2014-08-16 16:43 | カテゴリ:農業
ちょっと遠くに、凄く優秀だと言われている営農法人があります。
今の研修先の人が知り合いがいるというので、見学に行かせてくれました。

ある作物なのですが、たいした収量でもなく、圃場を見ても、管理(葉欠き、草取り、防除、潅水等)出来ていなくて、しかもハウスじゃないので、膨大な面積(2町)という悪条件でやっており、
「これで優秀なの?たいしたことね~な」
って思いました。

その後、別の機会でJAの研修会でもその圃場に見学に行ったのです。
「え~、もう一度行ったし、たいしたことなかったし、いいよ~」
って思ったのですが、無理矢理行かされました。

今度はJAの正式な研修会だったので、その営農法人もしっかり資料を用意していました。
その資料を見て驚愕しました。

余剰金300万!

「あの収量で・・・この管理で・・・利益だしている・・・凄い・・・」

この営農法人が作っている作物は、路地では正直あまり儲からないので、赤字じゃないってだけで、凄いことなのです。
県内でもいち早く黒字化を達成し、実は経営が優秀という事で有名な法人だったのです。

その秘訣は・・・勿論、管理に人件費を掛けない!
病気にならないギリギリの葉欠き、土壌水分計による必要最低限の潅水、除草剤を使って効率的に除草、あらゆる作業の効率化など等、とにかく人件費を掛けない事に心血を注いでいました。
結果、最初見た時
「管理できてないな~」
って思ったのですが、人件費を掛けないためにわざとだったということです。

農業でもいろいろな条件によって様々な経営方法があるので、うちの法人に合ったベストな経営をしないとと思いました。

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