2017-02-04 01:20 | カテゴリ:所見日記
ZMPが再上場申請を目指すそうです。

インタビュー:上場再申請、情報保護でき次第「1年もかけず」=ZMP

まず、ここに書いてある内容と、ツイッターのZMP内部告発アカウントに書かれている内容が180度違いますね。
この温度差は凄いです。
必ずどちらかが嘘をついていると思うと、人間って怖いなって思います・・・

尚、ツイッターのZMP内部告発アカウントは紹介しません。
かなり酷い内容で、谷口社長の人格を疑う内容も含まれているからです。
気になる人は自分で探して下さい。
とりあえずその内容から相当なブラック企業である事が伺え、またこのようなアカウントを作る人がいる事がブラック企業である事を示しています。

んで、それは置いといて、なんかズレてるなと気になったのは以下の部分です。

『問題となった情報セキュリティーの再発防止体制が整い次第、年内にも上場を再申請する意向。
谷口社長は「オリジナルのセキュリティーを整えるために少し時間をかけて」やるが、「セキュリティー(整備)は1年もかけるものではない。そんなに長くはない」と話し、「納得のいく」セキュリティー整備ができる時期に再申請する』


完璧なセキュリティは存在しませんし不可能です。
外部からのハッキングに対しては、完璧なセキュリティは可能です。
※ウィザード級のハッカーに狙われたら破られるかもしれませんが、そもそもウィザード級のハッカーがわざわざZMPを狙う理由がありません。
しかし内部の人間による情報漏えいは防げません。

実は情報漏えい事件のほとんどは内部犯行なのです。
その理由は主に二つ。
・金銭目的
・怨恨による嫌がらせ


まず金銭目的ですが、これはそもそも非合理的行動です。
個人情報(しかもクレジットカード番号付きでも)が何十万件で、たった数万円(数千円だったかも)とかにしかなりません。
つまり犯罪を犯すリスクとリターンが完全に乖離しています。

これを防ぐのは簡単です。
・アクセスログや監査証跡を取る(取るシステムを導入する)
・その事及び、個人情報売買は金銭的に儲からない事を社員にセキュリティ教育する
結果、情報漏えいをしたら利益が少ない上に必ずバレて逮捕されると認識させ、抑止力とする。

問題は怨恨による嫌がらせの方です。
怨恨による嫌がらせはブラック企業で起きます。
企業の信頼を失墜させるために恨みを持って退職する社員が起こします。

これは怨恨が動機ですから、逮捕覚悟でやるので、防げません。
谷口社長が胸を張って言う「オリジナルのセキュリティー」「納得のいくセキュリティー整備」が具体的に何を指すのか不明ですが、内部犯行の情報漏えいは、セキュリティシステムやセキュリティ体制では絶対に防げません。

権限管理を厳格にしても機密情報にアクセス出来る権限を持つ人が情報漏えいしたらアウトです。
ファイル等をコピペすら出来ない強固なシステムを導入したり、USB・ネット禁止(クラウドにファイルコピー防ぐため)にしたり、さらに進んでシンクライアントにしても、スマフォでモニター越しに写真撮ればいい話です。
それにZMPに入社する社員はさすがにITリテラシーは高いでしょうから、どうとでも出来そうです。

これの対策はブラック企業でなく、ホワイト企業になる事です。
恨みを持つ社員を無くせばいいのです。

さて、以上を前提にここからは投機家目線の話です。

仮にZMPが上場したとして、かなり時価総額はありますが、恐らく最初は株価は上がると思います。
しかもマネゲ(=業績無視)で実態以上に上がると思います。

ブラック企業でも株価が上がるのはエナリスで証明済みです。
証券史上に残る伝説のポエム『凛として』を出したせいで、すっかりお笑い銘柄になっていますが、かのエナリスは上場時、電力自由化や再生可能エネルギーのテーマに乗って、上がりまくったのです。

しかし、求人サイト等を見て、ブラック企業だと知っていた塩漬けマンは買いませんでした・・・上がりまくるエナリスを見て買わなかった事を後悔しました。
しかししかし、結局は労務的にブラックなだけでなく、会計的にもブラックだった事がバレて、凛として凋落していきました。
結局エナリスはダメだというのは【正しい】見解でしたが、投機的に【誤った】行動だったので、儲け損ねました。
ダメな銘柄でも株価が上がるなら買わないといけないのです。
それが投機家(`・ω・´)キリッ

他にも日本マイクロニクスの量子電池の時は、塩漬けマンは電池の知識0の馬鹿だったので、馬鹿になって日本マイクロを買って大儲けしました。
一方父は大学は物理学を専攻していたので、一発で「量子電池なんか使い物にならない、実用化出来ない、偽物だ」と看過して【正しい】解釈をして、買わずに、全く利益を出せませんでした。

投機は間違った事(※株における間違ったとは業績無視で買う事・リスク(悪材料)のある銘柄を買う事)をしてもいいのですが、割高である以上、リスク(悪材料)を持っている以上、必ずいつか暴落します。
投機はいつも、その暴落が来る直前の天井で売り抜ける前提で買わないといけません。

さて、ZMPですが、投機(業績無視)で上がる以上、悪材料が出たら大暴落します。
そしてブラック企業である以上、いつでも情報漏えいするリスクを抱えているのです。

ホールドするの怖くないです?

しかも、情報漏えいという犯罪を犯さなくてもZMPに恨みを持つ元社員が嫌がらせする方法はあります。
会計的に問題があればアウトローズに内部告発すればいいのです。
※どうせエナリスがアウトローズに攻撃されたのも、恨みを持つ元社員が内部告発したのではないでしょうか
業績的に問題があれば空売りファンド(ウェル・インベストメンツ等)に内部告発すればいいのです。

ZMPは難しいマネーゲームになりそうです・・・

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