2018-12-16 09:34 | カテゴリ:勉強や投資情報
昨日に引き続き来週のIPOの後半6銘柄です。

■2018/12/20 (木)

[4424] : Amazia
【市場】東M (情報・通信業)
【事業内容】フリーミアム型マンガアプリ「マンガBANG!」等のサービス提供
【公募】総計:295,500株(公募:240,000株 / 売出:55,500株)売出株式比率:18.8%
【公開価格】1,320円
【吸収金額】4.48億円
【時価総額】43.5億円

【既存株主】VCは7%程度だが、その他も1.5倍でロックアップ解除が多く、売ってきそう。一位二位株主の63%分には解除条項なしの180日ロックアップ
【PER】約23倍 営業利益率10%
【塩漬け評】個人的には電子コミックでトップレベルのシェアを誇るビーグリーで決算暴落を喰らったのでよく分からない電子コミック業界。Amaziaはフリーミアム(無料でも利用可能)モデルに特徴があるが、それはビーグリーのまんが王国にも、イーブックのeBookJapanでも・・・というかどの電子コミックでも行われている。出版社に依存しない横断型でどの出版社の漫画も読めるが、これも他の電子コミックでも行われている。実際使っていないので差が分からない。電子漫画の取次のメディアドゥと契約しており、出資(15万株4.64%)を受けている。電子コミック市場はレッドオーシャンであり、同業他社との比較で割安と成長性を加味しないと投資的には買えない。
・Amazia 時価総額43億 売上24億 営業利益2.4億 利益率10% PER23倍 ※公募株価
・ビーグリー(まんが王国) 時価総額58億 売上91億 営業利益5.2億 利益率8.9% PER18倍
・イーブック(eBookJapan) 時価総額100億 売上135億 営業利益4.6億 利益率4.6% PER100倍
・インフォコム(めちゃコミック) 時価総額1283億 売上230億 営業利益38億 利益率15% PER26倍 ※売上営利はコミック事業のみ抜粋
※パピレスは書籍全般、アルファポリスはライトノベルメインなので除外
公募価格で正にフェアバリューと思うが、人気の電子書籍関連と小型で初値高騰するので投資的には論外。IPOマネゲ的にはあり。

[7671] : AmidAホールディングス
【市場】東M (小売業)
【事業内容】EC通販事業(印鑑及びスタンプを中心とした商材を自社グループサイトを中心としたインターネット通販サイトで販売)
【公募】総計:515,000株(公募:100,000株 / 売出:415,000株)売出株式比率:80.6%
【公開価格】1,460円
【吸収金額】8.64億円
【時価総額】30.6億円

【既存株主】VCなしでロックアップ完璧
【PER】約16倍 営業利益率10%
【塩漬け評】実質子会社のハンコヤドットコムの上場。ハンコのECというニッチ市場で増収増益。ただし成長率は高くなく、過大な評価は出来ない。しかしそれ故に低く寄れば小型でロックアップ完璧と需給が良くマネゲ的には美味しい。

■2018/12/21 (金)

[4427] : EduLab
【市場】東M (情報・通信業)
【事業内容】教育測定技術とAIを活用した次世代教育向けe-Testing/e-Learning事業及びテスト運営・受託事業
【公募】総計:1,440,100株(公募:932,000株 / 売出:508,100株)売出株式比率:35.3%
【公開価格】3,200円
【吸収金額】52.9億円
【時価総額】271億円

【既存株主】VCは3%保有しているが、その他約90%に解除条項なしのロックアップ180日
【PER】約30倍 営業利益率20%
【塩漬け評】テストの運営受託とイーラーニングで、AIやRPAはテストの採点等で活用。元々英検関係の仕事をしていた創業者が旺文社の支援を得て独立した感じ。NTTドコモと資本業務提携しており(第五位42万株5%保有)収益化を目指している。前期の売上が前々期から相当減っており、今季は微増、来期は激増予想をされても根拠が不明。恐らくテスト運営・受託事業の減収をe-Testing/e-Learning事業の増収で補うつもりかと。
51億→34億→39億(予想)→68億(予想)
売上は英検と教育デジタルソリューションズ(旺文社従業員が創業でEduLabに出資)に50%程度依存している。
投資的には会社の予想を信じるなら営業利益率20%でいいと思うが、基本的にIPO直後は割高で株価は下がり続ける傾向になるので、買うなら来季の決算がちゃんと出て確認してから。投機的には中型なのでスルー。

