2018-06-23 13:51 | カテゴリ:勉強や投資情報
6月第5週はIPOが5つもあります・・・
最近思っているのは、小型は初値が高すぎて、勇気が必要だし、そこからさらに上がるのは相当な有名で期待されている企業であって、めったにそういうIPOはないし、又はZUUみたいによく分からないのです。
つまり、そういうのはセカンダリ参戦しにくいと・・・

逆に、大型とか不人気で初値が低い銘柄こそセカンダリで狙い目なのではないかと。
今回は上記の視点で見ていこうと思います。

尚、参考にしているサイトはコチラです。

■6/26

[9274] : 国際紙パルプ商事
【市場】東1 (卸売業)
【事業】国内外における紙パルプ卸売業
【株数】総計:7,000,000株(公募:7,000,000株 / 売出:0株)
【吸収金額】27.6億円
【時価総額】254億円

【既存株主】大企業が80%近くを保有し、そのほとんどに1.5倍解除のロックアップが掛かっているが、中型なので初値は1.5倍いかないと思われる。問題は20%を保有する867名もの多数の株主でロックアップが掛かっていない
【塩漬評】電子化の時代、紙の需要は減るばかりで斜陽産業、さらに卸売なのにPER13倍は割高過ぎ。20%の株主の売り圧力も気になる。普通はスルーだが、公募近辺で寄れば、メルカリのように1日だけは面白いかもしれない。

■6/27

[4388] : エーアイ
【市場】東M (情報・通信業)
【事業】音声合成エンジン及び音声合成に関連するソリューションの提供
【株数】総計:567,000株(公募:187,000株 / 売出:380,000株)
【吸収金額】6.52億円
【時価総額】48.4億円

【既存株主】解除条項なしのロックアップ90日がほぼ完ぺきにかかっており、既存株主売りは気にしなくていい
【塩漬評】合成音声は面白そうな業務内容で、成長はしていないが今後に期待出来る。それだけに、小型という事もあって、初値が高すぎて買えない奴になりそう。尚、まだ成長前の段階と思われ、利益1億しかないので意味はないかもしれないが、営業利益率25%と、魅力的な数字予想ではある。

[4389] : プロパティデータバンク
【市場】東M (情報・通信業)
【事業】不動産・施設等の運用管理に関するクラウドサービスの提供
【株数】総計:378,000株(公募:210,000株 / 売出:168,000株)
【吸収金額】7.73億円
【時価総額】33.5億円

【既存株主】15%程度のVC出資分が1.5倍解除のロックアップとして売り圧力になりそう。その他は解除なしのロックアップ180日。尚、第一位株主は清水建設33%
【塩漬評】不動産管理業務のITシステムのクラウドでの提供が主業務と思われ、営業利益率は13%であり、顧客の増加がそのまま利益の増加になりそう。ただし、売上は伸びておらず、小型故に初値高すぎでセカンダリは厳しい。業務システムのクラウド提供は直近IPOではオロ、ビープラッツ等、決算で成長を示して、営業利益率が30%近くと優秀なビジネスモデルであれば株価は過剰に上がる傾向があるので、セカンダリは初値高すぎから、株価が落ち着いた所で拾って、決算で成長を示せればチャンスがあるかも。

[4390] : アイ・ピー・エス(銘柄名:IPS)
【市場】東M (情報・通信業)
【事業】フィリピンでのケーブルテレビ事業者向けの国際通信サービスの卸提供及び法人向けインターネット接続サービス(ISP)の提供、日本国内での主としてコールセンターを対象とした音声通信事業、在留外国人を対象とした人材紹介・人材派遣及び求人広告等の提供及びフィリピンでの眼科を中心としたクリニックの運営
【株数】総計:320,000株(公募:320,000株 / 売出:0株)
【吸収金額】14.3億円
【時価総額】90.4億円

【既存株主】ロックアップは1.5倍解除なので、あってないようなもの。中型なのでロックアップ解除近辺での初値となりそう。
【塩漬評】外国企業の日本上場は初値から二倍以上になったハナツアーが思い出されるが、ハナツアーは大型故に公募比+10%と低くより、ロックアップが完璧だった。アイ・ピー・エスはロックアップが1.5倍解除なので需給的に厳しいか。業務的にはよく分からないが営業利益率は16%と悪くない。

[7031] : インバウンドテック
※上場中止

■6/28

[7032] : パデコ
※上場中止

■6/29

[7030] : スプリックス
【市場】東1 (サービス業)
【事業】個別指導学習塾の運営を中心とした、教育サービス事業
【株数】総計:5,532,200株(公募:412,500株 / 売出:5,119,700株)
【吸収金額】152億円
【時価総額】391億円

【既存株主】96%の大株主に解除条項なしのロックアップ90日と完璧
【塩漬評】炎上してサービス終了した中高生専用SNS「ゴルスタ」をやっていた事で有名な会社。
ゴルスタ終了に浮かび上がった闇 残されたアイドルたちは……
これを読んだり、塾の口コミサイトを見る限り、社員(バイト)が未熟な気がするので、また何かやらかしそうなリスクはある。
企業家インタビューで副社長が登場しています。
客に人生の新たなステージ、つまりSPRING(春)を提供する
これによると「海外」と「WEB」で教育市場の縮小をカバーしたいようです。
社長が大部分の株式を売出すのは東証一部上場条件を満たすためか?
成長はしているようで、ロックアップも完璧だし、他の塾銘柄と比べても割高設定ではないので、大型故に公募付近で寄ればセカンダリ突撃はありかもしれない。

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