2021-03-14 09:29 | カテゴリ:勉強や投資情報
来週は五社と多いです。
ウイングアーク1stは何回も見てます。
三度目の正直となるか?!まぁもう流石にIPO中止はないでしょう。

※数字で参考にしているのは以下のサイトです
96ut.kabu

■3月16日(火)

[4432] : ウイングアーク1st
市場:東1 (情報・通信業)
事業内容:企業の情報活用を促進するソフトウェアおよびクラウドサービスの提供
公募株式数:総計:10,634,700株(公募:0株 / 売出:10,634,700株)売出株式比率:100.0%
公開価格:1,590円
吸収金額:194億円
時価総額:496億円
ロックアップ:VC含めてほぼ全員に解除情報なしの90日。ただし、そもそもVCイグジット案件で公募0、売出の全てが第一位株主のVC(34%保有で87%を放出)
【塩漬け評】
売上190億・5%成長でPERは11倍だけど、減価償却が多いのでEBITDAを提示してます。そこから計算し直すとPERは9.7倍相当。
ただし売上成長率5%では別に割安とは思わない。
昔上場しててMBOで上場廃止して、再上場を二度も中止して三度目の正直なので、イメージが悪い。
しかし、ここの主力商品SVFを知らないSEはいません。
帳票作成ソフトのスタンダードで、SVFを使った事がないSEを見つけるのが難しいぐらい・・・今は知らないけど、少なくとも塩漬けマンが現役だった頃は(今のシェア67%だそうです)・・・超有名ソフトです。
今はクラウドでそれを提供してるようなのでPSRを計算すると2.6倍・・・割安ですけど、クラウド以外の事業もあるのでそこは考慮
営業利益率は30%。EBITDAで計算すると37%
大型でVC売り抜け案件なので低く寄り残ったVCは90日間解除条項なしのロックアップ・・・これ、公募組は分が悪いけど、セカンダリ組に取ってはお宝かも。

[7361] : ヒューマンクリエイションホールディングス
市場:東M (サービス業)
事業内容:システムの開発・保守を行う技術者派遣に特化した人材派遣事業
公募株式数:総計:1,619,400株(公募:50,000株 / 売出:1,569,400株)売出株式比率:96.9%
公開価格:2,120円
吸収金額:38.5億円
時価総額:40.2億円
ロックアップ:VC含めてほぼ全員に解除条項なしの90・180日。ただし、そもそも第一位株主イグジット案件で公募はお情け5万株、売出の全てが第一位株主リサ・パートナーズ(94%保有分の90%を放出)
【塩漬け評】
NECキャピタルの子会社になった投資銀行リサ・パートナーズ(94%保有第一位株主)のイグジット案件。公募は申し訳程度の5万株。
人材派遣のIT企業というだけで、元SEでそういう会社に勤めていた塩漬けマンに取っては投資的魅力0なので投資で買う事はないです。
これは元SE視点だけでなく投資家視点としても同様で、事実IT派遣企業は不人気で株価が上がりにくい業種です。
簡単に説明します。
IT派遣企業=社員の人数で売上上限が決まる=爆発的な成長はない→投資的魅力がない
社員をいかに増やすかだけが成長エンジンで、IT企業の社員は100人採用しても金を稼げるようになる3年後には50人が辞めており、その辞めた50人を育てるのに掛かった経費は純損失となり、残った50人も優秀なの(=稼げる社員)から派遣じゃない優良IT企業に転職して行きます。
※かと言って中途採用を増やすと、人件費が高くなります。
→社員を増やすのが成長エンジンなのに、稼げない社員しか増えない・・・この構造的欠陥があるので成長出来ず株価が上がらないのです。
しかも誰でも簡単に起業出来るので、需要は増え続けていますが、企業も増え続けて、レッドオーシャン業界です。
上記は最悪のパターンのIT派遣企業で、そこからどの程度ましな会社かっていうのを数字(離職率、平均給与、一人当たり売上高、技術者平均単価、技術者稼働率、営業利益率等)で追って行くのですが、どんぐりの背比べで、IT派遣企業という業界内でどれだけ優秀でも、業務的に魅力がない事には変わりないです。
という事で詳しく見る気がないので数字は細かく触れませんが全部平凡で、適正評価での公募価格と思います。
一応イグジット案件で、中型なので初値が低く寄ればマネゲ化する可能性はあります。

