2021-07-31 07:51 | カテゴリ:勉強や投資情報
今時点での自分の中でのテクニカルとファンダメンタルズの見解についてです。

ファンダメンタルズをちゃんと勉強すると10%のエッジが得られると思います。
努力と才能の度合いによって1%~10%って感じですが、普通の人の普通の努力でも5%はあると思います。
勿論誤ったファンダメンタルズ分析をする人は期待値マイナスで損しかしませんが前提としてちゃんと勉強している人の話です。

効率的市場仮説(未来予測を含めて市場は全てを織り込んだ株価となっている)の否定・・・ただし効率的市場仮説は9割ぐらい正しいので軽んじてはならず、市場にわずかに存在する非効率を見つけるのがファンダメンタルズ投資家の仕事

エッジとは期待値の事で、ここでは例えば5%のエッジは1000万円分の売買をしたら50万円儲かる事を意味します。
勿論一回の売買で50万儲かるのではなく、無数の売買をして損切と利確の全合計が50万円になるという事です。

一方のテクニカルは真のテクニカルをやっている数学の天才でもせいぜい3%です。
オカルトテクニカルをやっている人は勿論期待値マイナスですし、99%の人がオカルトテクニカルをやっています
↓真のテクニカル・オカルトテクニカルに関する基本的な考え方はここを参照
今一度テクニカルについての見解を説明します
※上記を読むのが面倒くさい人用にまとめると、チャートやテクニカル指標から将来の騰落を予想している人がオカルトテクニカルをしている人で、テクニカル信者の99%の人が該当します。

株価の騰落はランダムウォークで手数料(スプレッド)を除けば期待値0なのにどうして期待値マイナスになるかと言うと、システムトレードをせずに自分の意志で裁量トレードをしている人は心理学的な弊害によって負ける投資行動を取ってしまうからです(=行動ファイナンス理論)。
ですので、極まれにいるオカルトテクニカルで勝っている人は、テクニカルで勝っているのではなく、勝てる性格とリスク管理で勝っているのです。

行動ファイナンス理論に限らず、またテクニカルではなくてファンダメンタルズでも裁量トレードをしている人が負ける投資行動を取ってしまう人の心理学的特徴です。
1.ギャンブラーの誤謬・・・そろそろ反転するだろうという勝手な決めつけ
2.コントロール幻想・・・自分がエントリーした方に間違いなく動く気がする幻
3.プロスペクト理論・・・利確は早く、損切は遅く
4.アンカリング効果・・・特定の数値にこだわってしまう癖
5.確証バイアス・・・自分に都合のいい証拠だけ探してホルホルする
6.保有効果・・・自分が持っているポジションに愛着を持ち手放せない。同値撤退できない
7.サンクコスト錯誤・・・「今までずっとロングで損していたのに今さらショートなんてできるか!」
8.後知恵バイアス・・・チャートを見て後付けで「ああ、やっぱりね。そうなると思った。」
9.ゼロリスクバイアス・・・ほんの少しでも損するのが嫌で建値まで戻らないと損切せず結局大損
10.感応度逓減・・・大きく勝ったり負けたりすると段々何もかも大雑把になっていく
11.フリーサイズ効果・・・大体当てはまりそうな事を言ってるだけなのに大抵当たっていると信じてしまう
→投資顧問や商材屋やセミナー屋に騙される
12.ラベリング効果・・・アノマリーを信じて間違った投資行動をしてしまう
13.インプリンティング効果・・・当たったのを見た時だけ「当たっている!」と当たった事だけが印象に残って信じ込んでしまう
→テクニカルや投資顧問や商材屋を信じてしまう(※実際は統計を取ったら50%しか当たっていない)
14.埋没費用効果・・・負けると分かっていても損失を取り戻したくてやり続けちゃう
15.結果偏向・・・失敗しても原因究明をせず結果から判断する
16.直近偏向・・・過去のデータや経験よりも最近のデータや経験に重きを置き失敗を繰り返す
17.バンドワゴン効果・・・皆が買っていたら自分も買いたくなるが高値掴み
18.少数の法則信仰・・・たまたま勝ちが続くと自分を天才投資家だと思い込む
19.選択的抽出・・・欲しい銘柄の良い所だけ(ファンダでもテクニカルでも)見つけて、他の悪い所は無視して買う
20.ランダムな報酬・・・たまに大きく勝つと興奮しちゃって投資中毒になる


