2019-05-26 10:09 | カテゴリ:勉強や投資情報
先週決算情報サイトを作ろうかなって書きましたが、色々事前調査をした結果、断念しました。
決算投資情報サイトでも作ろうかな

以下はSEでないと理解出来ないので、結果だけ言うと
XBRL使いづらいから無理!
って事です。

まず決算情報取得に利用しようとしたのがXBRLというXMLちっくな仕様で、EDINETやTDNETで有報や決算短信の決算データを電子利用しやすいような形式で提供する仕組みです。

しかし・・・これ・・・使えません。
まず、TDNETは過去一か月の情報しか保有しません・・・意味が分かりません。
この仕様を考えた担当者はデータの電子利用という意義を理解していません。
次にEDINETは過去全部のデータを取得出来るのはいいのですが、WEBスクレイピング(プログラムによる自動取得)は出来ないようになっています。
この仕様を考えた担当者はデータの電子利用という本質を理解していません。
尚、アメリカのSECが提供しているXBRLはFTPで一気に全データを取得可能で、本来こうあるべきです。

そこで諦めかけた所に気づいたのが有報キャッチャーという民間企業がやっているサービス。
過去のXBRLを保存・提供してくれているサービスです。

まず利用規約を読むと、XBRLはATOMというXMLベースで保存場所が提供されている模様。
20190519AtomAPI.jpg

試しに上記の通りでWEBアクセスしてみると以下のように、確かにXMLっぽい感じで、XBRLデータへのアドレスが表示されました。
http://resource.ufocatch.com/atom/tdnet/query/6871
20190520有報キャッチャーXML

このファイルを全部見て精査すると、どうもhtmファイルに決算データがあり、ixタグのname属性で識別すればいい事が分かりました。
20190520XBRLデータ

↓とりあえずVisualStudioでASPのプロジェクトを作って、コードの方はこんな感じで、とりあえずアドレス直書きで、アドレス先のXML(Atom)から決算情報の入ったhtmファイルのアドレスだけを取得するようにしました。これはデバック画面で、下の「ウォッチ1」を見たら分かる通り、listHttpに上記画像のhtmファイルへのアドレスだけが格納されています。aって変数はデバッグを一時停止するために入れてるだけです。
20190520VStest2.jpg

んで、いよいよhtmファイルから決算データを抜こうと思ったのですが・・・これが難しい!
htmファイルにhtmlとxmlが両方記載されてるってどういう事?
塩漬けマンがSE時代に勉強したXMLってそんな複雑だったっけ・・・
普通なら.netフレームワークではXDocumentクラスを使って簡単に出来るのですが、以下を見て貰ったら分かる通り、量が膨大で「長すぎて無理です」っていう見た事がない例外エラーが返されました。
20190524XRBLファイル

ていうか、改行しろよっ!
上記画像で「ソース表示」で改行されてるのは有報の方です。決算短信の方はなんと、改行されていないので可読性ゼロですっ!
んで、とにかくixタグに必要なデータがあるのは分かっているので、ixタグ以外全削除して、ixタグのname属性を識別子にしてデータを取り出せるようにしました。

とにかく一つのデータを取り出そうとする度に問題が起きて、解決して次へ進んでいる時に・・・もう限界が来ました・・・
20190524XRBLデータ取得コード

例えば売上データを識別するための識別子がtse-ed-t:NetSalesなのですが、それだけだと前期売上とか予想売上とかも抽出しちゃうので、contextRefって属性も見て、判断しないといけないのです。
↓一つのファイルにこれだけの種類の売上(tse-ed-t:NetSales)があるので、contextRef属性で判断が必要
20190524識別子
一つ一つのデータ(コード、社名、決算期、売上等)取得するのに、何かしらそれぞれ異なる処理が必要(共通でないので共通関数化出来ない)です。
そうじゃなくて、キーを一つ投げたら、データが取得出来るのがデータベース(XML含む)の基本でしょ・・・
これ、XBRLの技術的な仕様書レベルから研究(勉強でなくて研究)しないと、どうやったら一意に効率的にデータを取得出来るのか分からないです。

