塩漬けマンの株奮闘記
脱サラ農家が経済的フリーを目指して投資を始めるも、投機(マネーゲーム)に目覚めてしまい、日々投機を頑張り、ついに農業も辞めて専業投機家になってしまったブログです(`・ω・´)キリッ ただの備忘録日記ですので、銘柄を書いても、買い推奨ではありませんし、むしろ危険なので買わないで下さい。「株価の騰落は神のみぞ知る」で誰も分かりません。裁量トレードは大部分の人に取ってゼロサムゲームどころかマイナスゲームですのでやらない事をお勧めします(´・ω・`)しょぼーん
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2014-12-27 12:43 |
カテゴリ:農業
久々に農業の話しでも。
※以下はある作物に限定した話しです。全ての作物という話しではありません。
こないだある作物の先進地域に視察に行ってきたのですが、つくづく農業は人の言う事があてにならないと思いました。
株と一緒ですね(エッ?!
うちの地域では、JAも県の指導員も、
「有機肥料なんか高いだけで金の無駄。化成肥料を使ったほうがいい」
って感じです。
ところが、その先進地域では、農家は勿論、JAの指導員まで
「有機肥料じゃないと話しにならない。100%有機肥料!」って言っていました。
化成肥料派の言い分はこうです
・窒素、リン酸、カリの成分が大事なのであって、それは化成肥料も有機肥料も同じ事
・だったら安い方がいいでしょ
・さらに作物毎に完璧に成分調整された化成肥料の方が効きがいいでしょ
ではなぜ先進地域では有機肥料を使うのか・・・
ミミズです!!
化成肥料ではミミズが来ませんが、有機肥料だとミミズが来るそうです。
実際土を掘ってみると、ミミズが溢れんばかりに出てきました。
有機肥料をやっても、なんと三日でなくなるそうです。
三日でなくなるはずないのに、なくなる・・・恐らくミミズが食べているらしいです。
有機肥料を食べたミミズの糞が最高の肥料となり、さらに、ミミズの尿は即効性の液肥であり、さらに、ミミズの尿には殺菌作用があるらしく作物が病気にならず、さらにミミズが土を掘ることで団粒化構造となり、作物が育ちやすくなります。
決して消費者が有機肥料を望むから使っているのではなく、あくまで収量を増やすために使っているのです。
ただし、有機肥料は一般的に高い上に、何回も撒いていたら採算が合いません。
労賃だって凄い事になります。
※この先進地域では、恐ろしい事に3日に1回有機肥料を撒けという指導らしいです
尚、別の先進地域では、遅効性の化成肥料を二回やるだけで、有機肥料だけの地域と同じ結果を出している所もあります。
だったらこっちの方が安上がりで労賃も掛かりません。
肥料に限った話しではありません。
うちの地域では、葉欠き・摘芯をほとんどしません。
光合成量を増やしたほうが収量が増えるという考え方です。
また結構な重労働なので、労賃の削減という側面もあります。
ところが視察に行った先進地域では、摘芯を恐ろしいぐらいしていました。
「光合成大丈夫なんですか?」
と聞くと
「光合成に必要な葉は15枚で足りる。それ以上は無駄な葉」
との事でした
摘芯した方が、葉が茂らないので病気にならず、また、上に成長する力が必要なくなるので、結果収量が増えるのです。
農業は株と一緒で正解ってないのですよね(´・ω・`)しょぼーん
株と一緒で自分(地域の風土)にあった投資方法(栽培方法)をしないといけません。
株も農業も日々勉強です(´・ω・`)しょぼーん
■蛇足■
消費者は有機や無農薬を好みますが、それは意味がない事だと思います。
栄養成分的には有機肥料で作られた作物も化成肥料で作られた作物も同じです。
有機肥料で作られた作物は美味しくなるという人もいますし、化成肥料で美味しい作物を作っている人もいます。
無農薬で作物を作ると、作物自体が病気や虫に勝つために、農薬と同じような成分を自ら生成するので、逆に体に悪いという説も出ています。
また、玄米が体に良いというイメージがありますが、玄米だと残留農薬の濃度が上がるので、気をつけなければいけません。
玄米を食べる場合は無農薬がいいでしょう。
日本は法律で農薬の使用濃度や使用回数や使用後収穫してはいけない期間が決められており、その範囲内で使う分には安全性が立証されています。
※だったら玄米も無農薬でなくてもいいという話になりますが・・・
無農薬にこだわるあまり、木搾液等、天然由来の物を使っている場合もありますが、木搾液だって農薬に負けず、体に悪い成分は入っていますし・・・
中国のように、異常に農薬を使いまくっている場合は危険ですが、日本産は基本的に大丈夫です。
※中国も日本に輸出する野菜は農薬等、定められた量で適切に作っているみたいですよ。
要は気分の問題という事です。
肉体的な安心でなく精神的な安心を求める人は有機・無農薬を買えばいいと思います。
ただし、化成肥料・農薬推進派の意見には利権(業者やJA)が絡んでいる点も留意が必要であり、一方、有機無農薬派は宗教的にすらなっています。
なので、色々反論のある方もいるかと思いますが、見解の相違ということで聞き流して下さい。
↓応援クリックして頂けると感謝感激です(´・ω・`)
※以下はある作物に限定した話しです。全ての作物という話しではありません。
こないだある作物の先進地域に視察に行ってきたのですが、つくづく農業は人の言う事があてにならないと思いました。
株と一緒ですね(エッ?!