■3月18日(木)

[4177] : i‐plug
市場:東M (情報・通信業)
事業内容:新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox」の運営
公募株式数:総計:511,600株(公募:270,000株 / 売出:241,600株)売出株式比率:47.2%
公開価格:2,620円
吸収金額:15.4億円
時価総額:97.7億円
ロックアップ:11%程度のVCが1.5倍解除
【塩漬け評】
まず第一感想が「企業から学生に直接オファーを送る」・・・何それ!凄い!!たまたまいい学生が来るのを待つのではなく、沢山来た中からましなのを選ぶのでもなく、いい学生を企業が取り合うのかっ!!凄いサービスだって思いました。こんなサービスが塩漬けマンの時にあったら使ってたなって思ったら、やっぱり就活生の3人に1人が利用しているそうです。
ではシビアに数字を見て行きます。
売上21億(32%成長) 営業利益率14% EPS55.33円 PER47倍 PSR4.6倍 40%ルール32+14=46(クリア)
ありですが、こうなると多分中型であっても3倍以上で寄ります。仮に3倍で寄った場合、数字がこうなります。
株価7860円 時価総額293億 PER142倍 PSR13.9倍
・・・一気に買えなくなるな・・・因みに売上成長率ですが、125%→95%→18%→32%と、倍々成長する段階は終了し収益化段階となっています。
そして既に就活生の1/3が利用・・・就活生をこれ以上増やすのは頭打ち感があるので、後はいかに使う企業と成約数を増やせるかが成長の肝。
20210313i-plug目論見書1
一人38万・・・結構お高いんですね。早期定額型がストック性が高いモデルとなります。
20210313i-plug目論見書2
経費に外注費って言うのがあって、システムが完成すればそういう経費がなくなるので営業利益率が上がると思って目論見書や有報を見たのですが、ちょっとよく分からなかったです。
宣伝広告費はあんまり掛けてない?のでそれが減って営業利益率が伸びるってのはないのかな。
3倍以上で寄ると、一泊二日ぐらいのド短期マネゲ視点でないと買えないなって思います。

■3月19日(金)

[4176] : ココナラ
市場:東M (情報・通信業)
事業内容:知識・スキル・経験を商品化して「ECのように売買できる」マッチングプラットフォーム
公募株式数:総計:12,092,900株(公募:1,000,000株 / 売出:11,092,900株)売出株式比率:91.7%
公開価格:1,200円
吸収金額:166億円
時価総額:257億円
ロックアップ:VC含めて180日解除条項なしだが、そもそもVCはほとんど売出をするVCイグジット案件
【塩漬け評】
スキルマッチング・・・所謂クラウドソーシング。
こういう会社って多いし、例えば同業のランサーズ、クラウドワークスの株価は冴えません。
とりあえず数字を見て行くと
売上24億(36%成長) 営業利益率3% EPS2.13円 PER563倍 PSR10.6倍 40%ルール35+3=38(不合格)
単純にないですね。ランサーズクラウドワークスもようやく黒字化(あくまで予想)という段階でココナラもそうだけど、明らかなレッドオーシャンで今後収益化段階に入るとも思えない
そういう儲からない業界なので、PERで図る事が出来ないので、PSRで比較します。
クラウドワークス PSR4倍
ランサーズ PSR2.0倍
ココナラ PSR10.6倍
明らかにあり得ない割高の上に売上はたったの24億円。ここを買うならランサーズを買いますよ。
大型VCイグジット案件なので公募割れしたとしてもいらないです。
投資的にも投機的にも厳しい。でもそういうのに限ってマネゲるのでマネゲったらごめんね。