ここでギブアップしました。
分かってます。XBRLは日本だけでなく国際的な統一規格だし、元がXMLなので、htmファイルだけでなく、xmlファイル・xsdファイルを使ってなんか上手くデータ取得出来るんだろうなって事は・・・でも塩漬けマンにはもう無理でした。
もう株探の決算でいいかな。
むしろ、やっちゃいけないんですけど、株探の決算のHPをWEBスクレイピングして、決算データを取得する方が多分楽です。
※多分個人でやる分には怒られませんが、そのデータで投資情報サイトを作って金儲けをしたら怒られます。
でもそれだと貸借対照表とかのデータがなくて、株探と同等になっちゃうので、やる意味もないですしね。

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2019-05-11 09:24 | カテゴリ:勉強や投資情報
Netflix使ってみて、改めて凄いなと思って、じゃあ同じようなサービスしてる日本の会社はどうだろうと思ったら、U-NEXTがUSENなのですが、株価はかなり厳しい事になっています。

Netflixがあれだけ絶好調ならU-NEXTだって成長してもいいような気がもしますが、もうこの分野ってレッドオーシャンなんですかね・・・
って調べてみたら、Netflixは日本ではかなり苦戦しているようで、以下のサイトに各サービスのユーザ数が載っていました。
上陸から3年…“動画サービスの黒船”Netflixが苦戦する日本市場の壁
20190505netflix01.png

例えばdTVとかNTTドコモのサービスです。
でも動画配信サービスを理由にNTTドコモは買えません。
サイバーエージェントのAbemaTVは視聴者は多いけど・・・ちょっと路線が違いますよね・・・オリジナルに力を入れているのはNetflixもですが、番組制作会社まで持って経費掛けすぎでしょ・・・Netflixは金だけ出して既存制作会社に作らせるスタイルです。
ニコニコ動画のカドカワは・・・先駆者利益が凄いはずなのに、経営が下手過ぎるでしょ・・・配信者からも視聴者からも金を取る強欲スタイルで自滅してるイメージ。ヒカキンさん始め、ニコニコ動画出身でYoutubeに移って大成功している人多数。配信者を儲けさせないと、配信者もいいコンテンツを作ってくれないでしょ。
投資家視点だと、いかにそれで会社が成長するかって視点になるので、この中ならU-NEXTのUSENが時価総額500億なので、検討に値する銘柄となります。

尚、USENの決算説明資料に動画配信サービスのシェアが載っていました。
20190505USENシェア

んで、数字を見てみたら、第2四半期でこんな感じです。コンテンツ配信事業がU-NEXT
20190505USENセグメント

未だ会社の主力に成長出来ていないどころかギリギリ黒字・・・
しかも売上の成長では他の部門に後れを取っています。
エネルギー事業 +132% ※赤字
店舗サービス事業 +48% ※稼ぎ頭
コンテンツ配信事業 +37% ※トントン

店舗サービス事業を軸に、エネルギー事業とコンテンツ配信事業は投資段階で採算度外視でシェア拡大をしているっていう見方をすれば悪くない銘柄だと思います。

ただ、U-NEXTが流行るのか・・・「ビデオ見放題サービス1490」っていうのがNetflixと同じようなサービスで、4アカウントまで同時視聴可能で雑誌もあるのでNetflixよりはいいかなって感じです。
アニメ中心にですが作品を比べたら、やはりオリジナルやNetflix独占等があるので微妙にNetflixの方が良かったですが、ほぼ同じぐらい素晴らしい品ぞろえでした。
尚、dTVやアマゾンビデオは論外という程酷い品ぞろえでした。

品揃えがNetflixに引けを取らないので(アニメしか確認してないですけど)、もう少し安いプラン(「ビデオ見放題サービス1490」っていうプランも裏プランって感じで、2000円のプランがメインで推奨されてます)も作れば、日本では結構流行ると思うんだけど・・・dTVが酷い品ぞろえなのに一位なのは500円と安いからでしょう。
※塩漬けマンみたいな全ての覇権アニメを把握しているオタクなら「あれがある、これがない」とか気にしますが、普通の人は見れるアニメを適当に見て満足で、品ぞろえが悪いって気づいていないし、気にしないので500円とかが払える限界ラインになると思います。知り合いが別の動画配信サービスに加入してるので「何があるの?」って聞いたのですが全然把握してなくて、サービスで提供されている範囲内で視聴して満足していました。