うちの地域では、JAも県の指導員も、
「有機肥料なんか高いだけで金の無駄。化成肥料を使ったほうがいい」
って感じです。
ところが、その先進地域では、農家は勿論、JAの指導員まで
「有機肥料じゃないと話しにならない。100%有機肥料!」って言っていました。
化成肥料派の言い分はこうです
・窒素、リン酸、カリの成分が大事なのであって、それは化成肥料も有機肥料も同じ事
・だったら安い方がいいでしょ
・さらに作物毎に完璧に成分調整された化成肥料の方が効きがいいでしょ
ではなぜ先進地域では有機肥料を使うのか・・・
ミミズです!!
化成肥料ではミミズが来ませんが、有機肥料だとミミズが来るそうです。
実際土を掘ってみると、ミミズが溢れんばかりに出てきました。
有機肥料をやっても、なんと三日でなくなるそうです。
三日でなくなるはずないのに、なくなる・・・恐らくミミズが食べているらしいです。
有機肥料を食べたミミズの糞が最高の肥料となり、さらに、ミミズの尿は即効性の液肥であり、さらに、ミミズの尿には殺菌作用があるらしく作物が病気にならず、さらにミミズが土を掘ることで団粒化構造となり、作物が育ちやすくなります。
決して消費者が有機肥料を望むから使っているのではなく、あくまで収量を増やすために使っているのです。
ただし、有機肥料は一般的に高い上に、何回も撒いていたら採算が合いません。
労賃だって凄い事になります。
※この先進地域では、恐ろしい事に3日に1回有機肥料を撒けという指導らしいです
尚、別の先進地域では、遅効性の化成肥料を二回やるだけで、有機肥料だけの地域と同じ結果を出している所もあります。
だったらこっちの方が安上がりで労賃も掛かりません。
肥料に限った話しではありません。
うちの地域では、葉欠き・摘芯をほとんどしません。
光合成量を増やしたほうが収量が増えるという考え方です。
また結構な重労働なので、労賃の削減という側面もあります。
ところが視察に行った先進地域では、摘芯を恐ろしいぐらいしていました。
「光合成大丈夫なんですか?」
と聞くと
「光合成に必要な葉は15枚で足りる。それ以上は無駄な葉」
との事でした
摘芯した方が、葉が茂らないので病気にならず、また、上に成長する力が必要なくなるので、結果収量が増えるのです。
農業は株と一緒で正解ってないのですよね(´・ω・`)しょぼーん
株と一緒で自分(地域の風土)にあった投資方法(栽培方法)をしないといけません。
株も農業も日々勉強です(´・ω・`)しょぼーん
■蛇足■
消費者は有機や無農薬を好みますが、それは意味がない事だと思います。
栄養成分的には有機肥料で作られた作物も化成肥料で作られた作物も同じです。
有機肥料で作られた作物は美味しくなるという人もいますし、化成肥料で美味しい作物を作っている人もいます。
無農薬で作物を作ると、作物自体が病気や虫に勝つために、農薬と同じような成分を自ら生成するので、逆に体に悪いという説も出ています。
また、玄米が体に良いというイメージがありますが、玄米だと残留農薬の濃度が上がるので、気をつけなければいけません。
玄米を食べる場合は無農薬がいいでしょう。
日本は法律で農薬の使用濃度や使用回数や使用後収穫してはいけない期間が決められており、その範囲内で使う分には安全性が立証されています。
※だったら玄米も無農薬でなくてもいいという話になりますが・・・
無農薬にこだわるあまり、木搾液等、天然由来の物を使っている場合もありますが、木搾液だって農薬に負けず、体に悪い成分は入っていますし・・・
中国のように、異常に農薬を使いまくっている場合は危険ですが、日本産は基本的に大丈夫です。
※中国も日本に輸出する野菜は農薬等、定められた量で適切に作っているみたいですよ。
要は気分の問題という事です。
肉体的な安心でなく精神的な安心を求める人は有機・無農薬を買えばいいと思います。
ただし、化成肥料・農薬推進派の意見には利権(業者やJA)が絡んでいる点も留意が必要であり、一方、有機無農薬派は宗教的にすらなっています。
なので、色々反論のある方もいるかと思いますが、見解の相違ということで聞き流して下さい。
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