2012-11-24 02:04 | カテゴリ:勉強や投資情報
経済を題材にしたアニメがあります。
深夜アニメだったので有名じゃないですが、
アニメマニアには有名なノイタミナ枠での放送でした。

これが結構本格的で奥が深いアニメでした。
監修の人が東洋経済の人だったからかな。

一応バトルアニメなので毎週バトルはあるのですが、
経済アニメとしてもなかなか面白かったです。

↓以下ネタバレ注意

主人公は貧乏大学生。しかしある日異世界「金融街」で
「ミダスマネー」というお金を掛けて戦う「アントレ」
になります。

ここでは「未来を担保」にミダスマネーを借りて、
それをアントレ同士が奪いあう「ディール」という
勝負が行われます。

ディールはアントレのパートナー「アセット」と
共に戦うというもので、相手に与えたダメージが
ミダスマネーに換算されて、自分の物となります。

そしてこのミダスマネーは現実世界で流通可能なのです。
アントレ以外の人には普通の日本紙幣に見えていますが、
アントレには黒いミダスマネーが識別できます。

そう、人知れずミダスマネーは日本経済に流通して
いたのです。

ちなみにディールに負けたらアントレは、
担保にしていた未来を失います。

具体的には、少し負けた主人公は大学の
単位を落としました。
大負けした別のアントレは、妊娠していた
奥さんが妊娠していないことになっていました。

そうです、明るい未来を失うのです。

さて、主人公は三國という金融街で大きなギルドを
形成し、金融街をうまく使うことで日本経済を立て
直そうとする人物と出会います。

彼に影響されながら、ディールを続ける主人公ですが、
とんでもない危機が訪れます。

金融街の資産がなくなり、アントレの未来もミダスマネー
に変換し尽した時に発生する「C」という現象です。

なんと、「C」が発生した国自体がこの世から
消えてなくなるのです(人々の記憶からも)。

そして「C」は連鎖し、他の国に波及します。
ギリシャ危機がアメリカや日本の経済に
影響を与えている現象と同じように・・・

東南アジア金融街で発生した「C」が日本に
波及しようとした時、三國が立ちはだかります。

輪転機をフル回転しミダスマネーを大量発行。
暴落する日本国債を買い支えます。
しかしミダスマネーを発行すればするほど
明るい日本の未来は失われていきます。

街は高齢者であふれ、みんな希望を失い
死んだ魚のような目をしています。

ここでついに主人公が三國と決別します。
「現在」を大事にする三國
「未来」を大事と考える主人公
が対決することになります。

またこの危機を乗り越えるために
主人公サイドが「あの裏技」を使います。

日本国債がいくら膨大(例え何千兆円でも)でも簡単
に清算出来てしまうあの裏技です。
と書けば経済に詳しい方はすぐ分かりますよね。

それによって膨大に流通したミダスマネーを清算し、
また、輪転機を逆回転させることで、失われた未来を
買い戻します。

さてっ!その結末やいかにっ!

大凡のストーリはこんな感じですが、ミダスマネー
・・・これって未来を担保に現在にお金をばら撒く・・・
つまり日本国債と同じですよね。

日本国債を乱発し未来の人達に借金を負わせて、
「今がよければいいや」って考えている日本人や
政府に対する皮肉です。


以上は私の解釈で、違う人が見たら違う解釈があるかも
しれません。ちょっと奥が深いアニメなので、
私の浅はかな知識では理解出来ない部分もあります。

興味がある人は見てみてはいかがでしょう。
「アニメ C 無料」とかで検索したら、
違法アップロードされたアニメが無料で
見れるサイトに辿り着けますよ(オイ

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