2024-03-30 09:35 | カテゴリ:勉強や投資情報
↓800億円投資家、清原氏の本のまとめです
わが投資術

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『わが投資術 市場は誰に微笑むか』 のまとめ 「はじめに」
『わが投資術 市場は誰に微笑むか』 のまとめ

第2章「ヘッジファンドへの長い道のり」は清原氏が経歴を振り返りながらヘッジファンドを立ち上げるまでの自叙伝となっています。
ここで意外な話が出てきたので簡単に紹介します。

清原氏は野村證券NY支店時代にPNP(ヘッジファンド)の裁定取引(日本の転換社債・ワラントロング:株ショート)で空売り用の日本株(貸株)を調達していたようです。
※この頃アメリカでは転換社債・ワラントロング:株ショートの裁定取引が流行っていた。折しもバブルで日本の会社は使い道もないのに大量の転換社債・ワラントを過剰発行していたので裁定取引したかったが、当時アメリカでは空売りのための日本株(貸株)が調達出来ず困っていたので清原氏が調達してあげてた
※てか、アメリカでは謎に日本株の貸株市場(空売り用)が凄く整備されているのはこの頃からの名残のようです・・・プライムブローカーの空売り残高見たら日本株って外国勢に小型から大型まで沢山空売りされてますもんね

ここでPNPでピーンと来た人は凄いです・・・そう!クオンツのゴッドファーザーと言われているエドワード・O・ソープが設立したヘッジファンドです。
※詳細は『天才数学者はこう賭ける 誰も語らなかった株とギャンブルの話』のまとめをどうぞ。この本は登場人物多すぎの上、アメリカ人の書いた本なので読みにくく理解しにくい(アメリカ人なら説明不用の常識を日本人は知らないから)ですが非常に面白いので興味がある人は前述のまとめを読んで基礎知識を身に付けてから読んだ方がいいです。

まさかあの本とこの本が繋がるとは。てかソープもあの時、日本株の空売り用の貸株を調達してくれていた野村證券の社員が今こんな事になってると知ったら驚くでしょうね。

因みに本著では素人用に単純化して分かりやすく裁定取引の例が示されてましたが、実際は配当とか細かい社債の条件とか色々複雑で、ソープは勿論満期まで社債を持って償還するのは最終手段で、計算により利益が最大化されるタイミングで適宜さっさと利確します。
さらに株価は毎日動き利益が最大化される枚数は日々変動するため、ソープはそれを毎日コンピュータで計算し社債や株数を売買して微調整しており、そのため彼の裁定取引手法をデルタヘッジと言います。
これはコンピュータが一般化されていない当時、一早くコンピュータを投資に活用していたソープにしか出来ない事でした。
※尚、ソープはカジノのルーレット攻略で世界で初めてウェアラブルコンピュータを発明した人でもあります。
※後、カジノのブラックジャック攻略法を数学的に考案し、必然的に勝ち続けてブラックジャックのルールを変えさせた男でもあります。
カジノに殺されかけたので必然的に勝ち続けても殺される事のない証券業界を次のターゲットにし、裁定取引で必然的に勝ち続けた上、学者なのでその方法も論文にして公開

他にもこの章では野村證券時代の恩人としてSBIの北尾吉孝氏や、ニューヨークの錬金術師と言われる伝説の投資家ジョージ・ソロスが登場します。
後、40年前の野村證券のブラックエピソードは面白いですよ。
※「客にどれだけ損をさせたか」「どれだけ多くの部下を辞めさせたか」が野村社員の自慢話
※「腐れ玉」の話や中東での大変な仕事の話
※仕手筋のように株価を狙って暴騰させたり
最後に生まれ変わって優良会社になった野村證券のフォロー(多分皮肉)で締めくくられてました。

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