[7362] : T.S.I
市場:東M (サービス業)
事業内容:サービス付き高齢者向け住宅の建築及び介護サービスの提供
公募株式数:総計:400,000株(公募:300,000株 / 売出:100,000株)売出株式比率:25.0%
公開価格:2,000円
吸収金額:9.20億円
時価総額:30.5億円
ロックアップ:ほぼ全員に解除条項なしの90日
【塩漬け評】
介護かぁ・・・ん~・・・アンビスぐらい特色があって数字が凄くないと、株価上がらないイメージ。
というか、ここが運営する老人ホーム「アンジェス」って名前が悪すぎる!この名前ってだけで投資家は介護施設じゃなくて印刷業者だと勘違いして入居しないぞ!!
売上33億(13.4%成長) 営業利益率1.79億 EPS84.8円 PER23.5倍
ん~・・・分かっちゃいたけど、営業利益率が低すぎるし、成長も普通・・・これは割高な公募価格設定に思えます。
投資的には魅力はないけど、小型低時価総額でロックアップほぼ完璧なのでマネゲ対象です。
でも初値高すぎると無理だし勇気が試されます。
こういうマネゲにもならなさそうなのが、最近はマネゲる(一泊二日とかのド短期だけど)ので、その日の雰囲気と大口の気分次第って奴ですね。

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2021-03-07 07:57 | カテゴリ:勉強や投資情報
最近、金利が上がって株価暴落していたため、いつもより注目されていた雇用統計が発表されました。
予想:20.0万人
結果:37.9万人

むっちゃ良かったです。
これを受けてのアメリカ市場と、その他ナイトの市況です。
※日経平均現物やアジアは勿論昼の値動きでナイトには関係ないです。
20210306雇用統計を受けて

発表された直後、ダウも金利も上げてたのでビックリしました。
逆相関じゃなかったのかよ!って思いながら「どっちが勝つんだ?」って思いながら見てたら、金利の方が1.62%で天井を打って下がりだし、ダウは上げ続けて、ダウに軍配が上がりました。
という訳で個別株はバリューもグロースも関係なく全面高リスクオン祭り状態
20210306SP500.jpg

雇用統計で金利は一旦の天井を付けた=これ以上上がらない=株を買わない理由がなくなった

って感じなのか、それとも今後も金利が上がり続ける事を株式投市場が織り込んだのか・・・
いずれにせよ、この動きは日本市場へも波及すると思われるので、いくらで売ったとか関係なく、好決算銘柄を中心に逃したくない銘柄を月曜日に再度仕込もうと思います。

今回思ったのは、マネゲ系は暴落時ほんっとダメダメなので、先回り買いは控えようと思いました。
調整が終わったとも言い切れないので。
先回り買いでマネゲ銘柄を沢山仕込んでていいのは市況が良い時だけだなと。
でもそれをやってたおかげでイグニスのMBOを逃さなかったんですけどね♪
イグニスのMBOはイベントドリブン投機家は皆取れたと思います。
決算終わってから仕込もうと思ってた人は一旦手放してるかもですが・・・

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2021-02-27 09:07 | カテゴリ:勉強や投資情報
2月の収支を計算してちょっとびっくりしました。
というのも、2月って記憶に残ってるのは以下です。
・決算ギャンブルで三つぐらいストップ安級喰らった
・損切しかしていない
・マザーズ-4%と日経-1200円をフルポジで喰らった

唯一勝てたなっていうのはベクターのマネゲだけ。
しかも80万ぐらい利確したけど、持っててSS4のPTSで利確してたらさらに170万ぐらい儲かっていたので、取りこぼしたショックしかないです。
さらに、暴落を喰らう過程で最高利益から300万ぐらい減っているので、負けてる気分でした。

