2014-09-13 17:53 | カテゴリ:所見日記
ワイヤレス給電は将来、祭りになる可能性を秘めたテーマだと思います。

どうして祭りになるかと思うと、EVの弱点である、充電時間を克服(走りながら充電)するからです。
日本は水素自動車に舵を切りましたが、どう考えても、将来はEVが主流になると思います。
テスラが市場関係者を賑わせています通り、今後はEV+ITS+ワイヤレス給電での展開(=市場で祭りが起こる)を想定します。
まぁ走りながら充電は未来すぎても、ワイヤレス給電には、充電作業時に人が感電するリスクがなかったり、水中給電も可能等、メリットがいろいろあります。

さて、塩漬けマンが想像するEV+ITS+ワイヤレス給電の祭りのマックスはソフトバンクのEV参入だと思います。
既に子会社(ソフトバンクモバイル)がEV関連の事業に参入していますが、多分、グーグル・テスラをライバルに、ソフトバンクが本格参戦すると思います。
そう考えると、元々得意なIT技術(無線通信・ビックデータ・ソフトウェア等)と新規参入したロボット技術をITSに活用出来ますし、参入した再生可能エネルギー事業はワイヤレス給電に繋がります。
それらは最終的にEVに結実し、結果として、孫さんの最終目標である時価総額世界一の企業が達成されるわけです。

パワーエレクトロニクス技術者が独自に考察した「ワイヤレス給電システム」の基礎的な理解
※基礎といいながら、完全無欠に意味不明です。

市場規模調査はこちら

①電磁誘導方式
小電力(50W以下)から大電力(1kW以上)までの幅広い伝送電力に対応できる。国内ではソニーのFeliCa(1995年)、パナソニック電工(当時松下電工)の電気シェーバーなどが商品化されて以降、多くの企業が参入した。2010年7月にQi規格が策定され、市販市場が開かれたことにより、Qi規格に対応する企業は、日立マクセル、パナソニック、三洋電機など30社を超え(既存の独自規格で参入している企業は含めない)、さらに参入企業は増加傾向にある。

②磁界共鳴方式
数m程度までの中距離伝送が可能で、デバイス間に位置決め自由度が高く、同時に複数の給電が可能であるが、伝送効率は電磁誘導方式ほど高くなく、設計が複雑となる。
2009年以降、EV給電向けで注目され新規参入企業や電磁誘導方式と並行して研究開発をすすめている企業が、東芝、ソニー、TDK、トヨタ自動車、三菱自動車工業など約20社ある。

③電界結合方式
近距離伝送、小電力では送受電デバイス間の位置決め自由度が水平方向で高い。2011年11月にタブレット向けに商品化が行われた。主要参入企業は、村田製作所、竹中工務店、ロームの3社。

④電波受信方式
長距離伝送で、同時に複数のデバイスに電力伝送が可能。人体安全防護上の規制があり、伝送電力は微小にとどまる。RFIDから宇宙太陽発電(SSPS)までその応用分野は広く、多くの機関や企業が研究を行っている。レクテナで日本電業工作が参入している。

直近で祭り化しそうなのは、やはり磁界共鳴方式です。
走りながらEVに給電するという夢のような未来が実現出来るからです。

さらに夢があるのは電波受信方式です。これは宇宙太陽発電の電力を送電する用途にも使えます。

今後は上記を視野に入れた銘柄を仕込もうと思います。

尚、ITSの究極の目的は自動走行ではないです。
各自動車会社がITSで達成したい事は「人を殺さない車を作る事」です。
そのためのコア技術が歩行者検知です。
塩漬けマンが萩原電気を買っているのは、アイサンを通じてZMPと関連があるというのも大きいですが、新しい歩行者検知システムを開発している企業というのが最大の理由です。

日経新聞に東芝が今まで培った画像解析技術を元に、カメラで危険認知する機能をつけたLSIを作り、デンソー経由でトヨタに卸すというニュースが乗りました。
ソニーに続き、東芝までITSに本格参入です。
ITSはどんどん盛り上がっています。
その中心!祭りの神輿はZMPとソフトバンク(想像)です。
今後はZMPの上場を睨みつつ、ソフトバンクの本格EV参入(想像)を頭の片隅に、それらで祭りが起こる銘柄を中心に仕込んでいこうと思います。

最後に、上記を加味した最新のITS関連図です。

zmpkanren3.jpg

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