2021-12-12 08:52 | カテゴリ:勉強や投資情報
正気か?このスケジュール。流石に多過ぎなので4回に分けて早めに作ります。
そのため、公募価格が決まっていない場合は想定価格となりますので注意して下さい。
20日 3社 一回目 ←今回はここ
21日 4社 一回目 ←今回はここ

22日 6社 二回目
23日 5社 三回目
24日 7社 四回目

■12月20日 (月)

[7133] : HYUGA PRIMARY CARE
市場:東M (小売業)
事業内容:地域包括ケアの担い手として、在宅患者に対する在宅訪問薬局サービス、退院サポートサービス、ケアプランサービスを行うと共に、在宅訪問薬局に取り組む中小薬局事業者に対するノウハウ提供や薬局運営サポートシステム貸与サービスを提供
公募株式数:総計:305,500株(公募:50,000株 / 売出:255,500株)売出株式比率:83.6%
公開価格:2,600円
吸収金額:9.13億円
時価総額:89.9億円
ロックアップ:VC12%程度が1.5倍解除で後はほぼ180日
SO:
【塩漬け評】
在宅訪問薬局等、社会的に意義の高い業務内容で数字も悪くないけどこれ系は人気にならなさそう。
[22年3月期予想]売上57億(+13%) 営利5億(+120%) 営利率8.6% EPS96円 PER27倍 PSR1.5倍

[4418] : JDSC
市場:東M (情報・通信業)
事業内容:AIや機械学習等を活用したアルゴリズムモジュールの開発とライセンス提供事業及びITシステムの開発と運用事業
公募株式数:総計:2,440,000株(公募:400,000株 / 売出:2,040,000株)売出株式比率:83.6%
公開価格:1,680円
吸収金額:47.1億円
時価総額:215億円
ロックアップ:第三位12%株主のVCは継続所有。その他企業も継続所有。その他解除条項なしの90日or180日で掛かりが良い
SO:
【塩漬け評】
東大発AIベンチャー。経営陣は東大卒でそうそうたる経歴。東大のAIで有名な松尾教授も絡んでる会社。
↓これはAI開発の一例でスマートメータのデータをAIで分析して在宅か不在か判定し最適な配送ルートを示し不在配送をなくすシステム

この会社の特徴は二つ
①コンサルからシステム実装まで一気通貫で提供
②企業がAIで収益化して得られた成果に基づいた請求(=企業はシステム開発に関わる費用を自社人件費を除きほぼ0円でAI導入できる代わりに、儲かったら分から料金を支払う)

②が凄いですよね。企業はAI化するのに莫大な投資が必要だったのに、それがなしになるのでリスク0でAI投資出来ます。その変わり凄い儲かったらJDSCに結構お金を払わないといけないので、自社でAI化をやり遂げる自信がある企業はJDSCに頼まない方がいいかもですが。
[22年6月期予想]売上14億(+35%) 営利0.7億(+97%) 営利率5.1% EPS2.4円 PER700倍 PSR15.3倍
40%ルール35+5=40(ギリギリ投資適格)

これ系はヘッドウォータースで大失敗しているので慎重になります。ヘッドウォータースは売上が全然伸びていないのに対して、JDSCはちゃんと倍々成長に近い感じで伸びています。またVC含めて既存株主の保有意欲が高いです。

[4417] : グローバルセキュリティエキスパート
市場:東M (情報・通信業)
事業内容:セキュリティコンサルティング、脆弱性診断、サイバーセキュリティソリューションをはじめ、セキュリティの全体像を網羅した教育サービスの提供
公募株式数:総計:600,000株(公募:150,000株 / 売出:450,000株)売出株式比率:75.0%
公開価格:2,800円
吸収金額:19.3億円
時価総額:93.1億円
ロックアップ:第1・2株主に解除条項なしの180日ロックアップ。その他は掛かってないが少数株主
SO:
【塩漬け評】
セキュリティのコンサルから導入・教育まで行うITセキュリティの会社。
[22年3月期予想]売上41億(+41%) 営利4億(+64%) 営利率9.7% EPS80円 PER35倍 PSR2.2倍
売上の伸びが素晴らしいが営業利益率は並みのIT企業。
四つの事業があり、それぞれがバランスよく全て成長しています。
①教育事業 20%
②コンサルティング事業 28%
③セキュリティソリューション 28%
④ITソリューション事業 24%
成長目覚ましい普通のIT企業って雑感。中型ですがロックアップの掛かりも良いのでマネゲ的にありだし、低く寄れば投資的にもいいかも。まぁ低く寄るはずないんですけどね。

■12月21日 (火)