てか、USENって成長市場をしっかり頑張ってて、増収増益でこれは評価が低すぎるようなって思って、こういう銘柄って大体財務諸表が酷くてファンダが最悪なので確認したら・・・本当に最悪でした・・・

↓やってる事はセルフレジ、IoT、スマートレジ、エネルギー、民泊、そして動画配信サービスと時流に乗っているが・・・
20190505USEN事業

↓財務諸表を見て目が点 !!(○ω○;);・・・借金多過ぎ、流動負債が固定資産に迫ってる!!これは毎年ギリギリの経営をしてそう・・・そしてのれん500億っすか・・・
20190505USEN財務

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2019-05-06 08:18 | カテゴリ:勉強や投資情報
10連休株の話題ゼロで、読者も塩漬けマンも完全に忘れていたと思いますが、実はこのブログ、株ブログなんですよ(●´ω`●)ゞエヘヘ
さて、いよいよ明日から市場が開きます。
ダウの位置がやたら高いので怖いという事ぐらいしか懸念がないので、しっかり取っていかないといけません。
追記:今朝トランプ砲が出てCFD等暴落しています。
円が急伸、110円台-トランプ氏の対中関税引き上げツイート後

決算期なので好決算銘柄は狙いますが、今年出遅れている分はマネゲで効率的に稼がないとです。

それで色々準備してて、まだ決算出揃ってないのですが、ソシャゲ開発一覧を更新しました。

20190505ソシャゲ開発一覧

ソシャゲ関連銘柄はとにかく糞決算しか出しません。
アカツキとか成功してる銘柄で好決算を出しても株価は-8%も下がるし、ミクシィがPER6倍と新作ヒット作が出ない限り成長株とは評価されず低PERがフェアバリュー(適正株価)という厳しいセクターでもあります。
アカツキが決算後-8%と落ちた理由って多分こんなところでしょう。
・売上の成長率が酷く鈍化(93%→89%→28%)
※ロマンシングサガがあってこれは失望が大きい
・その他事業が全然売上ないのは投資段階だからいいとしても、赤字が大きすぎ
※ゲーム事業の利益を20%超も食い潰してる
・2019年は他社IPを3本リリース予定だが、タイトル未発表で成長性を評価しずらい
・新作タイトル未発表で成長性が評価出来ないため、前期実績ベースでのPER約9倍はソシャゲセクターでは割高が意識される

ですので、とにかく時価総額の小さいソシャゲ銘柄をマネゲで取るしかないのですが、最近はGW前という特殊事情もあったかもしれませんが、ソシャゲ銘柄糞決算暴落は買いの法則が発動していません。
その辺も意識しながら見ていくと、とりあえず以下は決算が終わっていないので買えません。

オルトプラス 5/9
Klab 5/9
ボルテージ 5/10
ガーラ 5/10
日本ファルコム 5/10
日本一ソフト 5/10 ※ディスガイア長期メンテナンスがどう影響するか
モブキャスト 5/14
アクセルマーク 5/14
イグニス 5/15

マネゲですので一番大事なのは時価総額で、次にヒットしそうなタイトルがあるかと決算後の値動き等で考えると、

バンク・オブ・イノベーション・・・今季新作リリースなしで新作も自社IPなのでゲームの詳細が出てこないと評価出来ない
エディア・・・時価総額20億は素晴らしいが、次のタイトルが『和奇伝愛』では厳し過ぎる・・・
Aiming・・・GW直前決算の黒字転換は販管費抑制の結果で減収なので評価されず、2019年リリース予定2本は未だタイトルも分からず思惑が広がらない。PTSは上がっていたのでGUだと益々買えない
Klab・・・時価総額310億は重く、期待で株価が上がっていた『禍つヴァールハイト』セルランが下がり続けているのでその期待が残っていたら直近は株価は下がりそうだが、次はいよいよビックIPの『スクスタ』が控えているので大底を見極めて拾いたい
enish・・・GW直前に赤字拡大糞決算を出すもPTSが上がっていたのは予想されていた糞決算で通過を好感か?エグザイルの『HiGH&LOW』はマネゲ要素はOKだが、秋と先過ぎるし株価上がると残っているMSワラントが降ってくるのでGDし過ぎたらありだが、PTSで上がっていた通りGUだと厳しいか・・・
gumi・・・時価総額193億は重いが『ザンビ』の事前登録者数がグングン増えている。秋元材料はenishの欅坂の失敗のせいでかなり弱くなってしまったがマネゲ要素はある
ケイブ・・・糞決算暴落は買いの法則発動せず下がり続けているが、逆にいい押し目に見える。まだ正式発表はされていないが岡本さんとAKSで新作ゲームを作るのは増資の使用目的にあるのでほぼ確定だろうし