しかし結果は左の『株式資産推移』を見て分かる通り、最高利益更新
スマホだと見れないのでコピペするとこんな感じ

2021年02月 6772万 +7,800,000
2021年03月 7552万 奮闘中

☆年間パフォ・利益☆
2021年 10%・703万 奮闘中


これはちょっとやり方を変えたのが、たまたま最近の市況で上手く機能したからです。
収支が伸びなかった2018年~2019年って、多分暴落気配を察知したらすぐにノーポジになって、暴落神回避をする事に専念していました。
これは塩漬けマンは新興生まれ、マネーゲーム育ちなので、マネゲ銘柄は新興崩壊時、簡単にストップ安とか行くし、そういう全面大暴落が年に2~3回は来てたので、それを絶対に回避しなければいけないという育ちをしてきたからです。
しかし、コロナショック以降そういう大暴落が来なくなったし、調整期間も短くなりました・・・
また、ノーポジ神回避に拘る余り、投資で買っていた後の大出世株も手放し、買い戻せず暴落回避で免れた損失よりも、ホールドしていたら得られた利益の方が遥かに大きくなっている事に気づきました。
結局大きなマネゲを時々取ってプラス推移でしたが、総じて資産は増えませんでした。

後、空売りを結構して、結構な損失を計上していました。

まぁそのおかげでコロナショックを神回避出来たのですが、リバウンドは取っても、その後のコロナバブルは取れませんでしたし、むしろ空売りしてやられていました。

上記を踏まえて去年末から投資銘柄主体で、それらは資金量を多くし、マネゲも確度の高いのだけに絞ってやるようにしています。
そして暴落気配を察知しても、実際来ても、握力強く。
なぜならリバウンドのターンで大きく上がるので、それを取りこぼすと致命傷なので結果売らない方がいいから。
投資銘柄はそういう銘柄に資金を入れています。
株価って下がっている時やヨコヨコの時の期間が長くて、大きく上昇する期間って短いのです。
頻繁にポジションを外してて、その短い期間にたまたまポジってるって不可能なので、だったらホールドしてた方がいいです。

株価の騰落は誰にも読む事が出来ず、その上下に波乗りするのは不可能(テクニカルの人は出来るって言ってるけど、出来てるの見た事ないし、後付けでたまたま上手くいった時だけ「出来た」って騒いでるだけ)なので、投資銘柄を大量にホールドする。

その変わり、暴落時に投資銘柄で失う利益をカバーするのに、以下をやります。
・マネーゲームで短期利確
・ショートで短期利確


2月はベクターで少しそれが出来ました。
マネゲで無駄撃ちを無くすのとダメなのを損切を素早くし粘着をしなければ、マネゲの収支はもっと良くなります。

しかしほんとマネゲって偉大ですよね。
ベクターフルで取れてたら+250万ぐらいでした。
これ、通常資金の約100万しか入れてないんですよ。

7000万円以上もポジってて、暴落二回喰らって最高利益から失った含み益300万。
ベクター1銘柄100万で得られていた利益250万。

たった100万で7000万分の銘柄をカバーできるんだぜ?
しかも最初ベクター二倍資金(200万)入れようとしてたんですよ・・・入れてたら全部売らずに半益だったので、ちゃんと天井まで取れてましたし、300万以上でした。

これがマネゲの威力よ。素晴らし過ぎてビビる。

逆に今年全く出来ていないのはショートで短期利確です。
ショートって負けてばかりですが、理由は引っ張り過ぎて含み益を飛ばすからです。
ショートもマネゲと同じく短期利確を意識しないとって思っています。

相場がいよいよ不安定になってきているので、上記のように書きましたが、ポジションサイズ縮小を意識し、ノーポジも常に選択肢に入れつつ、投資銘柄の握力を意識して、来月からも戦っていきたいです。

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2021-02-14 09:55 | カテゴリ:勉強や投資情報
決算もひと段落したので、恒例のソシャゲ開発一覧を更新しました。
アエリアがまだなんですけど、あそこは決算説明資料出すのが遅いので、もういいでしょう。

20210213ソシャゲ開発一覧

最近これ更新する度に同じ事言ってるけど、寂しくなりましたよね。
コロプラ・サイバーエージェント・ミクシィ・ガンホーとかも入れないといけなくなるかも・・・でもあいつらはもう1タイトルで株価動かないんですよね・・・
この寂しさからも分かるように、もうソシャゲでマネゲが起きなくなり、ソシャゲ関連のしょぼい銘柄の株価低迷が凄いです。
このコロナバブルを以てしても株価上がっていない銘柄多数