[2585] : ライフドリンク カンパニー
市場:東2 (食料品)
事業内容:清涼飲料の製造販売
公募株式数:総計:3,624,300株(公募:1,324,500株 / 売出:2,299,800株)売出株式比率:63.5%
公開価格:1,510円 ※想定価格
吸収金額:62.9億円 ※想定価格
時価総額:189億円 ※想定価格
ロックアップ:約70%保有するVCは18%売り出すからか360日解除条項なしだが、その他の株のほとんどを所有する田中一族がほとんど1.5倍解除
SO:
【塩漬け評】
VCと田中一族のイグジット案件。水・お茶・炭酸水に特化している。スーパーやドラッグストアの小売りブランドの安いお茶はここが作ってるのかな。
[22年3月期予想]売上248億(+9.3%) 営利22億(+64%) 営利率8.8% EPS182円 PER8.2倍 PSR0.7倍
EBIDA31億 EBITDA率12.5% ※EBITDAは減価償却を除いた利益

ずっと売上が微増だったのが上場に合わせたように今期予想は売上が急増しているのが気になるが数字は平凡だけど悪くはない。
久々に想定価格で割安だなって思える(※公募価格がどうなるかは不明)。
でもこれでも結構お高く寄るでしょうし、今の所無配(今後は配当性向20%を目指すとあるけど)なのでバリュー投資家が買うにしてもIPO直後の高値から株価がちゃんと下がって適正価格になった時に配当があればって感じ。

[9254] : ラバブルマーケティンググループ
市場:東M (サービス業)
事業内容:SNSアカウント運用、SNS運用支援ツールの開発・提供などのソーシャルメディアマーケティング事業、マーケティングオートメーションツールなどの導入・サポート、教育
公募株式数:総計:342,500株(公募:215,000株 / 売出:127,500株)売出株式比率:37.2%
公開価格:1,170円 ※想定価格
吸収金額:4.60億円 ※想定価格
時価総額:16.3億円 ※想定価格
ロックアップ:大部分に解除条項なしの180日
SO:
【塩漬け評】
よくありがちなSNS運用支援会社
[22年3月期予想]売上11億(+18.3%) 営利1億(+9.8%) 営利率9.7% EPS66円 PER17倍 PSR1.4倍
数字は普通に良くて想定価格は成長性も加味すると割安に思える。ただし超小型なので3倍以上で寄りそう・・・ロックアップの掛かりが良いだけに、初値からマネゲる可能性もあるがマネゲらないと大暴落必至。

[9257] : YCPホールディングス(グローバル)リミテッド
市場:東M (サービス業)
事業内容:マネジメントサービス事業(各種コンサルティング及び調査等)並びにプリンシパル投資事業(パーソナルケア領域、ペットケア領域、戦略投資領域)
公募株式数:総計:3,925,400株(公募:3,925,400株 / 売出:0株)売出株式比率:0.0%
公開価格:830円
吸収金額:37.4億円
時価総額:162億円
ロックアップ:全員に解除条項なしの180日
SO:
【塩漬け評】
マザーズ外国株の上場。DXとM&Aで企業を変革するコンサルティング企業。よくある会社だから数字で判断するしかない。
尚、東大AI教授の松尾豊氏がシニアアドバイザーで0.61%株式保有
[22年3月期予想]売上81億(+21.5%) 営利8.6億(-7.4%) 営利率10% EPS39円 PER21倍 PSR2倍
ん~・・・営業利益が減ってるけど、外国企業だから当然IFRSなので、中身を精査して日本会計基準で言う営業利益が減っているのか、一時的な特損とかで減っているのか精査しないといけない。
とりあえず数字は20%成長は立派で後は全部普通で公募価格でフェアバリューと言いたいけど、M&Aの同業他社が超割高が許容される株価になっているのでそこと比べると割安。
ただし、そういうM&Aの会社は営業利益率が50%に迫る高収益体質なので割高が許容されているだけで、ここは営業利益率10%(しかもIFRSなので中身の精査必要)なので割高は許容されないと思う。
まぁ上場初日はそういう細かい事はどうでもよくて、中型で早く寄ればロックアップの掛かりは良いしDX・M&Aっていう人気になりそうな業務内容だしマネゲるかもね。

[6524] : 湖北工業
市場:東2 (電気機器)
事業内容:アルミ電解コンデンサ用のリード端子及び光ファイバ通信網用の光部品・デバイスの製造・販売
公募株式数:総計:2,600,000株(公募:1,600,000株 / 売出:1,000,000株)売出株式比率:38.5%
公開価格:4,000円
吸収金額:119億円
時価総額:360億円
ロックアップ:全員に解除条項なしの90日・180日
SO:
【塩漬け評】
近年話題の半導体関連とは言え、アルミ電解コンデンサと光部品の製造業で地味系東証二部。しかし売上の伸びがグロース株級。
海底ケーブルに用いられる光アイソレータが主力製品でここが伸びる模様。
[22年3月期予想]売上139億(+24.9%) 営利36億(41%) 営利率26% EPS365円 PER10.9倍 PSR2.5倍
売上の伸び、営業利益率共にグロースIT企業並み。海底ケーブルとか光ファイバ通信とかで追い風が吹いてるのかな。超地味系&大型で早く寄ればダークホースになりえるかも。

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