2015-01-17 15:39 | カテゴリ:所見日記
前の記事でゲーム銘柄について書きました。

まとめると以下の通りです。
1.ゲームは飽和状態でもうヒットゲーム出にくい
2.従って、ガンホー、ミクシィのような大相場は起こりにくい
3.しかしながら、「ゲームを出す」で短期マネゲは起こる
4.ただし、ヒットゲームが出て大相場になるなら初動に乗りたいので、そういうゲームはチェック


普段外れてばかりですけど、上記はめずらしく的を得た分析だったと思います。

ゲームはリリースされすぎです。
ユーザがかなり分散していて、各社がパイを奪い合う状況です。
ゲームも次々面白いのがリリースされるので、ユーザは次々と乗り換えるため、課金なんてしません。

そんな中、前から面白い面白いと散々言っていた、スクエニ乖離性ミリオンアーサーがやっと本領を発揮し始めました。
iPhoneトップセールス4位まで来ました!
でもまだインパクトが足りません。
みなさんご存知のようにスクエニは上がりにくい株です。
スクエニ株を上げるためには、最低2位になって、その後2~4位固定されないといけません。

乖離性ミリオンアーサーは恐ろしいスピードでダウンロード数を上げ、現在850万ダウンロードです。
かなり前にリリースされた、ヒットタイトルである、ラブライブが全世界で1000万なので、乖離性ミリオンアーサーの凄さがわかると思います。

しかも、スクエニはその他の変なゲームはテレビCMするくせに、乖離性ミリオンアーサーはなぜかテレビCMしません。
テレビCMしなくても売れると自信があるのでしょうか。

乖離性ミリオンアーサーをやってて思うのですが、中国人ユーザ多過ぎです。
どうして分かるかって?だって名前の漢字が日本で使われていない漢字です。
勿論中国語版はリリースされていません。
面白いゲームには日本語版であろうと、中国人が群がるのです。

スクエニは既に時価総額も結構あるので、今から大相場は期待出来ないかもしれませんが、上記の「4」に一番近いゲームかなと。

さて、今のゲーム銘柄はガーラを中心に動いています。
ガーラは予想外でした。
上記で言えば「3」で終わると思っていたのに、大相場に発展しました。

理由は以下の通りと思います。
1.時価総額が低かった(なんとゲーム銘柄では脅威の28億
2.それをいい事に参戦した仕手が大物だった
3.全世界リリースというなんか凄そうな材料
4.全世界(※日本除く)なので売れているかどうかがよく分からない
※マネゲは材料が分からなければ分からない程よい。(例)日本マイクロの量子電池


そして昨日クルーズストップ高張り付きました。
クルーズはThe Horus Heresyを全世界155ヶ国配信したからです。

ゲームが売れているとかどうでもいいのです。
今は「全世界」がキーワードのようです。

ただし、クルーズはガーラと違い、既に302億の時価総額があり、空売り可能な銘柄です。

その辺りも考えて参戦の有無を決めた方がいいと思います。

上記をまとめると、時価総額が低くて全世界配信ゲームを作る会社の株を買えばいいという事になります。

見つけました!!

アエリア 時価総額62億(※第三者割当増資で67億)
昨年の9月のニュースですが、Golden Age(開発コード)を2015年初旬にリリースし、アジアを中心に世界配信を目指すとあります。

アエリア、新作『Golden Age』の開発を発表

え?赤字企業?業績が良くない?・・・そんな些事を気にする人は投資をしていればいいのであって、投機をしてはいけません。

ちなみにガーラ2億8千万の赤字予想です。
アエリア2億2千万の赤字予想・・・なんだ、ガーラよりいいじゃないですか♪

要は倒産しなければいいのです。
アエリア自己資本比率は87.9%で財務は優秀な会社です。

え?ゲームが面白いのか?流行るのか?・・・そんな些事を気にする人は投資をしていればいいのであって、投機をしてはいけません。

ただ、アエリアの主力ゲームKleeを見る限り技術力はしっかりした会社のようです。

最後に、既存株主が売ってきたら、いかに仕手といえども株価を吊り上げるのは厳しいですよね。
浮動株19.6%(四季報より) ※ガーラは 28.5%
==========
長嶋貴之 1510000(28.6) 会長
小林祐介 1140000(21.5) 社長
自社(自己株口) 430000 (8.1)
タスカンキャピタルLLC 300000 (5.7) アエリアの社長配偶者が100%出資する米国方により設立された法人
SBI証券 80000 (1.6)
自社グループ役員持株会 80000 (1.6)
(株)日本ブレーンセンター 70000 (1.3) ?
小林喜代美 70000 (1.3)

==ここまでで3,680,000/5,299,200株 69.7%==
※2014年3月にあかつき証券に450000株15.8億の第三者割当増資

という事は、現在ではあかつき証券が第三位株主ということでしょうか。
それも考慮した時価総額は67億。
あかつき証券は売ってくるでしょうね。
株価がいくらで売ってくるかによりますが、ざっと5億~10億の売り圧力。。。
また、ここの会長・社長は創業一族というわけではなさそうで、株価が上がれば売ってきそうです(独断と偏見)。

ところで、第三者割当増資の仕組みとかよく知らないのですが、あかつき証券は単純に1株辺り3520円で取得したという事でしょうか。
それは高過ぎませんかね。当時の株価でも2000円行ってなかったです。

↓これが第三者割当増資の詳細
第三者割当による新株予約権の発行に係る払込完了に関するお知らせ

時価総額・世界配信という最近のゲームマネゲ要素はクリアしていますが、既存株主の売り圧力はよく分からないです(´・ω・`)しょぼーん

本決算が2月13日ですので、決算リスクを避けたい人はそれまでそれまで待つのもよいかもです。
2015年初旬リリースっていっても、どうせ「初旬」の定義が1~5月だったり、延期されるのはこの業界の常ですから。

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