って感じかなぁ・・・

後は父と娘が和解をしそうな大塚家具(皆覚えてるよね?)がPTSでも+7%でしたが、GW中に続報出てこなかったですね。
所でカリアゲ君がまた火遊びを始めました。
北朝鮮「飛翔体」数発撃つ 距離70~200キロ
長距離弾道ミサイルではないので市場の反応は限定的でしょうが、トランプよく耐えてますよね。
イランとかベネズエラと比べて対応が甘いというか興味がないというか・・・まぁ興味ないんでしょうね。
イランはイスラエルびいきなので潰したいだけだろうし、ベネズエラは近いし、それに比べて北朝鮮は遠いし関わってもメリットないし、もうどうでもいいのでしょう。
ただ、長距離弾道ミサイルとか核開発とかアメリカに実害があるなら、やっちゃうよ・・・ってだけでしょう。

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2019-04-29 09:46 | カテゴリ:勉強や投資情報
Netflixに『マネー・ショート 華麗なる大逆転』があったのでまた見てみました。
一度目はCDOもCDSも区別付かないような知識がない状態で見たので、よく分かりませんでした。
ちゃんと金融知識を持って見ると、やっぱり相当面白い映画です。
最低限以下を知っておけばいいです。

CDO・・・MBO(不動産担保証券)の中でも、焦げ付く可能性が高いサブプライムローン焦げ付かない格付けAクラスとかの優秀なローン混ぜて格付けはAクラスとか実態よりも高い金融商品(債務担保証券)。どうしてサブプライムローンが混ざってるのに格付けが高いのか?格付け会社が手数料欲しさに無審査で適当に銀行の言われるままに高い格付けをしたから。
※ここではMBO≒CDOと考えて読んでください。

CDS・・・債権の保険となる仕組み。保証料(プレミアム)を支払う代わりに債権が破綻した時に損失が保証される。CDO(MBO)でCDSを発行すると、CDOが焦げ付いたら(住宅ローンが破綻したら)損失が保証される代わりに、毎月保証料を払う。要はCDO保有者が保険として購入するべき商品だが、CDOを保有していなくとも売り手と買い手がいれば自由に売買可能で、転じてCDO(だけでなくあらゆる債権)をショートする金融商品と同義となる。

※この二つがアルファベット1文字しか違わないのに、CDOがロング用の金融商品、CDSがショート用の金融商品と真逆なので知らない人は迷うんですよね。

主な登場人物は4陣営です。それぞれに実在のモデルがいるそうです。

医者出身ファンドマネージャ・・・一番最初に住宅市場バブルに気づいた。彼は何千ページと量が膨大過ぎて、作った人ですら読んでいないMBO(不動産担保証券)の目論見書を精査し、バブルである事を見抜きました。しかしそれをショートする手段がない。そもそも「絶対に破綻しない=ショートする意味がない」と思われていましたから。そこで銀行に掛け合い、MBOのCDS契約を行います。住宅ローンが破綻しない限り銀行は保証料を毎月得られ、100%破綻しないので100%銀行が儲かる取引であり、医者出身ファンドマネージャが契約後に会議室を後にすると、「馬鹿だw馬鹿が金を捨ててったぞwwwww」と狂喜乱舞しています。勿論馬鹿は銀行側だったわけですが。彼は他の銀行でもMBOのCDS契約を行い総額13億ドルに及びました。

銀行営業マン・・・金儲けの事しか考えていない銀行営業マンがMBOのCDSを大量に買っている愚かなファンドマネージャ(上記の医者出身ファンドマネージャのこと)がいると仲間から聞きます。しかし彼も住宅市場バブルに気づいていたのです。これはビジネスになると、自らもCDSを営業して手数料で金儲けをしようとしました。住宅ローンが破綻したら自分の勤めている銀行(=CDSの売り手)が破綻するにも関わらず、自分さえ金儲け出来れば良かったのです。