こないだ中国ゲーム(マルチプラットフォーム)の原神やったって書いたけど、ほんとあんな凄いソシャゲを出されると、日本のソシャゲのしょぼさが際立って、お客全部取られちゃうと思います。
しかもソシャゲだけでなく、PS4やスイッチやPC等何でもプレイ出来るマルチプラットフォーム・・・
どうして中国企業と日本企業でここまで差がついたのだろう・・・最近は中国アニメの質が上がって来てるらしいし、後数年でアニメも抜かれるかも・・・(´・ω・`)ショボーン

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2021-01-23 10:13 | カテゴリ:勉強や投資情報
相場で戦うのに一番大事なのはリスク管理だと、このブログでずっと言い続けています。
しかし、ひとえにリスク管理と言っても、意味が分からないと思いますのでここで詳細に説明します。

■リスクとは何か■

まず、リスクの定義ですが、金銭的損失の事ではありません
リスク=損益のボラティリティ
と理解して下さい。

つまり
リスク=リターン(リスクとリターンは比例する)
の関係性があります。

リスクが大きければ、それだけ大きく儲かるか、大きく損をする(=損益のボラティリティが大きい)という事です。
ハイリスク・ハイリターン

投資とはリスク(ボラティリティ)を小さくする事を指し、投機とはリスク(ボラティリティ)を大きくする事を指します。
※この記事限定の定義。普段は以下の定義です。
 投資=ファンダメンタルズ分析に基づいた売買
 投機=ファンダメンタルズ分析以外に基づいた売買

従って投資は損失を小さくする代わりに利益も小さくし、投機は損失を大きくする代わりに利益も大きくします。
※どちらも一回一回の売買の勝率は1/2ギャンブル(予測は不可能)である事に変わりはない

ここで大事なのは、リスクを管理する方法は様々あり、どれをどう選択して銘柄に落とし込み、どれだけ資金を投入するか。
リスク管理の一番の目的は退場しない事ですが、それは大前提として、リスクを小さくするのではなく取れるリスクから利益を最大化するためのリスクの選択とコントロールがリスク管理となります。

■リスク管理の種類■

【1銘柄投資金額】1銘柄(1金融商品)につき、どのぐらいの資金を投入するか。基本的には口座残高の5%まで。
(例)1000万円の資金で株を買うなら1銘柄50万円まで
5%を超える分だけリスクが高くなり、その分損失も利益も大きくなる。
※別に5%は絶対ではなく、人によって違うと思うけど、塩漬けマンは5%が基準なのでここでは5%としています。

【総投資金額(レバレッジ)】当たり前ですが、総投資金額が多ければリスク(損益のボラティリティ)は高くなる。信用取引でレバレッジを効かせるとさらにリスクは高くなり、退場するか金持ちになるか、どっちかは分からないけどスピードが早くなる。

【銘柄分散】銘柄を60以上に分散すると市場平均と同じリスク(=システマティックリスク=β)となる。従って60銘柄以下にすればする程リスクが高くなり、その分損失も利益も大きくなる。

【時間分散】一気に売買せずに数回に分けて時間分散して売買する事でボラティリティ(リスク)の平準化が可能。
回数を多く分けて時間を掛ければ掛ける程リスクは小さくなり、損失も利益も小さくなる。

【ヘッジ】逆相関関係にある金融商品を両方ロング又はショートするか、相関関係にある金融商品をロング・ショートする。具体的には保有株式を売りたくないが、日経平均が暴落しそうな市況の時に保有株式の日経平均への連れ安の下落をカバーするためにオプションのプット(日経平均暴落したら大きな利益となるが8割は0円になる金融商品なので掛け捨て保険の意識で売買しないといけない)を買ったりする。
勿論ヘッジをすると利益はかなり小さくなる=低リスク(損益のボラティリティはかなり小さくなる)
ただし、たまたま逆相関しなかったり、ロングショート両方で損失・利益を出したりすると一気に高リスク(損益のボラティリティが大きくなる)になるので、正直オプション以外でヘッジをする意味はないと思う。

