2015-10-17 13:20 | カテゴリ:勉強や投資情報
「ファンダメンタル投資の教科書」 足立武志著 を読んでみました。

え?今更?そんな基礎的な事を・・・
と思われるでしょうが、いかんせん塩漬けマンは投機家ですので、ファンダもテクニカルも基本無視です。

しかし、さすがにちょっとは勉強しておかないといけないと思って読んでみたので、その感想です。

題名の頭に「株を買うなら最低限知っておきたい」と書いてあるように、基礎の本です。

従って、「ファンダ糞食らえ」で、継続前提に疑義が付いている銘柄ばかり買っている投機家塩漬けマンをして、8割は知ってる内容でした。
※また、忘れていることもあったので、いい復習になりました。

ですので、ガンガン株をしている人は読む必要はないかなと。
ただ、これから株を始めようと思う人や、株初心者は、どのようなスタイルの投資を目指すにしろ(テクニカル投資を目指すのであっても)、必ず読んでおいた方がいい本です。

また著者の姿勢も良いです。

よくある株の本は、「こうすれば儲かる!」「このやり方が絶対だ!」みたいな書き方してますけど、この本は、ファンダの本でありながら、ちゃんと「ファンダは絶対じゃない。ファンダが良くても下がる株は下がる。需給が株価に与える影響は大きいし、トレンドを読みなさい」とちゃんと書いてあり、買い時、売り時まで指南してくれています。

ファンダ絶対主義者は、
「株価は長期的にはファンダに収束するのだから、ファンダが良い銘柄はいつ買っても大丈夫!いつ買うの?今でしょ!」
みたいな人いますが、ちゃんとこの本は
「それは間違いだよ」
と教えてくれています。

そしてファンダで塩漬けマンが一番大事だと思っている事もしっかり書いてありました。
それは、未知(知っている人が少ない)業績拡大を見つけろ!という事です。

よく、証券会社のスクリーニングでPER・PBR・ROE・ROA等から割安株等を見つけてファンダ投資している気になっている人がいますが、ナンセンスです。

それがファンダ投資だというのなら、今日株を始めたド素人でも出来る事じゃないですか。
その数字は会社の決算短信が基になっていますが、決算短信が出た時点で、それは大勢の投資家が知る、既知の情報となります。
即ち株価は、その数字を織り込んでいる(いっている)という事です。

一歩進んで、過去数年のデータや、投資CFや売上高経常利益率等などから成長性を読んだり、四半期決算の進捗率から今期業績拡大を読んだり出来ますが、それもまた所詮、既知の情報がソースである以上、物足りないです。

では具体的にどうやって未知の業績拡大を見つけるのか・・・

例えば中期経営計画です。
※「中期」とは一般的に3年

普通は見た目や内容や文章だけ立派で、夢と希望と期待に満ち溢れています(特に大企業のは)が、よくよく見ると、結局たいした業績の拡大が書いてある訳でもなく、「へ~頑張ってね~」ってだけの内容となっています。
なので、見るだけ時間の無駄だし、価値がないので読む人が少ないかもしれません。

しかし、時たま、「え?!」っていうような業績拡大計画が書いてある事があります。
それを見つけたら、それが夢を語っているだけなのか、実現可能なのか調べます。
※どことは言いませんが、●本通信みたいな会社は大風呂敷を広げすぎるので、中期経営計画なんて信じられないです。

中期経営計画も既知の情報ですが、知っている(ちゃんと見ている)人が少ないという点で、決算短信より貴重な情報源ですが、勿論、決算短信で嘘を書いたら法律違反ですが、中期経営計画で嘘を書いても(夢を語っても)法律違反にならないので、自分での精査が必要となります。

勿論ベストは、世の中の流行にアンテナを張って、会社の資料等に出る前の業績拡大要因を見つけれれば最高ですが。。。
マックス村井がこんなに人気あるなんて知りませんでしたよ・・・知ってたらAppBank買えてたかもしれませんね・・・

とりあえず初心者でファンダに興味ある人は御一読を。

↓購入される場合はここからどうぞ


↓応援クリックして頂けると感謝感激です(´・ω・`)