2019-09-08 07:41 | カテゴリ:勉強や投資情報
昨日に引き続いてこの記事が気になってインデックスファンドについて調べてみた感想です。
「世紀の空売り」投資家、インデックスファンドに警鐘-CDOと類似

上記の記事で一番気になったのは、勿論「CDOと類似」って所です。
あのリーマンショックの元凶のCDOとどの辺が類似しているのか・・・

まずCDOというのは、不動産担保証券の内、異なる格付けの債券を混ぜて、高い格付けをしてもらって売る詐欺的手法です。
【例】
格付けAの債券
格付けAの債券
格付けBの債券
格付けCの債券
を混ぜてCDOを作って、新しい債券なので新たに格付けしてもらったら、あら不思議その格付けはAに。
仕事が欲しい格付け会社は金融機関の言われるままにAの格付けを付けるから。
もし格付け会社がAを付けなければ、Aを付けてくれる別の格付け会社に仕事が奪われるだけだから、どの格付け会社も適当にAにしてくれます。
そんな事とはつゆ知らない購入者はAの債券だから安全だと思って喜んで買っていきましたとさ。
これとどう似ているのか?

インデックスファンドって、いいと考えられる株、上がると考えられる株だけを買うんじゃないんです。
指数と完全連動を目指すから、業績悪く割高で将来性もない銘柄でも買うんです。
それは全然OKです。
全て織り込んで今の株価だから、どんな糞株でもその株価が上がるか下がるかは1/2で神のみぞ知るです。
ファンダメンタルズやテクニカルは無視されてひたすらに指数と連動するように銘柄を買います。
因みに買い方は以下の方法があるそうです。
完全法
抽出法
シンセティック・リプリケーション


つまり、市場参加者にファンダメンタルズでもテクニカルでもなく裁定取引でもなく、機械的に買うという新しい参加者が登場したのです。
しかもインデックスファンドは長期定期定額で買うのが勧められているので、多くの場合、売りはほぼなく、ひたすら買われるだけ・・・

昨日ブログで書いたように、インデックスファンドが流行り過ぎて、その売買が価格形成に影響を与える規模になっていたら、糞株でもインデックスファンドのせいで買われて高値になっちゃう事になります。
この辺りが、低い格付けの債券が混じってるCDOとなんとなく似ています。

また、ひたすら機械的に買うだけって日銀のETF買いと似てますよね。
日銀のETF買いのせいで日本市場は流動性が死んでアルゴの天下の酷い有様です。
アメリカ市場も、インデックスファンドのせいで流動性が死んでアルゴの天下になっているのではないでしょうか?
なので、ダウが上がる日は個別銘柄関係なく全部上がる。下がる日は逆。
しかもダウとナスダックとS&P500って構成銘柄が違いますから連動しなくてもいいのに、ほぼ毎日連動してますよね。
※寄与度の高い銘柄が決算で大きく騰落すると、その銘柄の入ってる指数だけ+-の幅が違うけど、それでもザラ場の上げ下げはほぼ連動してます
そして先物主導で延々売られたら、ひたすら個別現物株も連動してひたすら売られる。
アルゴのせいで相場が一方向へ行きやすいという批判が出ている原因(流動性がないから)です。

しかし、日銀のETF買いとインデックスファンドでは大きく違う点があります。
インデックスファンドは顧客が解約したら売るんです。
決して買うだけじゃないんです。 ※日銀もいつか売るんでしょうが・・・
そしてアメリカの景気拡大が始まってもう10年(過去最長)になろうとしています。
10年前にインデックスファンドを買い始めた人は薄利と言えど凄い利益になっているでしょうし、そろそろ買うのを止めるか、利確を考える時期です。
それに景気後退入りして株価指数が下がっても、長期投資だから気にせず買い続けるっていう人は素人だけだと思います。
プロは解約に動くし、インデックスファンドが流行の頂点で、これ以上の購入者がいないと、今まで買うだけだったのに、一転、売るだけになります。

まさに一番上で紹介した「世紀の空売り」投資家が言っている「資金の流れがいつか反転すれば、市場は荒れ模様になろう」という状態になります。
前々から言っているように、ETFを日銀がどれほど買おうと長期的には日経平均を上げる効果はありません。
同様に、インデックスファンドがどれだけ株を買おうと、一時的には株価を上げる効果があっても、長期的には必ずファンダメンタルズに収束します。
つまり、インデックスファンド買いでファンダメンタルズが無視されて一時的に割高になっている銘柄(特に糞株)は将来必ず下がる運命であるのに、さらに逆流を始めたインデックスファンド売りがそれを加速させ、凄まじい暴落を起こすかもしれません。

なので、「世紀の空売り」投資家は、インデックスファンドの影響がアメリカよりも少ない日本市場で、尚且つ日本のインデックスファンドも買わないような小型株を大量保有し始めたのではないでしょうか。
「世紀の空売り」投資家が日本の中小型株上昇に期待-8銘柄保有
※この日本の小型株を買う戦略は微妙だと思います。
この人は外需系を多く買っていますが、凄い成長性(例えば村田製作所を成長する前に見出して買うようなレベル)がないと通常はリセッション入りしたら日本の小型外需系は延々下げ続けるだけだと思います。

そしてこのインデックスファンドが証券会社が金儲けするための大事な商品である場合、勿論証券会社はバブルを警告する事はないので気づきにくいという危険がありますし、むしろ証券会社はバブルが弾ける前により沢山の人に売り込もうと営業攻勢を掛けるので要注意です。
また、アナリストも証券会社に雇われていたらこのバブルを指摘してくれません
今回のようにメディアが投資家の意見として報じるようなパターンでしか分からないのでアンテナをしっかりと張っていないといけません。

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