2022-07-30 08:38 | カテゴリ:YouTube
琴引山に行って来ました。
皆知らないでしょうが、八百万の神々が集う聖なる山です。
登山図だと1200メートルの距離で余裕だと思ったら、やっぱり標高1000メートル級の山で余裕なんて事はなかったです。
山城とかサンダルで登るのですが、サンダルだと死んでました。

旧暦10月は神様が出雲に集まるので神無月と言い、出雲地方だけ神在月と言います。
その際、全国の神様が最初に降臨なさるのが琴引山で、そこを源流とする神戸川に沿って日本海に出て出雲大社に集まります。

琴引山の由来は大国主がスサノオから盗んだ神宝の天詔琴が納められている山だからです。
超簡単に古事記にあるこの時の事をまとめると、
・大穴牟遅神(=大国主)はスサノオの6代後の子孫(日本書紀では息子だけど)で沢山兄弟(八十神)がいたけど末っ子で苛められていた
・因幡に八上姫という美人がいるから兄弟皆で(皆で行くなよ)プロポーズに行ったけど途中に皮が剥がされた白兎がいたから苛めた(いや、苛めるなよ)
・大穴牟遅神だけは兎を苛めずに介抱した
・実は白兎は八上姫の友達で八上姫に「大穴牟遅神はいい奴だから結婚してよ」と頼んで、八上姫は大穴牟遅神を選んで結婚
・兄弟たちは妬んでますます大穴牟遅神を苛めて殺したりした(え?!)→母が2回生き返らせる
・兄弟たちの苛めから逃れるために根の国のスサノオに相談に行くと凄い美人のスサリ姫がいたので速攻結婚した(え?八上姫は・・・)
・スサリ姫はスサノオの娘で、怒ったスサノオから死ぬような壮絶な苛め(兄弟の苛めから逃げるために来たのにここでも苛めかよ!)を受けるがスサリ姫の協力で全回避
・スサノオが寝てる時に三宝(生太刀、生弓矢、天詔琴)を盗んで(いや、盗むんかいっ!)姫と一緒に根の国を脱出しようとする
・逃げてる最中に琴が鳴ってしまいスサノオに気づかれて追われる
・ギリギリ逃げ切り、最後にスサノオは「お前は大国主と名乗れ!スサリ姫と結婚して兄弟達を倒して立派な神殿(出雲大社)を建てろ、今畜生め!!」と負け犬の遠吠え
・根の国から帰還した大穴牟遅神改め大国主は生太刀、生弓矢を使って兄弟達を倒して国を平定
※↑要はこれは古事記のヒーロー大国主の成長物語

んで、天詔琴は琴引山に納め、生太刀、生弓矢は出雲大社に祀られていましたが、崇神天皇の代に大国主の荒魂が起こした災いを鎮めるため崇神天皇が譲り受け荒魂を鎮めた後は大阪府の美具久留御魂神社(みぐくるみたまじんじゃ)にご神体として祀られています。
凄い話ですよね。美具久留御魂神社に神話の時代のスサノオの神宝・生太刀、生弓矢が現存してるって事?!
見てみたい!!

神宝と言えば天皇家に伝わる三種の神器(皇居にあるのは八尺瓊勾玉で、天叢雲剣は熱田神宮、八咫鏡は伊勢神宮にあり、皇居で保管されている剣と鏡は形代)が有名ですが、こんな所にも三種の神宝があったのですね。

↓琴が納められていると伝わる窟も撮影しています。奥に縦穴があるのですが落ちたら100%死んでしまうのでそこまで入りませんでした。


動画の最期で凄い療養泉・ラムネ銀泉という秘湯を紹介しています。
こんな凄い温泉が人知れず存在したんですね。
温泉の効用は動画をどうぞ。
因みにラムネ銀泉という名前の由来は、高濃度炭酸泉なので、昔は源泉をそのまま瓶詰して炭酸水として出荷していたからだそうです・・・飲める温泉もあるとはいえ、そんな事していいんかいっ!!
日本有数の高濃度炭酸泉だけれども、泡がぶくぶく出る程炭酸は感じません。

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