売出:450,000株)売出株式比率:42.9%
公開価格:1,950円
吸収金額:23.5億円
時価総額:90.0億円
ロックアップ:ほぼ全員に解除条項なしの90日or180日
SO:292,770株
【塩漬け評】
ハイエンド人材採用というとビジョナルが思い浮かびますが、ここはスカウトではなくコンサルタントに特化してる人材紹介会社。売上構成は以下の通り。
①人材紹介26億
②スキルシェア14億
2023年6月期予想:売上40億(+15.6%) 営利6億(+21.6%) 営利率15% PER21倍
ビジョナルと比べて全てにおいて見劣りする数字だけにPERは21倍(ビジョナルは37倍)の公募価格設定。
ストック型でもプラットフォーマーでもないし想定価格より+18%された公募価格では割高感が漂うけど、後は中型という事で早く寄れば人気業種でマネゲワンチャンって感じ。

[5255] : モンスターラボホールディングス
市場:東G (情報・通信業)
事業内容:DXに係るデジタルコンサルティング事業及びプロダクト事業等
公募株式数:総計:4,200,000株(公募:1,800,000株 / 売出:2,400,000株)売出株式比率:57.1%
公開価格:720円
吸収金額:34.7億円
時価総額:241億円
ロックアップ:かなり多くが90日or1.5倍解除
SO:1,504,000株
【塩漬け評】
DXコンサルの会社で成長率が高いのと大赤字の糞企業から急激に赤字縮小→黒字転換したのはM&Aに答えがありそう。
2023年12月期予想:売上174億(+22%) 営利14億(黒字転換) 営利率8% PER27倍
モンスターラボホールディングス2023年予想
M&Aで見た目の業績を上げてる会社は決まってIFRSの会計トリックを使って投資家を欺いており、モンスターラボホールディングスもIFRS適用会社であり、こうなるともうIFRSに騙されずに決算書を読めるガチプロの領域なので塩漬けマンはコメントを控えます。
マネゲ的には大型の部類で1.5倍ロックアップ解除なのでマネゲ対象外とは思うのでセカンダリーは危険かと思います。
ただし、IFRSの会計トリックでなくガチでM&Aで成長してる場合は初値が底値になるかもしれないです。

■3月29日 (水)

[7163] : 住信SBIネット銀行
市場:東S (銀行業)
事業内容:インターネット専業銀行
公募株式数:総計:41,468,400株(公募:0株 / 売出:41,468,400株)売出株式比率:100.0%
公開価格:1,200円(想定価格比-60円 ※下限)
吸収金額:572億円(-28億円)
時価総額:1809億円(-90億円)
ロックアップ:株主が二社で共に27.5%売り出してるので当然解除条項なしの180日
SO:0株
【塩漬け評】
現在暴落中の銀行セクター。ただし初のネット専業銀行上場。一か月前に上場してたら高値がついたかもしれないのにね。タッチの差でベストの上場時期を逃す。ただし1年前上場延期時の想定価格は1920円でかなりのダウングレード上場。しかも公募価格は下限で決まる不人気ぶり
2023年3月期予想は経常利益が最高益更新(+24%)、純利益も最高益更新(+13%)と業績は絶好調で連結予想EPSは128.65円でPERは9.3倍
配当は期末に1回実施予定だけど金額は未定。
PBRは多分1倍前後かな・・・
尚、最高益更新中の銀行と比べちゃうと以下のように超絶割高になるので買えないです。
東京きらぼし PER3.9倍、PBR0.28倍、配当利回4.25%
西日本FH PER5.4倍、PBR0.28倍、配当利回4.25%
ネット専業銀行という事で成長でどれだけ評価を上乗せ出来るかですね。
後、銀行だから何に投資してるか(特に債権)のPFが見れないと今は買うのは怖い。
大型でマネゲ対象外だけど多分早く寄るので、セカンダリー行けるかは銀行のバリュエーション評価(PER・PBR・配当以外)が出来るガチプロの領域かな。

[5027] : AnyMind Group
市場:東G (情報・通信業)
事業内容:ブランド企業向けマーケティング支援、パブリッシャー及びクリエイター向け収益化支援、D2C支援に関するプラットフォームとサービスの開発・提供
公募株式数:総計:2,689,500株(公募:885,300株 / 売出:1,804,200株)売出株式比率:67.1%
公開価格:1,000円
吸収金額:30.9億円
時価総額:569億円
ロックアップ:10%程度のVCが1.5倍解除
SO:6,298,200株 ※行使可能かどうかは要確認
【塩漬け評】
何回も聞いた名前だなって思ったら過去2回上場中止を経ての三度目の正直。
2022年12月期実績:売上247億(+28%) 営利0.3億(黒字転換) 営利率0.12% PER675倍 EBITDA10億 のれん17億
黒字化で上場にこぎつけてるけど、IFRSなので日本基準では営業利益と認められない利益も営業利益になっているので危険。
利益の中身の精査が必要
さらにIFRSと言えば子会社を使って見た目の数字を良くする会計トリックに利用されるけど、ここも見事に子会社多数でのれん17億。
従って子会社の精査が必要
大型だし怪しくて買う気がないので上記二つの精査をする気が全くないのでスルー

↓コメントはツイッターからどうぞ ※忙しいと申し訳ありませんが、コメント返信出来ない事があります。
ツイッターアイコン1

↓応援クリックをして頂けたら感謝です。


↓まとめサイト(情報整理・速報等何でも)
情報の塩漬け部屋ロゴ4

↓拍手には特に意味はないのですが、ブログ内容の良し悪しパロメータとして使っています(´・ω・`)