2014-04-12 13:15 | カテゴリ:所見日記
漫画のクロサギを読んだ影響で今日は塩漬けマンが出会った詐欺のお話です。

①ブランド時計詐欺

あれは大学で東京に出たばかりの頃です。
渋チカの仮設販売所でブランド時計の大安売りをしていました。
5000円均一でした。
買いました(`・ω・´)キリッ
初日で動かなくなりました(´・ω・`)しょぼーん
電池交換しようと中身を解体すると・・・しょぼい電子基盤が目に飛び込みました。
ボタン四つついていますが、押しても何の反応(機能)もありません。
これ500円ぐらいのショボイ時計です・・・というか時計だったのかも怪しいです。

②絵画詐欺

あれは大学で東京に出たばかりの頃です。
渋谷パルコの辺を田舎臭漂わせて歩いていると、超キレイなお姉たまに声を掛けられました
「絵画の展示をしています。見るだけでいいので見ていただけませんか?」
な・・・ななな・・・なんてキレイなお姉たまなんだ・・・こんなお姉たま田舎にはいないんだおっ!っと、のこのこついていきました(`・ω・´)キリッ
部屋の中には高そうな絵が飾ってあります。
適当に見ているとセレブ風なおば様がその場で絵画を買っていました。
20万とか聞こえてきます。
「ここは俺には場違いだな(´・ω・`)しょぼーん」と、営業員に声を掛けられる前にさっさと出ました。
それを見て勧誘したお姉たまが
「え?!なんですぐ出てきてるの?せっかくカモ引き込んだのにっ!営業!!何やってんだ(゚Д゚)ゴルァ」という目つきで展示所内の営業員を睨んでいました。

③会員権詐欺 ←これが本命

大学時代に家で暇していると電話が掛かってきました。
「おめでとうございます。弊社の特別会員に当選しました。大変お得なプレミアム会員になれますが、お話だけでも聞いていただけませんか?」
超暇だったので、詐欺だと分かっていたのですが、社会経験のため話に乗ることにしました。
すると新宿に呼び出されました。
新宿駅に行くと、キレイとは言えないが、純朴そうなお姉たま(勧誘員)が待っていました。
そして連れて行かれたのが、なんと!新宿駅前の超高層ビル(たしか・・・三井住友ビル??とにかく駅前の有名な高層ビルです)。
そのほぼ最上階に連れて行かれました。
「こ・・・これは・・・詐欺じゃないのかもしれない」と思いました。
まずはアンケートに答えました。
「将来社会で成功したいか?」とかなんとか、色々な項目に答えました。
そして問題のプレミアム会員に入らないかと勧誘されました。

↓こんな特典がある会員権です。
・全国の高級ホテルが割安(といっても高い)で使用出来る←これが一番の売りらしい
・セレブが集まる合コンに参加出来る※5000円とか掛かる
・困った時専属弁護士が助けてくれる※紹介だけ。弁護士費用は別途必要

等等・・・覚えてないけど、たっくさん(数十個ぐらい)の特典がある会員権でした。

会員権の値段は100万円です。

勧誘員「これは特別な人しか入れないプレミアム会員権です。これであなたも上流社会の一員です。」
塩漬けマン「100万も払えませんよ?」
勧誘員「大丈夫です。10年ローンも出来ますので、なんと!月々たったの8千円です。」

勧誘員は一部上場有名一流企業の役員の名刺ばかり数十枚見せ、
勧誘員「会員になればこんな社会の成功者と知り合いになれるのですよ」
と言います。名刺ってこういう使われ方するんだ・・・渡す人は選ばないといけないんだな・・・と思いました。
塩漬けマン「でも僕高級ホテルとか行きませんし・・・大学生なので」
勧誘員「何を言っているんですか!行ってください!ここで上流社会の一員になって下さい!」
塩漬けマン「はぁ・・・でも成功してないのに背伸びして行っても・・・」
勧誘員「何を言っているんですか!行ってください!こういうホテルで上流の生活を体験する事が成功への第一歩なのです!」
塩漬けマン「はぁ・・・でも100万も元取れませんよね?」
勧誘員「何を言っているんですか!取ってください!毎月いけばいいんです」
塩漬けマン「いや・・・そこまで暇人ではありませんし・・・100万は・・・費用対効果が・・・」
勧誘員「10年ローンだと、1日たった200円ちょっとですよ?缶ジュース2本分であなたも上流社会の仲間入りなんですよ?」

16時から勧誘を受けて、もう21時です。
その間塩漬けマンみたいな学生っぽい身なりの人が10人以上部屋に入ってきて、恐るべき事に全員契約していました
彼らはプロです。最初のアンケートで相手の心理分析をし、何を言っても論理的に反論して契約するように仕向けます
本当にそのテクニックは凄いです。心理学を駆使しています。詐欺と身構えていないと絶対に騙されます。
そして、「ここに来る=詐欺と思っていない」って事なので、来た人はほぼ全員契約します。

そんな中、かたくなに契約を拒む塩漬けマン。
すると後ろから美人上司が声を掛けました。
美人上司「●●さん、ちょっとよろしいかしら?」
ビクっ!っと身構える勧誘員・・・凄く困った顔をして奥の部屋に連れて行かれました。
5分後、超凹んだ様子で目に涙を浮かべてトボトボ歩く勧誘員を引き連れて美人上司が帰ってきました。
美人上司「塩漬けマンさん、今度は私の話を聞いていただけますか?」
塩漬けマン「え・・・?はぁ・・・」
美人上司「●●さん、あなたはそこで立ってよく聞いておきなさいっ!」
勧誘員を立たせたまま、今度は自信満々の美人上司が契約を迫ってきます
塩漬けマンが何を言っても、論理的に反論して、契約しない理由を全て崩してきます。
プロ中のプロです。
しかしここまで来たら塩漬けマンも契約するわけにはいきません。
時間はもう23時です。
さすがの美人上司にも焦りの色が見えます。
その間勧誘員はずっと後ろで立っています
部下を叱った手前意地でも塩漬けマンを契約に追い込まなければ上司のメンツが立ちません。
しかし意地悪な塩漬けマンは
「いひひ、部下の前でこの自信満々のムカつく上司の鼻を折ってやれ」
と思っていたので、
「素晴らしい会員権ですね・・・だがっ!断る!(`・ω・´)キリッ」
「王者の風格」で契約を拒否します。

そして24時、ついに美人上司がギブアップしましたっ!
塩漬けマン「勝った!俺は勝ったんだ!」
と心の中で狂喜乱舞しました。
ただ、勧誘員が一階まで案内してくれたのですが、最後にこう言われて、驚愕しました。
勧誘員「この会員権を買えばバラ色の人生が塩漬けマン様に約束されていたのです。私の力不足で塩漬けマン様にこの素晴らしさを伝える事が出来ず、塩漬けマン様がこの千載一遇の機会を逃すことになってしまい、大変申し訳ありませんでした」
・・・この勧誘員、詐欺師という自覚がなく、本当に塩漬けマンのためを思って、勧誘していたみたいです・・・

高級ホテルに行く = 上流社会の仲間入り
↑このバブル的発想の法則が塩漬けマンには全く理解出来ませんでしたが、この法則は正しいのでしょうか?

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