2023-06-17 08:38 | カテゴリ:勉強や投資情報
5件のIPOがあります。
DX系企業が多すぎだろって思ったけど、よくよく考えたらIT企業ってIT化を推進する企業で、つまりそもそもDX企業なのです。
しかも、IT企業ってその時流行ってるパワーワードを昔と業務内容が変わらないのに適当に名乗るので、今はほぼ全てのIT企業がDX企業を名乗ってる事になります。
後、大体どのIT企業も「AI」ってワード使ってますが、「いや、AIほぼやってないだろ」って会社ばかりです。

※数値の参考は96ut.com

■6月21日 (水)

[9158] : シーユーシー
市場:東G (サービス業)
事業内容:医療機関支援事業、居宅訪問看護事業及び在宅ホスピス事業
公募株式数:総計:6,400,000株(公募:6,400,000株 / 売出:0株)売出株式比率:0.0%
公開価格:1,920円
吸収金額:141億円
時価総額:557億円
ロックアップ:VC0(エムスリーの子会社)でほぼ全員に解除条項なしの180日
SO:597,600株
【塩漬け評】
エムスリー子会社で親子上場。
2024年3月期予想:売上318億(-9.5%) 営利34億(-6.5%) 営利率10% EBITDA53億 PER25倍
・医療機関支援 売上107億 利益34億・・・売上少ないけど儲かる
・訪問介護 売上215億 利益9億・・・売上多いけど儲からない
コロナワクチン接種サービスが2024年度も受注出来るかどうか分からないので予想に入れず減収減益。だけど割高感はない。大型なので低く寄るだろうけど売出0なのでロックアップ解除の180日後の大株主売りも怖い。
コロナ特需系銘柄はイメージが悪く人気化しにくいので注意。

[5576] : オービーシステム
市場:東S (情報・通信業)
事業内容:金融、産業流通、社会公共及びITイノベーションの4つのサービスラインを展開するシステムインテグレーションサービス事業
公募株式数:総計:600,000株(公募:200,000株 / 売出:400,000株)売出株式比率:66.7%
公開価格:1,710円
吸収金額:11.7億円
時価総額:38.9億円
ロックアップ:全員に解除条項なしの180日
SO:0株
【塩漬け評】
オービック向けのソフト会社。普通のシステムインテグレーション企業。
2022年3月期実績:売上59億 営利4億 営利率6.8% PER10倍
2022年予想が不明なのですが、公募価格で割安感はあるけど、小型なので2倍以上で寄るので雰囲気次第で需給戦のマネゲワンチャンって感じ。

■6月22日 (木)

[5577] : アイデミー
市場:東G (情報・通信業)
事業内容:デジタル人材の育成支援を行うオンラインDXラーニング「AidemyBusiness」及びデジタル変革を伴走型で支援する「Modeloy」の提供をはじめとするAI/DXに関するプロダクト・ソリューション事業
公募株式数:総計:345,300株(公募:50,000株 / 売出:295,300株)売出株式比率:85.5%
公開価格:1,050円
吸収金額:4.16億円
時価総額:41.6億円
ロックアップ:20%ぐらいVCいて1.5倍解除
SO:458,000株
【塩漬け評】
DX推進サポートのIT企業。社長が東大在籍中に起業したそうです。
2023年5月期予想:売上16億(+42%) 営利2億(黒転) 営利率12% PER18倍
成長が凄くて黒転しての上場でしかもすぐに本決算が出ます。
現時点の数字では公募価格でフェアバリューだけど、次期ガイダンスが凄かったら株価は化けそう。
問題は小型なので2倍以上で初値つく上にVC爆弾付きで乱高下して買いにくいって事。
初値高騰からの撃沈して暴落中に公募価格近くまで落ちたら買ってもいいかも。

[5532] : リアルゲイト
市場:東G (不動産業)
事業内容:不動産に関するコンサルタント業務、不動産売買業務、不動産仲介業務、不動産賃貸業務、不動産管理運営業務、建築・設計監理業務、建築及び内装工事請負業務、損害保険の代理店業務
公募株式数:総計:670,000株(公募:670,000株 / 売出:0株)売出株式比率:0.0%
公開価格:1,790円
吸収金額:13.7億円
時価総額:47.7億円
ロックアップ:(サイバーエージェントの子会社)全員に解除条項なしの180日ロックアップ
SO:68,800株
【塩漬け評】
不動産なのに、しかもテックでもないのにサイバーエージェント子会社。
社長が昔勤めてた中小デベロッパーがリーマンショックで潰れかけて、手がけてたレンタルオフィス「the SOHO」の運営をするため独立したのが起業のきっかけ。
競争力を失った古いビルを丸ごと再生というビジネスモデル。
2023年9月期予想:売上69億(+18%) 営利5億(+19%) 営利率7% PER13.4倍
数字は微妙・・・普通の不動産会社・・・にも関わらず無配なので今の市況では辛いか・・・

■6月23日 (金)

[5578] : ARアドバンストテクノロジ
市場:東G (情報・通信業)
事業内容:クラウド技術とデータ・AI活用によるDXソリューション事業
公募株式数:総計:733,500株(公募:278,900株 / 売出:454,600株)売出株式比率:62.0%
公開価格:1,260円
吸収金額:10.6億円
時価総額:41.2億円
ロックアップ:ほぼ全員に解除条項なしの180日ロックアップ
SO:237,920株
【塩漬け評】
完全に普通のIT企業。
2023年8月期予想:売上104億(+19%) 営利4億(+10%) 営利率4% PER13.6倍
営業利益率が低すぎてここは良くないビジネスモデル(派遣メインか儲からない受託開発メイン)の会社っぽい。
実際売上原価のほとんどが労務費+外注費で売上の約80%を占め、さらに残った利益の約40%が人件費(営業・管理部門)に消えるという、典型的な買ってはいけないIT企業【技術者の数=売上】となっています。
※買っていいIT企業は【サービス=売上】の構造となっているIT企業です。
しかし、小型でロックアップ完璧でDX・AIと名乗っているので初値次第ですが雰囲気でマネゲる可能性はあります。

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