塩漬けマンの株奮闘記
脱サラ農家が経済的フリーを目指して投資を始めるも、投機(マネーゲーム)に目覚めてしまい、日々投機を頑張り、ついに農業も辞めて専業投機家になってしまったブログです(`・ω・´)キリッ ただの備忘録日記ですので、銘柄を書いても、買い推奨ではありませんし、むしろ危険なので買わないで下さい。「株価の騰落は神のみぞ知る」で誰も分かりません。裁量トレードは大部分の人に取ってゼロサムゲームどころかマイナスゲームですのでやらない事をお勧めします(´・ω・`)しょぼーん
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2013-09-07 15:44 |
カテゴリ:雑談
今日は農業のちょっと真面目なお話です。
昨日、「準備型新規就農者補助金制度は実質、農家にただの労働力を提供する制度となってしまっている」という話をしました。
今回は民主党が始めた農業者戸別所得補償制度についてです。
これって何となく農家が補助金貰ってて、「農家ばっかり保護されてずるい!」ってイメージありません?
そう考えている人がいたら大間違いです。
まさに、準備型新規就農者補助金制度と同じく、実質的には補助金の恩恵を受ける人は別にいるわけです。
じゃあ一体誰が恩恵を受けているのか?
このブログを読んでいるそこのあなたです。
どういうことかと言いますと、年収300万の米農家がこの制度で50万貰えるとします。
すると年収350万になると思います?
違うのです。年収は変わらず300万円なのです。
実はこの制度があるので、米価が下がり、結局農家の所得は変わらないのです。
この制度はその名の通り、農家の所得を補償する制度で、増やす制度ではないのです。
従って米価に転化された補助金は、当然消費者に恩恵をもたらします。
ここまで読んだら、この制度が歴史上かつてない程優れた制度であることが分かると思います。
地域振興券とか子供手当てとか、何に使われるか分からない形で税金をばら撒くよりも、食料品価格として、絶対に消費される生活必需品で、広く日本全体に税金をばら撒けるので、経済効果が大きいです。
しかも万葉集に「葦原の 瑞穂の国」と詠まれた2000年来の美しい日本の郷土と風土を守ることも出来ます。
ひいては、都会に人口流入する事を防ぎ、他国のようにスラムが出来るという事態を防ぐことにもなり、都会の人にとっても治安という面でメリットがあります。
さらにインフレにより弱者切捨てと言われるアベノミクスの欠点も補えます。
食料品価格が下落する訳ですから。
さらにさらに、食料品価格が下がる=国際標準価格に近くなるか、安くなる=輸出で外国に売ることが出来るようになるってことで、輸出で儲けることも可能となります。
こんなに素晴らしい制度だから、欧米諸国は、この制度、やりまくっています!
日本の農家所得における補助金の割合は15%ですが、なんと欧米は60%~100%なのです!
所得の6割以上が補助金!
欧米は農業も大規模化・機械化して進んでいる!
ITを活用して先進的な農業をしている!
・・・こんなものは本質ではありません。
本質は補助金漬けってことです。
こうして補助金漬けで安く出来た食料品が日本に輸出されて、日本の農家が困っているのですから、たまったものではありません。
どうしてここまでして欧米は農業を守るのか?