モルガン傘下ファンド・・・上記の銀行営業マンが間違えて電話を掛けたのがここでしたが、このファンドはMBOのCDSに興味を持って銀行営業マンから話を聞きます。しかし、住宅市場がバブルである事が信じられません。彼らは自ら新興住宅地へ出向き、誰が買っているのか?誰が売っているのか?現地調査をしてバブルを見抜きます。何しろ彼らが現場で見たのは、買い主は契約書にペットの名前を堂々と記入し行方不明、ストリッパーが5件も豪邸を買っている、売ってる営業はローン審査等の書類に嘘を書くのを犯罪と認識せず喜んで自白(自慢話で)する詐欺師だったのです。ファンドのリーダーだった男は悪が許せない性格で、公然と政府公認で詐欺が行われている事に怒り心頭してCDSへの投資を決めます。

若い二人の自己資金ファンド・・・大きな取引をするための資格を得るために大手投資銀行に行ってロビーで相手にもされなかった時に、同じくロビーで追い返された上記銀行営業マンが机に置いていった資料からMBCのCDSを知ります。彼らはどうやって住宅市場がバブルである事を知ったのか。実は知り合いに大手投資銀行出身の伝説のトレーダーがいて、彼に聞いた所、確かに住宅市場はバブルで、MBOのCDSは金儲けになると。

こうしてMBO・CDOをCDSを使ってショートした三陣営ですが、その結果は・・・勿論みんな知っていますが、そこへ至るまで死ぬほど苦労します。
何しろ、住宅ローン会社が破綻したので、MBO・CDOは暴落しないといけないのに値上がりするのです。
モルガン傘下ファンドは銀行営業マンを呼びつけて「騙された!詐欺だ!」と怒り狂います。
そこで銀行営業マンはこう言います。
「確かに銀行は詐欺師だ。ただし、ただの詐欺師じゃない。大馬鹿者の詐欺師だ。そいつらが君達(=ショート陣営)の敵(ロング陣営)だ。敵がどれだけ大馬鹿者か知れば君達(ショート陣営)が正しいか分かるだろう」
と、敵(ロング陣営)を知るために住宅ローンの投資イベントが行われているラスベガスへ連れて行きます。
そこで横行していた詐欺まがいの行為にさらなる怒りを持ってCDSの買い増しを決意します。

同じく若い二人の自己資金ファンドも自己資金が尽きかけて、損切するかナンピンするかの岐路に立たされていました。
そして彼らもラスベガスへ行って調査します。
そして確信します。自分達は間違っていないと。そしてナンピンを決意しますが、もう資金がありません。
そこで彼らが手を出したのはA格付けのCDOのCDS。
さすがに格付けが高すぎて、破綻はまずしないと思われていたので、その保証料は激安(=激安でショート可能)でした。
※A格付けのCDOのCDSはさすがに医者出身ファンドマネージャも、モルガン傘下ファンドも買っていませんでした。

・・・って感じで話はクライマックス・・・世界経済の破綻へと向かっていきます。
塩漬けマンも大量ショートする時はこの映画の主人公達になり切って、「おりゃぁ!!世界経済は破綻するんだぜぇえええ!!!」って気合を入れてショートしてますよ。数日で「やっぱや~めた(・・。)ゞ テヘ」って返済していますけど。

もう一回見て思ったのは、やっぱり邦題ミスってますよね。
「華麗なる逆転」っていう爽快劇ではないです。
医者出身ファンドマネージャは出資者・協力者全員を敵に回して、愚か者扱いされて、ファンドを閉じますし、モルガン傘下ファンドのリーダーは住宅市場で行われている巨大詐欺が許せなくて正義のためにショートをしたのであり、その正義のせいで世界経済が破綻し多くの人が苦しむ事に彼自身苦悩します。
若い二人の自己資金ファンドも勝利を確信して大はしゃぎしていたら伝説のトレーダーに「分かっているのかっ!我々の勝利はアメリカ経済の敗北だ。国民は家や仕事や年金を失う。1%失業率が上がれば4万人が死ぬんだ。二度と踊るな!」と怒られ、破綻した直後のリーマンブラザーズ本社へ忍び込んで、そこはあこがれの場所だと思っていたのに何もなく、ただただ虚無感の中でたたずみます。
原題の『The Big Short』か原作の『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』でいいような。