【バリュエーション】株式においては個別銘柄の本来の企業価値と現在の株価を比較して、株価が相対的に割安か割高かを判断する事。これは本来リスクとは無関係。なぜなら、割安・割高はボラティリティに関係ないから。しかし実際問題として、割安な株は総じてボラティリティが小さい(=低リスク)な傾向があり、割高な株はボラティリティが大きい(=高リスク)な傾向がある。恐らく一般的に以下の公式が成り立つからと思われる。
・不人気株=割安=あまり動かない
・人気株=割高=上も下も激しく動く
ただし、バリュエーションの計り方は人それぞれで、各種指標・グロース・バリュー・財務健全性・社長の人格・企業文化・特許等競争力・ビジネスモデル・参入障壁等、決まった測定方法はない。

【時価総額】株式においては低時価総額銘柄の方がボラティリティが高い(=ハイリスク・ハイリターン)となっている。

【損切】リスクが損益のボラティリティを意味するなら、当然リスクを小さくするためには小さい含み損の時に素早く損切する事が大事になる。それさえしていれば常に低リスクの投資をしているという事になる。
※損切しなかったら利益になっていた場合もあるので、利益を逃しているという点でも低リスク(損失も小さいけど利益も小さい)となる。

【ボラティリティに応じてポジションを変える】・・・市場のボラティリティが大きい時(=VIXが高い時=リスクが高い時)はポジションを調整する。勿論金銭的損失を小さくしたい人はポジションを落とし、逆に金銭的損失が大きくなっても利益も増やしたい人はポジションを増す(ロング・ショートどちらかはその時の市況次第だが、一般的にVIX上昇=暴落=ショートとなる)。

■リスクを管理する方法■

上記のリスク管理の種類から、自分がリスクをどのような方法で、どの程度取るのかを考えた結果が投資法となり、その実践が資産運用となります。

↓一例、また塩漬けマンの投機法とは異なります。

例えば、資金100万円の人が5%ルールを守ると5万円では買える株がなくなります
必然的に5%ルールは守れず、その時点で投資より投機をしているという自覚(運が悪いとすぐ退場するかもしれない覚悟)が必要となります。

60銘柄以上に分散をするとβが1(=市場平均と一緒)になるので、インデックスファンドを買うのとパフォーマンスは同じになるので、だったら個別銘柄を選ばずにインデックスファンドを買えば良いとなります。
ただし、アインシュタインが「人類最大の発明」と言った複利効果(配当再投資)を最大化するため、配当を重視する場合等は60銘柄以上を自分で選んだ方が良いかもしれませんし、化ける可能性のある銘柄だけで選別(何が化けるか分からないからあらゆる業種で分散して買っておく)し、マネゲったり化けて明らかに割高になったり成長が止まったら売って、次の銘柄に乗り換える事が出来る自信がある人は、そっちの方がいいかも。

逆に、なくなってもよい資金を用意し、最大限のリターンを得るために、最大限のリスクを取って、低時価総額マネゲ銘柄1銘柄に信用全力し上がっては利確、次のマネゲ銘柄に信用全力と、集中投資による倍々ゲームで短期間で一気に億り人を目指すとか。
※勿論逆に行ったら一気に退場します。

大きなリターンを求めたいから低時価総額の銘柄を買うけど、マネゲ銘柄ではなく、バリュエーションは自分で計算して将来上がる確率を高めるとか。

何の努力もしたくないから、インデックスファンド(究極の銘柄分散)をドルコスト平均法(究極の時間分散)で買って、リスクを最小限にする代わりに損失・利益も最小限にするとか。
でも利益は大きくしたいので、少しリスクを取って新興国のインデックスファンドも一部組み込むとか。

注意点として、決して大型優良株を買うのが投資(=低リスク)ではないという事。
大型優良株だけを買い、優良株だからと1銘柄に口座残高の5%を超える大金を投入している投資家が自分は「投資」をしていると思い込んでいても、それって小型糞株だけを、少額で買っている投機家とリスクは一緒(=両方同じ投機)という事。