これは言うまでもありませんよね。
国の政策の優先順位は
第一次産業(農業・畜産・漁業) > 軍事力 > 外交 > 経済
であるべきだという事がしっかり認識出来ているからです。
だって食料自給率0%で全部外国に頼っていたら、極端に言えば以下のような事態が起きます。
中国「尖閣よこせ」
日本「いやだ」
中国「じゃあ全食料品輸出やめる」
日本「ふざけるな、戦争だ!」
中国「食料なくて戦争出来るの?」
日本「・・・出来ません」
中国「ついでに沖縄もくれ」
日本「・・・どうぞご自由に・・・」
食料自給率が高くて、初めて軍事力が有効に活用でき、その軍事力を背景に有利に外交が展開でき、外交によりもたらされた平和によって、安定的に経済が発展するのです。
日本は長く飽食の時代が続いたため、上記の大原則が忘れられて、経済偏重になっています。
ちなみに、この素晴らしい制度を天下の愚策に変えてしまったのも民主党です。
この制度、頑張っている農家を応援するために、10町以上の耕地面積とかにすべきでした。
なんとたった1反から補助金が貰えるのです。
すると以下のようになります。
ある若いやる気のある青年農家がいました。
農業を止めた老人から土地を借りて大規模に米を作っていました。
「よ~っし、今年も頑張るぞ!」
と思っていた所、老人からこう言われました。
「今年は自分で米作るから農地は貸さない」
驚いた青年は聞きました
「どうして?」
すると老人は答えました。
「だって1反作っただけで補助金貰えるみたいだから、自分で作る」
つまり、選挙で田舎票を取るために、1反以上で補償対象としたため、天下の名策を天下の愚策に変えてしまったのです。
さすが民主党!
安部自民党に求めるのは、六次産業化なんてほとんどの農家では実現不可能な夢物語を語っていないで、民主党が作った制度だからと毛嫌いせずに、農業者戸別所得補償制度を拡充して適切に運用して欲しいってことです。
その上で、頑張る農家には六次産業化を支援して、所得が増えるように手助けすればいいと思います。
↓応援クリックして頂けると感謝感激です(´・ω・`)
昨日、「準備型新規就農者補助金制度は実質、農家にただの労働力を提供する制度となってしまっている」という話をしました。
今回は民主党が始めた農業者戸別所得補償制度についてです。
これって何となく農家が補助金貰ってて、「農家ばっかり保護されてずるい!」ってイメージありません?
そう考えている人がいたら大間違いです。
まさに、準備型新規就農者補助金制度と同じく、実質的には補助金の恩恵を受ける人は別にいるわけです。
じゃあ一体誰が恩恵を受けているのか?
このブログを読んでいるそこのあなたです。
どういうことかと言いますと、年収300万の米農家がこの制度で50万貰えるとします。
すると年収350万になると思います?
違うのです。年収は変わらず300万円なのです。
実はこの制度があるので、米価が下がり、結局農家の所得は変わらないのです。
この制度はその名の通り、農家の所得を補償する制度で、増やす制度ではないのです。
従って米価に転化された補助金は、当然消費者に恩恵をもたらします。
ここまで読んだら、この制度が歴史上かつてない程優れた制度であることが分かると思います。
地域振興券とか子供手当てとか、何に使われるか分からない形で税金をばら撒くよりも、食料品価格として、絶対に消費される生活必需品で、広く日本全体に税金をばら撒けるので、経済効果が大きいです。
しかも万葉集に「葦原の 瑞穂の国」と詠まれた2000年来の美しい日本の郷土と風土を守ることも出来ます。
ひいては、都会に人口流入する事を防ぎ、他国のようにスラムが出来るという事態を防ぐことにもなり、都会の人にとっても治安という面でメリットがあります。
さらにインフレにより弱者切捨てと言われるアベノミクスの欠点も補えます。
食料品価格が下落する訳ですから。
さらにさらに、食料品価格が下がる=国際標準価格に近くなるか、安くなる=輸出で外国に売ることが出来るようになるってことで、輸出で儲けることも可能となります。
こんなに素晴らしい制度だから、欧米諸国は、この制度、やりまくっています!
日本の農家所得における補助金の割合は15%ですが、なんと欧米は60%~100%なのです!
所得の6割以上が補助金!
欧米は農業も大規模化・機械化して進んでいる!
ITを活用して先進的な農業をしている!
・・・こんなものは本質ではありません。
本質は補助金漬けってことです。
こうして補助金漬けで安く出来た食料品が日本に輸出されて、日本の農家が困っているのですから、たまったものではありません。
どうしてここまでして欧米は農業を守るのか?