しかし、歴史は繰り返すのでバブルに気づいたらこの映画の主人公達のように、ショートしなきゃですよね。
ビットコインバブルはショートするどころか、バブルで狂喜乱舞した側でしたし。
でもチューリップバブルを超えたと言われたビットコインバブルですが、塩漬けマンが買ったのはビットコイン価格が20万円で、今60万円だから、まだ利益は+200%で余裕で勝利状態です。
※実際は買い増していったので平均取得単価は高いですが。
一方天井の200万円で奇跡のショートが出来たとしても利益は+70%です。
あれ???どこまで上がるか分からないバブルで無限大のリスクを背負ってショートするより、いち早くバブルに乗った方が儲かるね・・・しかも塩漬けマンの20万円ってそれでも遅い方でしたからね・・・

通常のショートの利益(最大でも掛け金まで)ではなく、CDSとかオプションのプットのように、掛金の何倍もの利益になるような金融商品でないとショートの利益はロングには遠く及ばないです。
レバレッジを掛ければいいのですが、それってリスクも同じだけ増えますしね・・・

とりあえずバブル(やばい)と言われているもののリストです。
【アメリカ】学生ローン・・・対策されてるし長年言われてて実際は全く問題になっていない
【アメリカ】自動車ローン・・・長年言われてるけど、自動車は流動性が高いので問題になりにくい
【アメリカ】CLO・・・格付けが低い企業への融資をまとめたローン担保証券(CLO)の残高がリーマン時の二倍に増加(68兆円)
↓米証券化商品残高(出典:日経新聞)
米証券化商品残高
【ドイツ】ドイツ銀行CDS・・・約7500兆円のCDSを発行してるとか・・・でもCDSも規制されてて問題にならないっぽい
【中国】不動産バブル・・・2011年頃から言われてるけど一向に崩壊しないが、空き室5000万戸(別ソースでは4億5734万平方メートル)となり、莫大な金利を不動産会社は払っており、賄うために社債を発行しているが、買い手がおらずついに社債金利が7%を超え15%になっており、住宅価格が下落すると社債の金利が高いだけに打撃が大きくなる。
※もう崩壊しているのかも。温州とか。崩壊して今程度の影響だとしたら中国凄いね。
【中国】シャドウバンキング・・・5年前からヤバイヤバイ言われているけどまだ持ちこたえている。銀行が貸せないヤバい所へ、個人が融資している。民間金融という事で銀行規制を受けずに短期(1年以内がほとんど)高金利融資が行われているが、実際は理財商品として銀行で販売されているし、他にはP2Pでネット企業が仲介をしている。借りているのは上記不動産バブル崩壊の影響で資金繰りが厳しいデベロッパーだったりして、1年でまた借り直して返済に回すという自転車操業が行われている。
※借り手が高い金利を払っても大丈夫なぐらい中国景気が良くなれば問題は起きない・・・そして米中貿易戦争が起きて1年、景気悪化が止まり上昇に転じたとしたらシャドウバンキングも問題とならず、またしても中国凄いねってなる。

イタリアとかスペインとかもなんかありそうだけど、とりあえずこんな感じです。
んで、ここまで長々と書いて結局何が言いたかったのかと言うと、GW暇だったら『マネー・ショート 華麗なる大逆転』見たらいいですよって事です ( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ



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2019-03-16 10:18 | カテゴリ:勉強や投資情報
■3月18日(月)

[7058] : 共栄セキュリティーサービス
【市場】JQS (サービス業)
【事業内容】施設警備、雑踏・交通誘導警備を中心とした警備業
【公募株式数】総計:430,000株(公募:400,000株 / 売出:30,000株)売出株式比率:7.0%
【公募価格】2,100円
【吸収金額】10.3億円
【時価総額】30.2億円
【ロックアップ】VCはいないが大株主の10%ぐらいにロックアップ掛かっていない
【PER】約8倍
【塩漬け評】五輪関連という材料以外は、小型でマネゲるかもねとしか言えない

■3月19日(火)

