2021-01-09 10:08 | カテゴリ:所見日記
日経平均が異常に強くて違和感を感じている人が多いし、ショートをしたい人も多いと思います。
しかし、最近の相場を見ていて以下の二つを改めて強く実感しています。
・効率的市場仮説は9割正しい
・テクニカル(チャート)はオカルト


詳しく書くと、常にその時その時の株価が効率的(その時の全てを織り込んだ株価)という事です。
ですので、その日に買いたい人が売りたい人を上回れば、例え昨日日経平均が1000円上がっていようが、今日1000円上がる事もあるという事。
昨日は関係ないのです。その日の需給のみで株価(指数も個別株も)は決まります。
昨日は関係ない=過去の株価推移は今日(及び未来)の株価に影響を与えない=テクニカル(チャート)の否定

後は資金がどこに行くか、又は抜けるか・・・つまり、人気と流動性の問題
従って、人気次第なので上がる株は上がり続け、下がる株は下げ続けます
決して「位置が高い」とか「RSA」とか「ボリンジャーバンド」とかのテクニカル的な理由でショートをしてはいけません。
そういう銘柄は人気だからそうなっているのであり、今それでショートをしている人は踏まれまくっているし、去年塩漬けマンもそれで踏まれました。
結局ショートで利益になったのは、位置は関係なく、ファンダ的にありえない銘柄が人気になっていた理由の出尽くしや上げていた理由の否定(コロナ恩恵銘柄で言えばワクチンの完成)のタイミングでのショートでした。
しかし、人気で上がっていた銘柄なので、そのタイミングが来るまでは上げまくって損切も凄かったです。
不人気な時はPER20倍でも人気になったらPER100倍が許容されるのが株式市場です。
つまり、長期的には株価は必ずファンダメンタルズに収束しますが、数か月レベルでは誤差の範囲内で全く役に立たないという事。
だって日経平均に置き換えると、同じ経済状態でも20000円から100000円まで振れ幅があるって事ですからね。
ましてや1日の株価推移でファンダメンタルズを論じても意味がないです。
ここから言える事は今、日経平均をショートしている人は数年後そのポジションは爆益(※勿論インバースのようなETFやCFDのように減価する金融商品を除く)になるでしょうが、1年程度の未来では爆損の可能性もあるという事です。

その間の資金拘束・機会損失がハンパないので、損切は常に正しく、人気になる先に資金を振り向ける方が短期的には儲かります。
※ちゃんと利確出来る前提で、人気がなくなっても銘柄に固執していると爆損します。

直近ではそれが再生可能エネルギー、バリュー株という事。
そして人気は日々の材料で変わります。
例えばアメリカの選挙によるトリプルブルーとかです。
その傾向が続くかどうかは材料次第。
バイデン大統領はまだ誕生すらしてない訳ですから関連銘柄の相場は期待で長く続きます。
逆に出尽くし系は激しく下がるので、熱狂の頂点では確実に売り抜けないとです。

変数は個別株においては決算。
コロナ下で、多くの再生可能エネルギー関連(外需系が多い)は糞決算を出すので、現実に戻った投機家が売ると下がります。
そういう意味ではビットコインは決算なんかないから無敵ですよね。為替の雇用統計みたいな激しく動くイベントもないし。
ハードフォークも行われなくなりましたしね。多分もう大手取引所がゴックスしてもあまり影響ないでしょう。激しく動く可能性があるのは半減期ぐらいかな。

しかし最近のバブルは凄くて、ドーンツインバードがあの決算で上がる(ドーンは寄り天だったけど)とは夢にも思いませんでした。
去年不人気銘柄だったNPCがダメ決算翌日GD寄り底から、今現在こんなに人気銘柄になって株価上げまくっているのです。
もはや人気銘柄に取って、決算は握力ない人を振るい落とし、欲しかったけど決算通過するまで我慢していた人と入れ替わるだけの通過儀礼と化している感すらあります・・・

とにかく日々人気になる先を探して、出来るだけ早く先回りし、人気の頂点がいつになるのかを予想して売り抜けて行くことを心掛けたいですし、そういう銘柄は上げまくっててチャートを見ると買えなくなりますが、過去は関係ないのでチャートを見ず、その日上がるか下がるかだけを意識してトレードしたいです。
※上記は「投機」視点の話なので注意

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