これは言うまでもありませんよね。
国の政策の優先順位は
第一次産業(農業・畜産・漁業) > 軍事力 > 外交 > 経済
であるべきだという事がしっかり認識出来ているからです。
だって食料自給率0%で全部外国に頼っていたら、極端に言えば以下のような事態が起きます。
中国「尖閣よこせ」
日本「いやだ」
中国「じゃあ全食料品輸出やめる」
日本「ふざけるな、戦争だ!」
中国「食料なくて戦争出来るの?」
日本「・・・出来ません」
中国「ついでに沖縄もくれ」
日本「・・・どうぞご自由に・・・」
食料自給率が高くて、初めて軍事力が有効に活用でき、その軍事力を背景に有利に外交が展開でき、外交によりもたらされた平和によって、安定的に経済が発展するのです。
日本は長く飽食の時代が続いたため、上記の大原則が忘れられて、経済偏重になっています。
ちなみに、この素晴らしい制度を天下の愚策に変えてしまったのも民主党です。
この制度、頑張っている農家を応援するために、10町以上の耕地面積とかにすべきでした。
なんとたった1反から補助金が貰えるのです。
すると以下のようになります。
ある若いやる気のある青年農家がいました。
農業を止めた老人から土地を借りて大規模に米を作っていました。
「よ~っし、今年も頑張るぞ!」
と思っていた所、老人からこう言われました。
「今年は自分で米作るから農地は貸さない」
驚いた青年は聞きました
「どうして?」
すると老人は答えました。
「だって1反作っただけで補助金貰えるみたいだから、自分で作る」
つまり、選挙で田舎票を取るために、1反以上で補償対象としたため、天下の名策を天下の愚策に変えてしまったのです。
さすが民主党!
安部自民党に求めるのは、六次産業化なんてほとんどの農家では実現不可能な夢物語を語っていないで、民主党が作った制度だからと毛嫌いせずに、農業者戸別所得補償制度を拡充して適切に運用して欲しいってことです。
その上で、頑張る農家には六次産業化を支援して、所得が増えるように手助けすればいいと思います。
↓応援クリックして頂けると感謝感激です(´・ω・`)
Re: タイトルなし
塩漬けマン
>オシメマンさん
東京来ましたね!
見ようと起きてたのに、いつの間にか寝てました・・・
あ~リアルタイムで見たかった・・・
東京来ましたね!
見ようと起きてたのに、いつの間にか寝てました・・・
あ~リアルタイムで見たかった・・・
2013-09-08 06:54 URL [ 編集 ]
嘘っぱち
とうりすがり
よくもここまで嘘っぱちが書けますね。 欧米と日本は補助金の方法がまるっきり違う。 彼らは関税を無くした上での補助金。 また、食料が無くなる前にエネルギー止められたらお陀仏でしょ。 論拠が小学生以下ですは。
2013-12-15 11:43 URL [ 編集 ]
Re: 嘘っぱち
塩漬けマン
>とうりすがりさん
嘘ではないですよね。
補助金割合に関税を考慮しない場合はってことです。
大学教授毎に算定方法や結果違いますので。
私が引用した大学教授の結果では恐らく関税を考慮していなかったのでしょう。
確か関税を考慮すると日本の補助金割合は先進国でトップ5には入っていたと思います。
その関税もTPP交渉で守れるか疑問ですが。
減反も廃止する方向ですし、耕作放棄地だらけになりますが、その土地の維持管理どうするのでしょうね・・・
圃場整備で大規模化出来る土地ばかりではありません。
エネルギーについては特に関係ないので触れていません。
嘘ではないですよね。
補助金割合に関税を考慮しない場合はってことです。
大学教授毎に算定方法や結果違いますので。
私が引用した大学教授の結果では恐らく関税を考慮していなかったのでしょう。
確か関税を考慮すると日本の補助金割合は先進国でトップ5には入っていたと思います。
その関税もTPP交渉で守れるか疑問ですが。
減反も廃止する方向ですし、耕作放棄地だらけになりますが、その土地の維持管理どうするのでしょうね・・・
圃場整備で大規模化出来る土地ばかりではありません。
エネルギーについては特に関係ないので触れていません。
2013-12-16 20:32 URL [ 編集 ]
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