[1451] : KHC
【市場】東2 (建設業)
【事業内容】事業子会社5社(戸建注文請負、土地仕入及び販売、建売住宅の販売、建築物の設計・施工管理など)の経営管理を行う持株会社
【公募株式数】総計:1,534,000株(公募:200,000株 / 売出:1,334,000株)売出株式比率:87.0%
【公募価格】850円
【吸収金額】14.9億円
【時価総額】33.2億円
【ロックアップ】日本アジアグループが100%株式保有し解除条項なしのロックアップ90日
【PER】約6.7倍
【塩漬け評】これ中型だけど、不人気で低く寄れば、逆にセカンダリーマネーゲーマーに取っては美味しく、ロックアップも完璧なので需給次第の純然たるマネゲになるかもしれない。

[7059] : コプロ・ホールディングス
【市場】東M (サービス業)
【事業内容】建設業界に特化した人材派遣事業を行う事業子会社の管理・運営
【公募株式数】総計:1,400,000株(公募:400,000株 / 売出:1,000,000株)売出株式比率:71.4%
【公募価格】2,090円
【吸収金額】33.6億円
【時価総額】104億円
【ロックアップ】約95%を締める第一・第二株主に解除条項なしの180日ロックアップ
【PER】約10倍
【塩漬け評】中型なのでロックアップの掛かりはよくてもマネゲ的には厳しく、初値それなりには高くなりそうなので投資的にも厳しい。

[4436] : ミンカブ・ジ・インフォノイド
【市場】東M (情報・通信業)
【事業内容】AI、クラウドインプットによる情報生成技術を活用した金融情報メディア(「みんなの株式」等)の運営並びに金融機関向け情報系フィンテックソリューションの提供
【公募株式数】総計:2,740,200株(公募:1,000,000株 / 売出:1,740,200株)売出株式比率:63.5%
【公募価格】1,050円
【吸収金額】33.8億円
【時価総額】131億円
【ロックアップ】ざっと見た感じ約30%以上をVCが保有し、1.5倍でロックアップ解除
【PER】約86倍
【塩漬け評】株探にはお世話になっているけれども、普通にセカンダリーはないね

■3月20日(水)

[7060] : ギークス
【市場】東M (サービス業)
【事業内容】ITフリーランスの働き方を支援し、企業向けに技術リソースのシェアリングを提供するIT人材事業、ならびにIT人材育成、ゲーム・動画制作等
【公募株式数】総計:810,000株(公募:622,000株 / 売出:188,000株)売出株式比率:23.2%
【公募価格】1,930円
【吸収金額】17.9億円
【時価総額】97.4億円
【ロックアップ】約17%保有のVCが1.5倍ロックアップ解除
【PER】約21倍
【塩漬け評】ゲーム(女性向けソシャゲ)の従業員が約半分の148人と一番多く、事業別の売上・利益は前期実績で
IT人材事業:9.2億・5億
IT人材育成事業:1.6億・0.3億
ゲーム事業:12億・1.7億
動画事業:1億・0.1億
インターネット事業:0.1億・-0.8億 ※ゴルフサイト
グローバルリクルーティング事業:1.2億・-0.05億円
となっており、売上も半分はゲーム事業で稼いでいる。※利益が上記を足したらもっと多くなるはずだけど・・・自分で目論見書を確認して下さい。
マネーゲーマーはゲーム事業に目が行くかもしれませんが、まず凄いと思ったのが、IT人材事業の利益率。今季も3Q累計で8億・4億なので、毎年50%ぐらい利益になっているっぽい。フリーランスのIT技術者紹介のプラットフォームなので経費が抑えられている模様。後は売上(沢山のITフリーランス技術者の囲い込みと顧客企業への営業)がどれだけ増やせるか。
ゲーム事業はバンダイやスクウェアと組んでやっていて、レベニューシェアかどうかは分からないが、ヒットしてると言えるのはアイドリッシュセブンだけなのにちゃんと黒字なのは堅いビジネスでやっていそう。オリジナルではやらなさそうなので大ヒットぼろ儲けっていうのはなさそうだけど。
中型なので低く寄ればいいけど、多分初値は高くなりそう。そうなった時に、ソシャゲ銘柄バブルも終わっている現在、しかも利益を上げているのはソシャゲではない会社でPER21倍以上が許容されるのか・・・ただ、働き方改革やシェアリングエコノミーと言われている今では、IT人材事業はソシャゲよりもテーマ性があるかもしれない。

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