2019-08-17 11:46 | カテゴリ:勉強や投資情報
以下の事は同じような事を言っているようで全然違います。
※数字は適当です。

①5円円高になると日経平均EPSが100円下がる
②5円円高になると日経平均が1000円下がる

①は円高により輸出企業の業績が想定為替レートより悪くなるので、そこから日経平均採用銘柄の業績がどのぐらい下ブレるか計算し、そこからEPSがどのぐらい下がるか計算しているほぼほぼ事実を言っていますが、他の要因により業績が上がる可能性もあるので、100%正しくはありません。
②はEPSが下がることによりそれが日経平均に換算するとどのぐらいになるのかまで計算した理論値を言っています。

①のように言う専門家は信用出来ます。
逆に②のように言う専門家は信用出来ません。
なぜなら、EPSが下がっても株価は上がるかもしれないからです。
EPSが下がると日経平均は下がる可能性が高いだけで必ずそうなるとは限りません。
株価は将来を見越して動くので、業績悪化が底打ったとなると、業績最悪でEPSが下落しても株価は上がるからです。

でも素人からしたら、①のように言う専門家は嫌われます。
素人はEPSが上がるか下がるかなんてどうでもよくて、日経平均や個別銘柄の株価が上がるか下がるかが知りたいので、それをズバリ言ってくれる専門家を求めているからです。

ですので、正しくは
5円円高になると現状では日経平均EPSは100円下がる計算になるが、円高以外の他の要因により100円より下がる事もあるし、上がる事もあり、日経平均に換算すると理論上1000円下がる計算になるが、それ以上又はそれ以下になる可能性もあり、現状のPER、その他の外部環境を加味して判断すると必ず下がるとも言い切れない
となりますが、こんな事をいう専門家は、「結局お前何も分からなくて予防線張りまくってるだけじゃないか!占い師と変わらないじゃないか!!」って相手にもされません。
一番正しい事を言っているにも関わらず!

この素人の「簡単に上がるか下がるかズバリ白黒はっきりしてくれ」という他人任せの弊害が一番出ているのがテクニカルです。

①25日移動平均線で反発する
②25日移動平均線で反発する可能性が高い
③25日移動平均線は価格形成に一切影響を与えない

素人は①を求めているのですが、実際はそんな事はなく③は勿論、②のように言う専門家ですら嫌われます。
カエサル『人間はみな自分の見たいものしか見ようとしない。』

この場合正しくは
根拠がないオカルトなのになぜか日本人は皆25日移動平均線で反発すると信じている人が多いので、もしかしたら反発する可能性が1%ぐらい高いかもしれない。従って1万回繰り返せばエッジ(優位性)がある(=期待値プラスになる)可能性があるが、一回一回のトレードでは1%なんて誤差なので、実質的には25日移動平均線で反発するかどうかは分からない
となりますが、ここでも正しい事を言う専門家は嫌われます。

結果、テクニカルなんてエッジ(優位性)が5%あれば凄い!って世界なのに、なぜか「一回一回のトレードが100%テクニカル通りになる!」みたいな間違ったオカルトテクニカルが流行っています。
※エッジ5%とは100万円投資したら5万円儲かるという事。
※上記は1回のトレードで必ず5万儲かるという訳ではなく、数多く(確率論が収束する回数・・・最低1万回以上)の回数をこなした結果の全合計で5万円儲かっているという事。

まとめると、ファンダにしろテクニカルにしろ、株価の騰落をズバリ断言している専門家(特に短期的に)は信じてはダメで、騙されてはいけないという事です。

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