2016-09-03 10:16 | カテゴリ:所見日記
昨晩の雇用統計、意味が分かりませんでした。

米国、U6失業率 9.7%(前回9.7%)
米国、非農業雇用者数増減 15.1万(予想18万)
米国、貿易収支 -395億(予想-427億)
米国、失業率 4.9%(予想4.8%)

悪い結果なので最初は勿論円高で102円台突入→先物↓
そこから全戻し・・・そこまで悪すぎるわけでもないので、全モは想定内
ところが・・・ここからアホみたいに円安!104円台余裕で突破!

???利上げの可能性減ったのにどうして円安なの???
雇用統計悪い→利上げ遠のく→円高・・・のはずなのに・・・

ダウの値動きが正しいと思います。
雇用統計悪かったのでちょっと下で反応して、利上げ可能性遠のいたのですぐに上がって、でも過度に上がる事はなく、ここで冷静になって、雇用統計悪くて上がるって異常だよね・・・経済悪化してるかもじゃんって事で、ジリ安展開から、まぁ利上げ遠のくならまだ買ってもいいかなってことで大引けに掛けてはジリ高展開

↓こういう感じ(※ダウ先の方は雇用統計の時間から動いています)
20160902雇用統計悪い時のダウ

なんかゴールドマンサックスはむしろこれで9月利上げの可能性が高まったと、確率を55%に上げたそうです。
でも他はみんな9月利上げ可能性減ったって言ってるのですよ。

なんか為替いじってる人は「利上げだ!」で、ダウいじってる人は「利上げなしだ!」で、自分に都合のいいように考えているような、為替とダウがあべこべに動いた雇用統計ナイトでした(´・ω・`)ショボーン

↓事実、これ同じロイターの記事なのにダウと為替で矛盾した事を言っています
米株は上昇、雇用統で9月利上げ観測が後退(記事はコチラ
ドル一時104.31円、米利上げなお近いとの声(記事はコチラ

んで今後ですが、為替が104円前後で揉むなら、普通に買いでいいと思います。
だってトヨタとか東芝とか想定為替レート100円でしょ
さらにこの水準で揉んで、9月利上げしようものなら、105円は余裕で超えて110円も見えてきます。
何しろ年2回の利上げを肯定しているわけですから・・・

こうなると外需はありです
必然的に日経平均も18000円を目指す展開になると思います。
ただしいきなり来週またドル円100円割れを試す展開とかになると、話は全く変わってくるので注意です。

また為替に関係ない銘柄でいくなら、長期の外人(ファンダ系)が日本株見直し買いで買ってくると仮定した場合、内需外需問わず、割安且つ高配当株が買われると思います。
※ただし、ファンダ系の外国人基準の【割安】を見抜く能力が必要です。低PER=割安とかいうレベルではなく、企業の持つファンダメンタルズを適切に評価でき、尚且つそのファンダメンタルズから導き出される株価を正確に測定した上で、現在の株価と比べて割安でないといけません。

銘柄によっては理不尽に売られた面もあるので、割安高配当銘柄増えています。
長期ファンダの人は、テクニカル無視(売られ過ぎとか、チャートとか無視)で割安株を好んで買います。
その中で、長期ですから配当を重視し、尚且つ投資した企業がしっかり収益を上げているかを外人は重視するので高ROAの企業が買われると思います。

注意点は、依然外国人の見切り売りも続くと考える人は、外国人持ち株比率の高い銘柄は危険ですし、利上げで経済が落ち込む事が想定される中国依存度の高い銘柄は危険だと思います。

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