2023-03-11 19:10 | カテゴリ:所見日記
SVBまさかの問題発覚から二日のスピード破綻となりました。

概要は以下にまとめました。
【リーマン以来最大破綻】米第16位シリコンバレー銀行破綻まとめ【市場の反応】



ただし、ニューヨーク時間には破綻が発表されており、アメリカ市場はリバぎみで引けているので織り込んでいる可能性があります。
20230311アメリカ市場引け後

さらにFedWatchで昨晩24:00前後は50%になっていた0.5%利上げ確率が今朝には68%になっていたのも市場がSVB破綻を織り込んだ事を意味しています。
※影響が大きいと金利高が破綻の原因なので大きな利上げ出来ないのに0.5%利上げが優勢になっているから


そしてサンデーダウは現在-42ドルとちょっと雰囲気悪いけど誤差の範囲内です。
こうなると問題を長引かせずにさっさと破綻してくれたので良かったのかもしれません。
※破綻がシリコンバレー銀行限定の場合
※破綻の原因は「金利高による投資損を確定→穴埋めのため増資プラン発表→経営危機の噂→取り付け騒動→破綻」となった可能性があり、であればSVBだけの問題となります

今回問題なのは以下の方程式により盲目的に銀行株高となっていた投資行動が否定された事になります。
金利高→銀行株を買え

実際日本の銀行もあおぞら銀行が外債のせいで下方修正していました。
2023年3月期 通期業績予想の修正に関するお知らせ
「今年度期初からの米国金利の急上昇により外国債券を中心に発生した評価損については、今年度を通じてヘッジ取引等によるリスクコントロールを進め、現時点における評価損は減少傾向にあり、また今後の評価損拡大リスクは限定的な状況となっています。」

では副作用として金利安を伴っており、それはグロースに追い風なのでグロースはどうかというとこれも心証が悪いです。
破綻した原因がスタートアップ投資の損失を穴埋めするための増資であり、グロース株と取引きが多いシリコンバレー銀行だからです。

つまり日本市場が今回の破綻を織り込むにはバリュー・グロース問わず大幅調整を伴い、問題はそれが月曜日の寄付きで終る(=絶好の買い場)のか、数日続くのか(=月曜日の寄付きは逃げ場)という点にあります。
とりあえず他の銀行に波及しなければ早急に終わる軽い押目で絶好の買い場、そうでなければ長引きそうなので油断せずリスク管理高めで行きたいです。

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