という事で、普通の人でも5%のエッジがあるファンダと天才でも3%のエッジしかないテクニカルならファンダメンタルズの方が良いって事です。

努力によって卓越したファンダメンタルズ能力を身に着けたとしても、気を付けないといけないのは、例えプラスの期待値があるからと言って、決算を読んで上がると思った銘柄が本当に上がる確率はせいぜい6~7割なので、外れた3~4割をいかに早く損切するかが大事です。
しかも、決算後GUまでは誰でも読めても、実際はGUで買ったとしてもそこからさらに上がり続ける決算を見抜かないとならず、そうなると勝率はかなり下がります(ほとんどの好決算はGUしてもその後下がる事が多い)。
なので好決算を予想して決算前に買えるようになるまでがファンダメンタルズの勉強です。

そして、5%程度のエッジでは、市況が悪いと・・・例えばTOPIXが中期的に10%下がるような市況の時ではマイナスになってしまいます。
逆にTOPIXが10%上がるような市況の時では凄いエッジに化けます。
そして市況が悪い時でも、悪い理由によりセクター別でみると上げるセクターもあるため、ファンダメンタルズはミクロ視点(個別銘柄の株価騰落要因)とマクロ視点(経済全体の株価騰落要因)の両方が大事になってきます。

ただし、ファンダメンタルズを勉強すると一番儲かる(=一番損する)マネゲに乗れなくなるので気を付けて下さいね。
しかし、ファンダメンタルズの知識がないのにマネゲに乗ると、マネゲで(上がったらおかしいのに)上がっていると認識がないので利確出来ず、必然的に来る暴落を喰らう事になるのでマネゲに乗るのにもファンダメンタルズの知識は必須です。
この矛盾を超越出来る人が勝てる性格を持った人です。

上記までをまとめると、勝つためには以下が必要となります。
・ファンダメンタルズ・・・効率的市場仮説の壁を超えるための卓越したファンダメンタルズ能力(努力で可能)
・オカルトテクニカル・・・行動ファイナンス理論の壁を超えるための勝てる性格とリスク管理を遵守出来る自制心(性格は変えれないので難しい)
・真のテクニカル・・・ランダムウォーク仮説の壁を超えるための数学能力とバックテスト・システムトレードが出来る環境(努力と投資で可能)
・マネゲーム・・・ゼロサムゲームで他人の金を奪うための卓越したファンダメンタルズ能力と勝てる性格とリスク管理を遵守出来る自制心と他人が気づかない株価が上がる材料に誰よりも早く気づける情報速度と材料判定能力
※なのでマネーゲームは一番大変なので一番儲かるけど、努力しない、負ける性格、マネゲをマネゲと見抜けない人がやったら一番損をします。
・インデックスファンドの積立長期投資・・・「兼業」や「他にやりたい事があり投資に時間を使いたくない人」や「裁量トレードは勝てないと悟っている人」や「怠け者で上記の努力が出来ない人」が時間を犠牲にする事で小さい利益を積み重ねるか、小さい損失を積み重ねる投資法であり、特に必要な物はない。敢えて挙げるなら退屈な投資を長期間やり続ける忍耐力
※インデックスファンドの長期積立投資をしている人はなぜか100%勝てる前提ですが、勿論これは間違いで結局は利益と同額の損失をする可能性がある1/2ギャンブルですが、配当再投資(=複利)している場合は損失よりも利益が多くなります

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