■塩漬けマンのリスク管理■

上記に照らし合わせながら、塩漬けマンがどういうリスク管理を選択しているかというと、以下の通りとなります。
【1銘柄投資金額】
・1銘柄投入資金量はエッジとボラティリティとタイミングと時間軸に応じて100万~500万(口座残高の1.8%~8.5%)
 ※エッジが高ければ勿論金額が大きく、ボラティリティが小さすぎる銘柄は金額が大きく、特大材料初動とかは金額が大きく、短期スキャやデイの時(※持越リスクがない時)は金額が大きくなったりする
【総投資金額】
・欲しい銘柄がなかったり市況が分からないのに意味もなくポジションは持たない(常に全力でポジションを持つ必要はない)
・逆にここぞという時は全力でポジションを持つが、口座残高以上はポジションを持たない(ショートもあるので信用は使っても維持率100%以上を確保=ノンレバレッジ)
 ※本当に一生で今しかないというような時は若干維持率が100%を切る事はあります。コロナショック大底での全力ロング時とか。
【銘柄分散】
・パフォーマンスをβ(市場平均)に近づけずα(市場平均超過リターン)を求めるために30銘柄以内とする
 ※全力でポジった時は30銘柄を超える事はある
【バリュエーション】
・割安株投資はせず、投資視点の銘柄は成長株を選ぶ。マネゲ視点の銘柄は材料の強弱でイン・投入金額を判断する。
【時価総額】
・ロングは時価総額300億以下の銘柄
 ※基本であって、素晴らしい銘柄や短期投機は例外もある
・ショートは時価総額1000億以上の銘柄
 ※基本であって、マネゲで異常に上がっている銘柄は時価総額200億以上まで許容
【損切】
・マネゲ銘柄の含み損は基本持ち越さないし、持ち越しても-2万程度まで
 ※損切が一番大事。損切は光の速さで行わなければいけない。「投資で勝つための三つの要素は一に損切、二に損切、そして三に損切だ!」
【ボラティリティに応じてポジションを変える】
・ヤバいのが来そうならノーポジ回避
 ※ただし、最近はそれをして一時的にお金を守っても、大化け銘柄を買い戻せずに中期的に見てパフォーマンスが伸びない原因となっていると気づいたので、投資銘柄は投入資金量を調整した上でガチホが良いのかもしれないと考えています。

【時間分散】【ヘッジ】はしていません。
これが塩漬けマンのリスク管理=投資・投機法となります。
さて、皆さんはどのような投資又は投機をしていますか?

■余談■

『マーケットの魔術師』に出て来るラリー・ハイトというリスク管理を重視する先物のテクニカル投資家は、ロンドンタイズの取材で当時売買していたココアの相場見通しについて聞かれ、
「相場は見ていません。私が見ているのはリスク・リターンのみであり、儲かるかどうかです」
と答えたそうです。
彼は金とココアの取引の違いは?と聞かれた時も
「1%の賭けであって、私にとってはどちらも同じです」
と答えています。彼のリスク管理は厳格で、一つの商品に最大でも資産の1%しか投入しないルールにしていました。
リスク管理をしていれば、ファンダメンタルズはどうでも良いという極論に至っています。

同じくマーティ・シュワルツというテクニカル投資家はこのように言っています。
「最も重要なのはマネーマネジメント、マネーマネジメント、マネーマネジメント。成功した人は誰でも同じことを言うはずだ」
※マネーマネジメントとはリスク管理の事

主にリスク管理の重要性を説くのはテクニカル派に多く、彼らに取っては
投資=決算書を読む事(先物においては商品の特性を学ぶ事)
ではなく、
投資=リスクを管理する事
となっています。
彼らはファンダをしていないので上がるか下がるか分からない五里霧中の相場で、テクニカルで得られるエッジは数%(塩漬けマンは0%だと思ってるけど)しかなく、即ち一回一回のトレードは限りなく1/2ギャンブルに近いと理解しているからリスク管理(特に損切)が重要だと考えているのです。

テクニカルで投資(ファンダメンタルズに基づかないので正しくは「投機」だけど)をしている人で損切しない人は論外って事です。
※塩漬けマンはファンダメンタルズで投資をしている人も損切をしない人は、配当に基づく真の投資をしている人以外は論外だと考えていますが。

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