[6232] : 自律制御システム研究所
【市場】東M (機械)
【事業内容】商業用ドローンの製造販売及び自律制御技術を用いた無人化・IoT化に係るソリューションサービスの提供
【公募】総計:2,583,700株(公募:900,000株 / 売出:1,683,700株)売出株式比率:65.2%
【公開価格】3,400円
【吸収金額】101億円
【時価総額】345億円
【既存株主】VCが30%以上保有し、その他売ってきそうな大株主も。1.5倍ロックアップ解除
【PER】赤字
【塩漬け評】業務用ドローンの総合企業。低価格帯や量産品は中国に勝てないので高機能産業用となり、部品や生産は外部となるが、そこからは各種ソフトウェアからソリューション、コンサルまでドローンを使った業務を総合的に支援する。SLAMも自社開発しており、その点ではKudanと同じだが、それをドローン中心に商業展開し、またその他(自動運転等)への展開も視野に入れている。Kudanと同じ1億円の利益を出せたと仮定するとPERは346倍となり、こちらも相当未来の利益を織り込んだ株価設定となっている。そのため時価総額も345億円とこの規模の業績の会社にしては相当大きい。千葉大ベンチャー発であり国家プロジェクトへの参画も多く、売上における割合は26%。また原田物産(出資もしている10位75000株株主)を通じての販売が多く売上の36%に登る。ドローンというテーマ性は十分だが、大型でVC多数の上に赤字企業でさすがに低く寄りそう。1.5倍(5100円)ロックアップ解除まではマネゲで行けそうな気がする。尚、この手のIPOはサイバーダインが思い起こされるが、サイバーダインは自律制御システム研究所よりもVCが少なくて、公募の2倍以上で初値(1.5倍ロックアップ解除された)となり、株価が大幅上昇するまでに三か月(ロックアップ90日の影響?)もの調整期間が必要だった。
とりあえずHPがやたらと凝っててカッコいいが、その分見にくい。

[7047] : ポート
【市場】東M (サービス業)
【事業内容】インターネットメディア事業(キャリア(雇用)、ファイナンス(金融)、メディカル(医療))
【公募】総計:3,194,500株(公募:750,000株 / 売出:2,444,500株)売出株式比率:76.5%
【公開価格】1,480円
【吸収金額】54.3億円
【時価総額】169億円
【既存株主】創業者二人以外上位株主はVCという有様でざっと見ただけで約45%程度VCが保有で、90日ロックアップだが1.5倍解除多数。
【PER】約34倍 営業利益率約19.8%
【塩漬け評】売上は右肩上がりで営業利益率も高いがいかんせん今となっては魅力的な業務内容とは言えない。特化サイト運営によりクライアント企業から成果報酬・広告掲載料を受領するビジネスモデル。創業者の一人はKlabで働いた経験あり。吸収金額が大型の上にVC多数で、正直IPOマネゲ的には公募割れでもしないと論外。

[7037] : テノ.ホールディングス
【市場】東M (サービス業)
【事業内容】直営保育所・受託保育所の運営、幼稚園や保育所に対する保育士派遣、ベビーシッターサービス・ハウスサービスの提供、tenoSCHOOL(保育士養成講座等)の運営
【公募】総計:350,000株(公募:350,000株 / 売出:0株)売出株式比率:0.0%
【公開価格】1,920円
【吸収金額】7.72億円
【時価総額】28.3億円

【既存株主】VCが約17%(20万株)保有でその分は90又は1.5倍ロックアップ解除
【PER】約14倍 営業利益率約3.2%
【塩漬け評】9月に上場予定も取引所から「コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性」を指摘され上場中止から三か月で復活上場も、想定価格4440円から1,900円に57%OFFはキナ臭さを感じる・・・その時はPER28倍だったが、今回は14倍で割安になってはいるが・・・三か月で半額・・・割安?リスク? 小型なのでマネゲ的にはOK。初値高騰でVCは売ってくるだろうが、20万株は気にならない範囲。後はマネゲの雰囲気次第。投資的には保育事業の銘柄は不人気で営業利益率も低くあまり魅力的ではない。ライクキッズネクストのPER9.2倍、グローバルグループの7.5倍と比較しても割高感がある(だったら9月の28倍って超絶割高の価格設定は何だったんだってなりますが)。保育所以外の事業の売上は少ないのでほぼ保育所銘柄と考えてよい。

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